ふとしたときに気になる水垢。
鏡や車、お風呂場など、生活の様々なところで水垢が目立つ!という経験をしたことのある方も多いと思います。
水垢って見た目に悪いだけでなく、放置しておくとなかなか取れなくなってしまうから大変ですよね。
ゴシゴシタオルで擦って、より汚くなった…なんていう残念なことにならないためにも、水垢対策はしっかり知っておく必要があります。
そこで注目したいのがサンポール。
サンポールってトイレ用洗剤の?と思いますよね。
実は、サンポールで水垢が見事に落ちるというウワサがあるのです!
そこで「鏡や車、お風呂の水垢にサンポールは効くのか、使っても問題ないのか」についてまとめてみました!
サンポールで水垢が落ちる!?鏡の水垢を落とす方法は?
鏡の水垢の落とし方
「洗面所やお風呂場などの鏡、水垢がつきすぎてよく見えない!」なんていう状態になっていませんか。
そんなときは、サンポールできれいに水垢を落としていきましょう。
やり方はとても簡単。
サンポール原液を鏡全体に塗り、その上からラップをかけて乾かないようにしてください。
このまま2~3時間放置し、その後はスポンジやタオルなどでこするだけでOKです。
しつこい水垢汚れがかなりきれいになるのが分かると思いますよ。
鏡に使う場合の注意点
サンポールで鏡の水垢はきれいにできますが、使う際に注意をしてほしいことがあります。それは、鏡以外の場所に液がかからないようにするということです。
酸性洗剤であるサンポールは、金属部分についてしまうとサビや腐食の原因となってしまうことも。
また、樹脂部分につくとその個所を劣化させてしまう恐れがあるので、鏡にのみつけられるように気をつけながらかけていきましょう。
不安な場合は、シートで覆うか、水を出しながら液を塗るようにすると他の部分に付着してしまうのを避けることができます。
サンポールで車の水垢を落としてもOK?掃除方法は?
車の水垢は落としにくい!?
車の水垢は、イオンデポジットやウォータースポットと呼ばれていて、これらは雨によるものや洗車によってできる白い斑点やうろこ状の輪のことを指します。特に洗車後は、水道水の中に含まれるカルシウムなどのミネラルが跡となって残りやすく、きれいにしたはずなのに洗う前より汚れてしまった…なんていう残念な結果になりがちです。
そうならないためには、洗車後しっかりと拭き取ることが何よりも大切。
ただ、雨による水垢はどうしても防ぐことができませんよね。
特に屋外駐車をしている方だと、愛車にできてしまった水垢にがっかりすることもあると思います。
これらの水垢は、除去せず放置してしまうと蓄積してしまい、太陽光に含まれる紫外線により塗装を侵食する原因となってしまいます。
あまりにひどくなると、表面的にデコボコとした水垢が目立ってしまうことも。
愛車を水垢から守るためには、早めに水垢を対策することが重要となります。
車の水垢にサンポールは使える?
塩酸が含まれているサンポールは、炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムを含む車の水垢に対して有効と言えます。ですが、塩酸は鉄やステンレスなどの金属類に触れると劣化を進める原因になることも。
使用量や放置時間を誤ると車の塗装が剥げてしまったり、変色してしまったりする危険性があるのです。
そのため、サンポールで車の水垢を除去する際には、金属部分に付着が残らないように大量の水を使って洗う必要があります。
うっかり洗い残しをしてしまうと、いつの間にか車のボディが劣化しているなんてことになりかねません。
また、酸性は揮発しやすいので洗い残しがよく分からなくなることがデメリットと言えます。
そのため、車にサンポールを使用するなら自己責任で行ってください。
新車の場合や、高級車の場合はサンポールの使用は極力控えた方がよいと思います。
車の水垢落としならクエン酸と重曹も使える
イオンデポジットやウォータースポット対策には、クエン酸が有効です。クエン酸にはミネラルを包み込んで吸収するというキレート作用があるため、カルシウム分を分解してくれる効果があります。
これによって、車にできた水垢は落ちやすくなっていきます。
クエン酸が用意できない場合は、重曹でもOKです。
重曹を水で溶いてクリーム状にし、車のボディに塗り込んでいくと水垢はきれいに落とすことができます。
放置時間としては10分程度で十分です。
仕上げにクロスできれいに拭き取り、水でよく洗い流せばピカピカのボディを取り戻せるようになりますよ。
サンポールでお風呂の水垢は落ちる?方法は?
お風呂の水垢の落とし方
トイレのサンポールは、お風呂場に使うことも可能です。気になる水垢部分にサンポールをかけて、2~3分放置してください。
次第に水垢が溶け出すので、あとは洗い流すだけでOKです。
固まってしまった頑固な水垢も、サンポールなら見事溶かしてくれますよ。
気になる場合は、ブラシでこすりつつ水で流すようにしてください。
お風呂にサンポールを使う際の注意点
お風呂場というと、壁や天井も掃除したくなりますよね。ですが、顔より高い位置にかけるのはできるだけやめておきましょう。
サンポールは液状の酸性洗剤なので、垂れて顔や目についてしまうとかなり危険です。
サンポールを使用するのは、浴槽の中や排水溝、お風呂場の鏡や椅子などに留めておいた方がいいですよ。
その際には、鉄やステンレスが使われている部分でないかも確認してから使用してくださいね。
また、お風呂場のような狭い箇所でサンポールを使用する場合は換気をしっかりすることも忘れないようにしてください。
まとめ
サンポールは水垢にも効果があるということが分かりました。トイレの掃除用洗剤だと思っていましたが、他の生活部分にも使えると思うと嬉しいですよね。
1つ買ってはみたけれど、なかなか使い終わらないという方は、試しに水垢落としに利用してみてはいかがでしょうか。
ただし、サンポールは強い酸性の洗剤であるという性質を理解して、注意しながら使用していくことが大切です。
水垢落としに使う場合は、あくまでも自己責任で、危険な使い方をしないようにしていきましょう。