色々なトッピングを楽しめる納豆ですが、なんと北海道や東北地方には「砂糖」を納豆にかける習慣があるのだとか!
砂糖に納豆・・・果たして美味しいのでしょうか?
今までマヨネーズやお酢やキムチやらは試してきましたが、砂糖は試したことがありませんでした。
納豆好きな私としては、試してみたいところです。
というワケで今回は「納豆に砂糖」をかけて食べてみましたよ。
果たして美味しいのか、それともマズいのか・・・納豆好きな皆さん、要チェックですよ!
納豆に砂糖を混ぜたら粘りがスゴイことに!
納豆に砂糖を入れて混ぜてみた
さて、それでは納豆に砂糖を入れてみようと思います。砂糖ドン!
スプーン一杯入れてみました(小さじ2くらいの量)。
甘党なので多めでも気にしない。
次にお箸でぐるぐるとかきまぜます。
↑30回混ぜてみました。
見た目的には普通の納豆とかわらないですよね。
100回混ぜたら粘りがスゴイことに
さらに70回混ぜて、合計100回混ぜてみます。*砂糖ありで100回混ぜた納豆
かなりネバネバが出てきましたね!
以前「納豆は何回かき混ぜたら美味しいのか試した(砂糖なし)」時の100回時点での納豆の画像はこちらですので↓
*砂糖なしで100回混ぜた納豆。
比べると「砂糖ありで100回混ぜた納豆」の方がパックについているネバネバの線も多く、より粘り気が増しているのがわかります。
さらに、この納豆をお箸で伸ばしてみると・・・
お~、ネバネバの糸がスゴイです。
ここからさらに伸ばします。
びよ~~~~~~~ん
なにこれ楽しい!
30cm以上も糸が切れずに納豆が伸びましたよ~♪
納豆の妖精であるゆるきゃらの「ねば~る君!」に負けないくら伸びます。
納豆砂糖を食べてみた
納豆が伸びることに興奮してしまいましたが、肝心なのは「味」ですよね。納豆砂糖を食べてみたら・・・
う~ん「少し甘い納豆」といった感じでしょうか?
正直、あんまり美味しくありません。
これなら普通に食べた方が美味しいような・・・。
仕方がないのでタレをかけてみました。
以前500回くらい納豆を混ぜた時は、タレをかけると納豆のネバネバが少なくなったのですが砂糖を入れていると粘りが落ちません。
ものすご~く伸びます!
そして「タレ付き砂糖納豆」を食べてみると・・・
おいしい!!
砂糖とタレが絶妙に混ざって美味しいです!
砂糖だけだと正直
「砂糖醤油の味」といいましょうか?
お餅に砂糖と醤油をかけて食べる時の味ですね。
砂糖醤油好きな人なら絶対美味しい味です。
そして、最後はご飯にかけて食べる!
ヤバい、おいしい!
「ご飯+砂糖」になるので、糖質多すぎでダイエット的にはアウトですが、おいしければそんなの関係ありません。
ごちそうさまでした!!
あ、ちなみに「納豆を500回混ぜた時の記事」はこちらからどうぞです。
↓↓↓
納豆は何回混ぜるのが一番おいしいの?500回混ぜてみた!
納豆は何回混ぜるのが一番おいしいのか、実際に500回かき混ぜて食べ比べしてみました。比較した回す回数は「0回、10回、30回、100回、200回、400回、500回」。納豆を少しでも美味しく食べるために、ぜひ読んでみてください。
納豆砂糖のネバネバが強くなる理由は?
でも、なぜ納豆に砂糖を入れたら、このようにネバネバが増すのでしょうか?実は砂糖はとても保水力に優れた物質で「水分を吸収して固める働き」があるんです。
例えば「シャボン玉の液」を手作りする時、シャボン玉が割れにくくするために砂糖を加えるのですが、これは砂糖を入れたことにより液の粘度が上がるから。
同じように納豆に砂糖を加えることで、ネバネバ成分である「ポリグルタミン酸やムチン」の粘度が上昇して、より切れにくい粘りのある糸に変化するんです。
納豆に砂糖を入れる県ランキング
さて、東北地方に「納豆に砂糖を入れる習慣があると記述したのですが、特に多い県はどこでしょうか?全国で「納豆に砂糖をかけて食べるかどうか」のアンケートをとったところ「砂糖を入れて食べることがある」と答えた県民が多かった順は・・・
- 新潟県
- 北海道
- 山形県
だったとのこと。
少し前に秘密のケンミンショーで「鳥取県のスタミナ納豆(砂糖入り)」が紹介されていましたが、東北地方の方が納豆に砂糖をかけて食べる習慣が多いみたいですね。
なぜ東北や北海道では納豆に砂糖を入れるの?
でも、なぜ東北地方では納豆に砂糖を入れるのでしょうか?寒い東北地方では納豆を発酵させる温度に保てません。
十分に発酵させることができなかった納豆は粘りがイマイチ。
そこで、納豆に砂糖を入れて「足りない粘りを補っていた」という説があります。
上述したように、砂糖は納豆の粘度を高める働きがあります。
今なら全国どこでも美味しい納豆を食べられますが、昔は「全国どこでも」は難しいですよね。
そこで昔の人は知恵を絞って、納豆に砂糖を入れ「より納豆をおいしく食べる工夫」をしていたのでしょう。
おばあちゃんの知恵袋というか、昔の人の知恵ってスゴイですよね!
また、その他にも東北地方は甘い味付の食文化があるので、粘りは関係なしに「ただ単に甘くして食べたいから」という理由で砂糖を入れていたのでは?とも言われていますよ。
納豆砂糖の作り方
最後に今回作った「納豆砂糖」のレシピを紹介です。とはいっても、とっても簡単。
- 納豆に砂糖を入れる(好みで小さじ1~大さじ1くらい)
- 納豆を好きな回数かき混ぜる
- 付属のタレをかける
- 好みで「醤油、わさび、きなこ、お酢、キムチ、オリーブオイル、マヨネーズ、からし」等を追加する(個人的にはきな粉が好き)
- ご飯に盛り付けて食べる。ご飯だけではなくパンに塗ってトーストしたり、焼いたお餅につけて食べても美味しいです。
ちなみに「秘密のケンミンショー」では鳥取の「スタミナ納豆」として、「生姜とにんにくを入れでごま油で炒めた鶏ひき肉に、醤油・砂糖・ネギ・タバスコ」をかけてまぜる料理が紹介されていました。
こちらはこちらで美味しいです!
砂糖に納豆を入れるまとめ
いかがだったでしょうか?納豆に砂糖を入れると粘りが出て美味しくなることがわかりましたね。
糖分が増えるのでダイエットには不向きですが、味はとても美味しくなります(タレをかけたらだけど)。
ぜひ一度試してみてくださいね。
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