小学校中学年(3年生、4年生)になると夏休みの宿題に新しく「読書感想文」が追加される学校が多いですよね。
が、子供に「読書感想文を書いて」と言っても、小学3・4年生だとなかなか難しいというか、ただあらすじをダラダラと書くだけで「全く感想文になっていない!」って事がありませんか?
ママとしては「もう少しちゃんとした感想文を書いて欲しい」というか、
「小学校中学年の読書感想文の書き方が知りたい!」
って思っちゃいますよね(;^ω^)
そこで今回は「小学校3年生、4年生向けの簡単な読書感想文の書き方」をまとめてみましたよ。
一緒に見本例文も紹介していますので「キチンとした感想文を書きたい」という人から「1日で感想文を終わらせたい」という人まで、「とにかく小学校中学年向けの読書感想文の書き方を知りたい!」という人はぜひ参考にしてくださいね。
【目次】
1、小学校中学年の読書感想文の書き方は?
2、1日で読書感想文を終わらせるなら?
3、読書感想文の見本例文を紹介
小学生中学年の読書感想文の書き方は?
それでは「小学校3年生、4年生の読書感想文の書き方」を紹介しますね。もし「先生から高評価を得たい!」という場合、本のあらすじをただ書くだけではダメですよ。
少しでも上手に読書感想文を書きたいなら、「以下のポイント」を意識して書いてくださいね。
・本のテーマ(主題)は何なのか
・本を読む前は「本のテーマ」に関して、どんな考えで、どんな行動をとっていたのか
・本を読んだ後にその考えや行動がどう変わったのか
↑なんだかこんな風に書くと難しそうですが、大丈夫です。
本のテーマ等を深く考えなくても「本を読んだことで自分がどのような影響を受けたのか。生活や考えがどのように変わったのか。今度どんな事に気を付けていこうと思ったのか」等を簡単にまとめるだけでOKですよ。
とはいっても、小学3年生・4年生だと本嫌いの子供も多く「一人では本の感想がなかなか出てこない」という場合もありますよね。
そんな時はお母さんが少しだけ手伝ってあげるのも良いかなぁと思います。
で、具体的には以下のように子供のサポートをしてあげると良いですね。
【本を読む前の準備】
もしママに時間の余裕があるなら、ママ自信が事前に本を読み簡単な「本のテーマ」を把握しておくと子供の感想を引き出しやすいですよ。
小学校中学年向けの本ならページ数が少ないですので、1時間もあれば読んでしまうと思います。
で、子供が本を読む前に「〇〇(←本のテーマ)についてあなたはどう思うの?」と聞いておくと効果的です♪
【本を読む前の考えを確認】
子供が本を読んだら、「〇〇(←本のテーマ)について、本を読む前はどんな風に思っていたかな?どんな行動をしていたかな?」と聞き、子供の言葉をそのままノートにメモさせておきます。
ここの部分がそのまま「読書感想文の冒頭や始め部分」に使えますよ。
【本のテーマを確認】
次に「この本で1番大切だと言っているのはどこかな?どんな事が大事なのかな?」と問いかけて、「本のテーマ」を確認し、ノートにメモさせます。
この部分が「本の中間部分」になりますよ。
【本を読んだ後の考えについて確認】
最後に「〇〇(←本のテーマ)について、今後はどうしようと思ったかな?本を読んで何か考えが変わったかな?これからはどんな事に気を付けたいかな?」を一緒に考えて、ノートにメモさせます。
この部分が「読書感想文の最後部分(まとめ部分)」になりますよ。
ママがこんな感じに質問をしてあげて「子供自身の言葉」を引き出してあげると良いですね。
あとは引き出した言葉をそのまま読書感想文に書くだけです♪
この方法だと、ただあらすじを書くだけよりも「子供の感想が入っている良い感じの読書感想文」に仕上がりますよ♪
「ちょっとイメージがわかないなぁ」
そんな人は「青少年読書感想文全国コンクール」で入賞者の感想文が読めますので、そちらを参考にするのもおすすめですよ。
⇒青少年読書感想文全国コンクール公式HP
小学校中学年の読書感想文 1日で終わる書き方
「読書感想文の出来はどうでもいいから、早く夏休みの宿題を終わらせたい!」「もう夏休み最終日間近で時間がない」
そんな場合はこんな感じで感想文を書くのもありですよ。
1、最初に本を選んだ理由
表紙が気になったとか、題名に惹かれたとか、母親からすすめられたとかなんでもOK
2、中間部分に本のあらすじ(ここで文字数稼ぎ)
3、最後に本の感想(少しだけ感想を書く)
これだと良い評価は得られませんが、子供1人ひとり得意不得意がありますし、読書感想文がちょーっと苦手でも他のことで頑張ればOKだと思いますよ(*´ω`*)
早く読書感想文を書くには「読みやすい本」を選ぶのもおすすめです。
『読書感想文の本 小学生中学年おすすめ!3~4年生が書きやすい本はコレ!』
『小学生低学年 読書感想文の本おすすめ!1~2年生が書きやすいのはコレ!』
『中学生の読書感想文 本のおすすめは?選んではいけない本も紹介!』
読書感想文の例文 小学3年生、4年生の見本は?
それでは最後に「小学生中学年向けの読書感想文例文」を紹介しますね。さすがにコピペして丸写しするのはアレですが、書き方の参考にどうぞです。
まず今回の読書感想文に選んだ本はこちらです!
【教室はまちがうところだ あらすじ】
題名の通り「教室では間違っても良いんだよ」という暖かいメッセージが詰め込まれています。
勉強嫌いだったり、恥ずかして手を上げれない子供、内気な子供はもちろん、全ての子供・先生・大人に自信を持っておすすめできる本です。
【教室はまちがうとろこだ 感想文例文】
「授業中に手をあげるのは嫌だ」
「教室はまちがうところだ」の本を読む前、私はそんな風に思っていました。
授業中に手をあげて答えが正解だったら良いのですが、もし間違った答えを言ってしまったらとても恥ずかしいからです。
だから私は3年生になってから授業中に手をあげた事は1度もありません。間違うのがこわいから、これからもずっと手をあげるつもりはありませんでした。
でも、この「教室はまちがうところだ」を読んで私の考えが変わりました。
本の中で先生は「まちがった意見を言おうじゃないか。まちがった答えを言おうじゃないか」と言っていました。
今まで「まちがうのは恥ずかしい事だ」と思っていた私は最初「なんでまちがった答えを言っていいんだろう?」とふしぎに思いました。
でも、最後まで本を読んで、先生が言うように「まちがう事はこわい事じゃないし、恥ずかしい事でもないんだ」と気づかされました。
なぜなら、授業中に1番大切なのは「正解の答えをいう事」ではなくて「みんなで意見を出し合い、正しい答えを見つけていく事」だからです。そして、そのためには「まちがってもいいから手をあげて自分の考えを発表する事」が必要だからです。
もうすぐ夏休みが終わります。今までは間違うのがこわくて全然手をあげれませんでしたが、2学期からはもっと積極的に手をあげようと思います。
そして、同じように「まちがうのがこわくて手をあげれない」という友達には「教室はまちがうところなんだよ。みんなで意見を言い合って答えを見つけていくところなんだから、まちがっても全然はずかしくないんだよ」と教えてあげたいです。
みんなでまちがえば恥ずかしくないし、みんなで色々な意見を出し合えた方が授業はもっともっと楽しくなると思います。
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いかがだったでしょうか?小学校中学年の読書感想文は「本を読む前と読んだ後でどんな風に変化が起きたか」を意識して書くのがおすすめです。
なかなか感想が出てこない子供さんの場合、ママが少しだけ手伝ってあげても良いですね。
ささっと読書感想文を終わらせて、残りの夏休みをいっぱい楽しんじゃいましょう♪