玉ねぎがヌルヌルなのは腐ってる?食べられるかどうかの見分け方!

玉ねぎがヌルヌルで茶色なのは腐ってる?
 

「玉ねぎがヌルヌルしてるんだけど、これって傷んで腐ってるの?」

「玉ねぎがねばって、しかも茶色!食べられるの?」

「腐った玉ねぎと食べられる玉ねぎの見分け方は?」

 

料理によく使う食材の1つといえば玉ねぎでしょう。

カレーに煮物に、炒め物。色々な料理で使うので、玉ねぎを常備している家も多いですよね。

わが家も玉ねぎは常にストックしているのですが、その玉ねぎを切った時に「中がぬるぬるしている!しかも玉ねぎを切ると薄い膜みたいなものがあり、切りにくい!」なんてことが時々あります。

いったいこのヌルヌルの正体は何なんでしょう?腐っているのでしょうか?

もし腐っているとしたら、食べたら大変ですよね。

 

そこで今回は「玉ねぎがヌルヌルしている理由」をご紹介。

 

また、傷んで腐った玉ねぎと食べられる玉ねぎの見分け方、新鮮な玉ねぎの目利き方法もまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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玉ねぎがヌルヌルする理由は?薄い膜の正体は何?

玉ねぎのヌルヌルは腐ってる?

玉ねぎの皮を剝いた後に、「ぬるっと滑る部分や薄い膜のような部分がある!」という時ってありますよね。

結論から言うと、このヌルヌルは腐っているワケではありません

表面のヌルヌル・ブヨブヨした手触りから「これ腐ってるよね!?」と勘違いして捨ててしまうのはモッタイナイです。

というのも、このヌルヌルの正体は「玉ねぎの旨味成分」だからです。

玉ねぎの旨味成分って?

というのもの、玉ねぎには「糖類」に分類される以下の2つの成分が含まれています。
  • セルロース
  • ペクチン
この2つの成分が複合し、玉ねぎの水分と混ざり合ったものが例のヌルヌルの正体になります。

玉ねぎって火を通すと甘くなりますよね。特に新玉など、炒めただけでもかなり美味しくなります。

それはこの「セルロースやペクチン」といった旨味成分が含まれるからなのです。

ヌルヌルを捨てると、せっかくの旨味成分を一緒に捨ててしまっていることになります。

なので、少しくらいのヌルヌルでしたら気にせずそのまま料理して大丈夫。

そちらの方が美味しい料理ができあがりますよ♪

玉ねぎがジュクジュクするのは腐ってる?

先ほど「玉ねぎのヌルヌルは旨味成分だから食べられる」と書きましたが、いくら旨味成分のヌルヌルでも、食べられる玉ねぎのヌルヌルには限度があります。

というのも、あまりにのジュクジュクし過ぎている玉ねぎは腐っている可能性があるからです。
  1. セルロースやペクチンの複合物質に水分が交ざるとヌルヌル発生(食べられる)
  2. 交ざった水分が傷むと、ジュクジュクになり腐る(食べられない)
この段階になると、玉ねぎは腐っています。

食べるとお腹を壊して下痢になる可能性が出てくるので食べるのはNG。

残念ですが捨ててしまいましょう。

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腐った玉ねぎの見分け方。食べれる?食べれない?

それでは、「腐る前のヌルヌル玉ねぎ」と、「腐った後のジュクジュク玉ねぎ」はどうやって見分ければいいのでしょうか。

見分ける方法は以下の通りです。

玉ねぎの全体が腐っている場合

  • 玉ねぎ全体が茶色に変色している
  • 軽く触っただけで表面がジュクジュクし水分が出てきている
  • 明らかに腐ったイヤなニオイ(異臭)がする
この状態の玉ねぎは、全体で腐敗が進んでいます。食べずに丸ごと捨ててしまいましょう。

ちなみに玉ねぎは中心から痛むもの。新鮮な玉ねぎの場合、表面の茶色い薄皮はパリパリに乾燥し硬いです。

「玉ねぎを上から見て中心の軸部分」を軽く押して柔らかさやへこみがあれば、全体が腐っている合図ですよ。

玉ねぎの一部が腐っている場合

  • 玉ねぎを切った時に一部だけ茶色に変色している
  • 茶色の薄皮に黒いカビが発生している
玉ねぎを切った際に一部だけ茶色に代わっているのは、「りん片腐敗病」という病気になっているだけかもしれません。

この場合、茶色の部分だけ切り離し、他の部分は食べてOKです。

ただし、先ほど記述した「全体が腐っている玉ねぎの特徴」が1つでもあれば食べるのはヤメテおきましょう。

 

また、玉ねぎの外側の薄皮に黒い粉のような物が付着しているのは、黒カビです。

「え?カビって危険じゃない!?」と思われるかもですが、皮を剝き黒い部分を全て水で洗い流せるのなら他の部分は食べてOKです。

ただし、カビのが内側の白い部分まで入り込み、内側が黒くなっているなら食べずに捨ててしまいましょう。

腐っていないヌルヌル

  • ヌルヌルするけど可食部分は硬い
  • 茶色に変色していない
一部がヌルヌルとしたぬめりがあるけど、可食部分は硬くブヨブヨしていないし、変色や異臭もない。

その場合、そのヌルヌルは「うまみ成分」です。食べてしまって問題ないので、そのまま調理してしまいましょう。

ちなみに玉ねぎの外側にある茶色の皮は、乾燥した繊維ですので、この部分が腐ることはないですよ。

新鮮な玉ねぎの選び方

おいしいたまねぎの見分け方をドアップで解説

これまで腐った玉ねぎの見分け方を紹介してきましたが、次に「買い物時にチェックしておきたい新鮮な玉ねぎの見分け方」をご紹介。
  • 表面が丸く、デコボコ(ぶつけた跡)がない
  • 表面に傷がない
  • 外側の皮にツヤがある
  • 外側の皮に黒カビが発生していない
  • 全体的に乾燥している
  • 玉ねぎの頂点に芽が出ていない
  • 玉ねぎの中心を軽く押してへこまない
  • 玉ねぎを持った時に重みがある(軽い物は傷み中が空洞になっている可能性あり)
ここら辺を意識して選ぶと、「包丁で切ったら中が腐っていた!」なんてことはないですよ。

あと、玉ねぎは重みがあり硬くしまっている方が水分たっぷりで美味しいですよ♪

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玉ねぎの保管方法 日持ちさせるには?

丸ごと保管する場合

玉ねぎは意外に腐りやすい野菜でもあります。

少しでも長く日持ちさせたい場合、中身が腐ってしまわないように「風通しが良い常温の場所」に保管するようにしましょう。

その際、できたら1個ずつ新聞紙に包むか(湿気とりのため)、そのままネットに入れて吊るせるとさらに日持ちがしますよ。

 

ただし、温度が高くなる夏場は常温でも腐りやすくなるので、冷蔵庫に入れて保管しましょう。

また夏以外の春・秋でも「室内の温度が高くなりがち」という場合には、冷蔵庫の野菜室に入れておいた方が無難かなぁ、と思います。

わが家の場合は6月~9月の湿気や湿度が高くなる時期は冷蔵庫ですよ。

使いかけの場合

1回で玉ねぎ丸ごと使ってしまえれば良いのですが、大抵は余ってしまいますよね。

その場合、切り口に空気が触れないようにキレイにラップし、冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。

冷凍保存も可能

実は玉ねぎって「冷凍保存」も可能です。
  1. 玉ねぎを切る(薄切りやみじん切り)
  2. 加熱する(フライパンで炒める or 電子レンジでチン)
  3. フリーザーバッグやジップロックに入れ冷凍庫で保管
  4. 使う時は解答せず、凍ったまま料理に入れてOK
忙しい時に冷凍玉ねぎがあると、ちょっとした時短になり便利ですので主婦の皆さんは一度お試しあれ。

保管期間は?

玉ねぎの状態と保管状況しだいでもありますが、一般的には常温で約2ヵ月は持ちます。

保管状態が良ければもっと長く持つでしょう。

ただ、夏場は湿気・湿度が高くなり腐りやすくなるので冷蔵庫に入れていても1ヵ月以内を目安に使ってしまうようにしましょう。

玉ねぎのヌルヌルは傷んでいる?まとめ

いかがだったでしょうか?

玉ねぎがヌルヌルするのはうまみ成分が水分と混ざり合っているからなので食べれますよ。

ただし、変色し異臭がしたりジュクジュクに柔らかくなっている場合は腐っているので食べるのはNG。お腹を壊してしまうので破棄しちゃいましょう。

逆に言えば、少しヌルヌルになっているだけでしたら食べても問題ないです。

美味しい玉ねぎ料理を作ってくださいね。

 

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