今や中学生、高校生の必須アイテムとなっている「スマホ」。
が、まだ子供にスマホや携帯を持たせていない親としては
「本当に中学生にスマホは必要なのか?」
って心配になりますよね。
「ラインのグループでいじめにあった」「中高生がスマホ依存になる」なんて話も聞きますし、「子供にスマホを持たせたくない」「本当にスマホは安全なのか?」と悩む保護者の方も多いのではないでしょうか?
というワケで今回は「中高生のスマホ問題」についてまとめてみましたよ。
スマホの所持率やメリット・デメリット、購入する場合のルールや注意点等も一緒に紹介していますので、中高生の子供を持つ人はぜひ参考にしてくださいね。
【目次】
・中学生のスマホ保有率は何パーセント?
・中学生がスマホを持つメリットって?
・逆にデメリットは?
・中学生のスマホ 決めておきたいルールや約束事は?
中学生のスマホ所持率は?持ってるのが当たり前?
まず中学生で「スマホを持っている割合」ですが、2016年に「MMD研究所」が行った調査によると中学生全体の40.9%がスマートフォンを所有している
という結果が出ています。
高校生ならまだしも中学生で4割以上の子供がスマホを持っている!
私が中学生の時代には考えられない数字ですねΣ(・ω・ノ)ノ!
しかも、この中学生というのは「中学1年生、2年生、3年生の全て」ですので、中学3年生のスマホ所持率はさらにあがるはずです。
2015年に文部科学省が行った調査では「中学3年生の78.6%が携帯電話かスマホを持っている」という結果が出ていますしね。
地域によっては「ほとんどの中学生がスマホを持っている」という場所もありますし、今や「中学生のスマホor携帯保有は当たり前」になりつつあるようです。
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中学生にスマホは必要か?メリット・デメリットは?
すれでは、「中学生にスマホを買うべきかどうか」の判断材料として「スマホのメリット・デメリット」について紹介しますね。スマホにはこんな良い面、悪い面がありますよ。
中学生のスマホ メリットは?良い事はあるの?
スマホのメリット1 事件に巻き込まれた時に居場所がわかる
最近は物騒な事件が多くて怖いですよね。いつ誰がどこで事件に巻き込まれるか予想できません。
特に女の子を持つ親は心配ですよね。
しかし、スマホを持っていれば、万が一の際にGPS機能を利用して子供の居場所がわかりますし、子供と連絡が取れる可能性もあります。
子供の命は何よりも大切な物です。
ある意味、親としてはこの機能が1番助かるかもしれませんね。
また、子供が家出をした時も子供の居場所を探したり、コミュニケーションを取るのに使えますよ。
スマホのメリット2 塾や部活などの送迎時に便利
子供が塾や部活、習い事等で帰宅時間が遅い場合、親は「何時に迎えに行けば良いのか」が分からない事がありますよね。受験生の塾の延長はよくある事ですし、部活も大会前になると練習が長くなりがちです。
中には「1時間以上待つ覚悟で早めに家を出てずっと待っている」なんて親もいますが、
正直、時間がもったいないって思っちゃいますよね。
そんな時に、スマホがあれば「何時ごろの終わるのか」を知る事ができますので、保護者としても無駄な時間を使わないで済みますよ。
また、塾等以外にも、家族で外出時にバラバラに行動する時やはぐれた時、友達と待ち合わせをする時にもすぐに連絡が取れるスマホがあるとかなり便利です。
スマホのメリット3 学校や部活のお知らせが届く
中学というよりも高校である事ですが、「高校の急な連絡事項や部活の予定変更等のお知らせ」をラインを使って知らせるという事があります。スマホを持っていない人にはメールや電話等で知らせが行くようですが、部活の変更の場合は先輩部員がうっかり知らせそこねる事もあるようです。
スマホは「連絡手段」としてかなり便利なアイテムです。
現在、中学のお知らせをラインで知らせる場所はあまり聞きませんが、今後「連絡網代わりにラインを使用する」という中学も出てきそうですよね。
スマホのメリット4 友達と情報が共有できる
最近たまに聞くのが「友達は全員ラインのグループ内で色々な情報のやり取りをしているため、スマホを持っていないと話題についていけない」という話です。私的には「スマホを持っている人がライン内でいじめにあうんじゃ!?」と思っていたのですが、どちらかというと「持っていない人の方が仲間外れになりやすい」みたいです。
もちろん「スマホを持っていないといじめられる」というワケではありません。
本当の友達同士ならは「スマホを所持しているかどうか」は関係なく、仲良く遊べます。
が、やはり一部の中学生の間では「スマホのライン」がグループ内の情報共有の鍵となっており、スマホを持っていない人が疎外感を感じてしまいやすいようです。
私たち大人なら「そのくらい平気」と思えるかもですが、多感な時期の中学生に「友達の会話についていけなくても気にするな」とは言いにくいですよね。
ここのところは周りの友達にもよりますし、難しい問題です。
スマホのメリット5 家族のコミュニケーションとしても使える
これまた最近よく聞くのが「家族でライングループを作り、その中で家族とのコミュニケーションを取る」という話です。本当、現在では「家族と毎日ラインで何回もやり取りをしている人」がけっこう多いんですよ。
これなら例えば「仕事で帰りが遅いパパ」も家族の状況を把握できますし、たまに娘や息子が送ってきてくれる写メ(中学生って変な写真を撮って投稿しますよね)に癒されますよ。
スマホを持った事で「家族内のコミュニケーションが増えた」という人もいるくらいですからね(*´ω`*)
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中学生のスマホ デメリットは?悪い面ってどんなとこ?
スマホのデメリット1 成績が下がる
スマホを持った子供の多くは「ゲームやSNS、友達とのライン」に夢中になるでしょう。もちろん、スマホにハマらない子供もいますが、大人の私たちでさえ「暇があったらついスマホを触ってしまう」という事が多いのに、中学生や高校生が夢中にならない事の方がおかしいです。
ですので、特に受験生は要注意。
せっかく買ったスマホが原因で「学力や学校の成績が下がってしまう」なんて悲しいですよね。
が、ここのところは「スマホを使える時間」等をしっかりと約束・管理する事で成績が下がるのを防ぐ事ができますよ。
スマホのデメリット2 高額課金の請求が来る?
子供にもよりますが、ネットゲームに何万円も課金して「高額な請求が来た!」という話もありますよね。特に男の子はゲームにハマりやすい傾向があります。
「保護者設定」で課金ができないように行うか、「ゲームは絶対にしない」と約束させるかの対策が必要ですね。
スマホのデメリット3 視力低下の可能性がある
スマホからは「ブルーライト」が出ており、その光を長時間見続けると、とても目に負担がかかります。「スマホ中毒で視力が落ちてきた」という大人もいるくらいです。
普通にスマホを使うだけならブルーライトの影響は気にする程でもないですが、依存レベルで長時間スマホを使い続けるとなると、やはり視力低下等の心配が出てきますよね。
スマホをする時は「長時間スマホを触らない、依存しない」ためのしっかりとしたルール決めが必要ですね。
中学生にスマホは必要なの?
さて「中学生にスマホが必要かどうか」ですが、私的には周りの友達がみんなスマホを持っているなら「条件付きで買ってあげても良いんじゃないかなぁ」と思います。特に親が気になるのは「スマホを持つ事でいじめに合わないか」「スマホに依存してしまわないか」「料金はどのくらいかかるのか」という事だと思います。
いじめに関しては、どちらかというと「むしろスマホを持っていないと仲間に入りにくい」という事の方が多いです。
スマホを持っているからといって「いじめに合う」というのはほぼ無いので安心してくださいね。
あと、依存については最初に「ルール」をしっかり決める事で防ぐ事ができますし、料金に関しては「格安スマホ」を利用したり、「親が使っていたスマホを使わせたり」で費用を抑える事ができますよ。
もちろん、家庭の事情や教育方針があるでしょうので「まだ必要ない!」というのでしたら無理に買う必要はありません。
その際は「スマホを持てない事に対するストレス」を子供は感じると思いますので、そこのところをうまくフォローしてあげると良いですね。
中学生のスマホ ルールや注意点は?
それではもし「中学生や高校生の子供にスマホを買ってあげる事にした」場合、どのようなルール・約束が必要か紹介しますね。もちろん、家族の事情によって守る事は異なりますので、以下に紹介しているルールを参考に「あなたの家族にあった決まり」を決めると良いですね。
スマホのルール1 購入する前に条件を付ける(本当は買いたくない場合)
子供が「スマホを欲しい」と言ってきた時、もしあなたが「本当は子供にスマホを与えたくない」と考えているなら、最初に「買うための条件」を決めるのも手ですよ。例えば
・テストの平均点が10点UPする事
・試合で優勝する事
・毎日お手伝いをできたらOK(最低1ヵ月)
・高校生になったら購入可
子供からしても、ただ「まだ早い」だけでは納得できない物です。
目標や購入してもらえる時期が明確にわかると、納得しやすいですよ。
もちろん、この条件は「いずれ買う事前提」ですので、子供が頑張れば達成できる範囲で目標を決めてあげると良いですね。
また、「そろそろスマホを買ってあげようかな」と考えている親も、この機会に子供に勉強をさせるチャンスです。
うまく利用して子供のやる気を引き出してあげましょう( ̄ー ̄)ニヤリ
スマホのルール2 購入後の約束事も最初に決めておく
何事も最初が肝心です。子供が「スマホを欲しい」と言ってきた時点で「スマホの使い方ルール」を決めておきましょう。
途中からルールを決めると子供も反発しやすいですが、最初にきちんと約束事を決めておくと、子供も納得しやすいです。
できたら「署名付きの約束を書きだした誓約書」を作り、見える場所に貼っておくのがおすすめですよ。
そして、もし子供が約束事を破ったら「スマホを一時的に預かるor場合によっては解約」してしまうと良いですね。
スマホのルール3 成績が下がったらスマホ没収
基本中の基本です。特に受験生がスマホに夢中になって勉強に身が入らないのでは話になりません。
必ず「成績が落ちたらスマホも没収」と話を行い、実際に「何番以下になったら」「平均点が何点下がったら」等の条件を付けて置きましょう。
スマホのルール4 スマホを自室に持ち込まない
子供が学校から帰宅した後ですが、「親が目の届く指定の位置」にスマホの置き場所を作っておくと良いですね。スマホを依存させないためにも「部屋への持ち込みは禁止」です。
依存しない子は大丈夫ですが、もし依存するタイプの子供だった場合、部屋へ持ち込んだら寝る時間を削ってスマホのゲーム等で遊ぶ可能性があります。
それらを予防する為にも、しっかりと「家でのスマホの置き場所」を決めておきましょう。
また、念の為に「トイレや洗面所」等の親の目が届かない個室に持ち込むのも禁止しておいた方が良いですね。
スマホのルール5 ○時以降は携帯に触らない
9時でも10時でも良いのですが、「何時以降は携帯に触らない」というルールも必要です。やはり依存体質の子供は時間を決めておかないと何時まででもスマホで遊びたがります。
「何時以降」は親の寝室等「絶対に子供の手が届かない場所」に置いておくとさらに安心ですよ。
具体的に「何時まで」にするかは家庭の事情に合わせて決めてくださいね。
スマホのルール6 パスワードでロックしない
スマホは「パスワードや指紋認証」でロックする事ができますよね。少なくとも中学生の間はそれらの「ロック」はしないように約束しておきましょう。
子供も思春期ですから親に見られたくない物もあると思います。
が、ロックまでされたら「子供が何をしているのか」判断が付きませんもんね。
スマホのルール7 ゲーム、アプリを勝手にダウンロードしない
ゲームやアプリ関連もきっちりと約束事を決めておいた方が良いですね。・ゲーム&許可したアプリ(ライン等)以外禁止
・ゲームをするなら1日1時間まで
・もちろん課金は絶対に禁止。1度でも課金したら携帯は没収
・新しいゲームやアプリをダウンロードする時は親に確認する
・成績が下がったらゲーム禁止
ゲームに関しては「絶対に禁止」でも良いですし、「一部だけ許可(もちろん範囲を決めて)」でも良いと思います。
ここら辺も家庭の考えでルールを決めると良いですね。
スマホのルール8 ラインの通知をOFFにする
こちらは有っても無くても良いルールですが、もし「ラインを頻繁に行って通知音がうるさい」という場合には「通知OFFルール」を決めても良いですね。特にラインのグループに入っていると、子供が会話に参加していなくても、他の子供の会話で1分間に何回もスマホがピコンピコンとなり続ける事があります。
少しなら気になりませんが、長時間続くとイライラしますよね(笑)
特に女の子のグループはお喋りですので、念のために通知OFFルールを決めておいても良いかなぁと思います。
スマホルール9 利用料金はお小遣いからひく
こちらも家庭によって有っても無くても良いルールです。元々の子供の小遣い料金にもよりますが、このルールを決めておくと「子供がゲームで課金する」「スマホを使いすぎる」という事はないと思いますし、スマホ自体も大切に使ってくれますよ。
もし、元々の子供の小遣いが少ないようなら、スマホ購入に合わせて少しだけお小遣いをUPしてこのルールを使ってみても良いですね。
中学生にスマホは必要か?メリット・デメリット、所持率や使用ルールまとめ
いかがだったでしょうか?現在はスマートフォンを所持している中学生が当たり前になってきており、子供間での重要なコミュニケーションツールになっています。
個人的には、もしお子さんの周りの友達が皆スマホを持っているなら、条件&約束付きで買ってあげても良いのかなぁと思います。
もちろん家庭によって考え方はそれぞれですので、よく子供さんと話し合って、スマホを買うか買わないか決めると良いですね(*´ω`*)