「降水量1mmってどのくらい?」
「野外でのイベントがあるんだけど、もしかして中止になる?」
「遊園地やゴルフに行ける?洗濯物は干せる?傘はいる?」
楽しみにしているイベントがあるというのに、天気予報を見ていると「予想降雨量1mm」なんてことがありますよね。
台風ならイベントが中止になるのも納得ですが、果たして降水量1mmだと、いったいどのくらいの雨が降るものなのでしょうか?
今回はそんな「降水量1mm」についてイロイロとご紹介。
果たして降水量1mmだとどのくらいの雨が降るのか、イベントや野外での遊びにどのくらい影響が出るのか。
通勤や通学時に傘がいるのか。
便利な情報をイロイロとまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
降水量1mmとは?
【ゆっくり解説】思ったより降っている!?「降水量」について解説
天気予報を見ているとよく「降水量1mm」という言葉を聞きますよね。
この降水量1mmというのは、簡単にいえば「1時間あたりの降水量(mm/h)」です。
で、降水量というのは、そもそも「雨が降った時に流れずにそのままたまる場合の水の深さ」になるので。
つまり、降水量1mmは「容器に降った雨を1時間ためた場合、1mmの高さになる雨の量」というわけです。
ちなみに気象庁は1mm未満は切り捨てで計算するので、正確には降水量1mmは「1時間に1.0mm~1.9mmの雨量」になりますよ。
「え?降水量1mmって思っていたよりも少ない…」って思っちゃいますよね(笑)
ちなみに、気象庁では「転倒ます型雨量計」という装置で降水量を測定するのですが、ネットで探すと簡易版が販売されています。
リンク
簡易版じゃない物も売られているんですけどね。そちらは高額なので(笑)もし「降水量を測ってみたい」という人は簡易版を購入してみても良いですね。
あと、何気に小学生高学年~中学生くらいの夏休みの自由研究に良さそうです。
降水量1mmはどのくらいの?
降水量について【お天気さんの季節便り】
では次に、降水量1mmは体感としてどのくらいの雨になるのでしょうか?
降水量別の雨の強さを紹介します。
・1mm未満…ぽつぽつ降る雨。地面が湿る程度
・1mm…ぽつぽつ降る雨。傘がなくても耐えられる
・2mm…弱い雨。雨が降っていることがわかる。傘が必要になってくる
・5mm…普通の雨。短時間でも傘がないと濡れる
・10mm…ザーザーと降る雨。地面から雨が跳ね返り、足元が濡れる
・20mm…ドシャ降り。傘をさしていたとしても身体が濡れる
・30mm…大雨。バケツをひっくり返したような激しい雨。
・50mm…ゴーゴーと滝のように雨が降る。非常に激しい雨。
・80mm…猛烈な雨。外に出るのも危険。
降っていることには気づくけど、傘がなくても耐えられるかなぁ…といった感じです。
予想降雨量1mm 傘は必要?
さて、問題となるのは朝の天気予報で「予想降雨量1mm」と言われていた時ですよね。仕事や学校に傘を持っていくか悩むところでしょう。
ここのところですが、私的には予想降雨量1mmでも念のために傘は持っていた方がいいかなぁ、という感じです。
ぶっちゃけると、降水量1mmだととても弱い雨なので、傘は必要ありません。
人によっては傘をさすでしょうが、ささずに歩いている人も多いでしょう。
近場までの移動でしたら傘がなくても耐えられます。
が、天気予報って必ずしも当たるとは限りませんよね。
そして、雨って短時間だけザーッと突然降ることもありますよね。
さすがに降水量1mmの予報でドシャ降りになる…なんてことはまずないでしょうが、降水量1mmだったけど一時的に降水量3mmくらいの弱い雨が降る…ということはあり得るでしょう。
そんな時に傘がなかったら…服が濡れてしまいます。
なので、たとえ予想降雨量1mmだったとしても、簡単な折りたたみ傘くらいは持っていた方がいいかなぁと思います。
車移動でほとんど外に出ない…という場合ならなくても大丈夫かもですけどね。
徒歩での歩く距離がそこそこあるなら傘を持っていた方が無難ですよ。
降水量1mm イベントは中止になる?ディズニーランドは?
土日祝日に野外イベントの予定が入っている人もいますよね。イベントとまで言わなくてもキャンプや遊園地に行く予定だった人もいるでしょう。
わくわくドキドキしながら待っていたのに降水量1mm…。
果たして楽しみにしたいたレジャーやイベントは開催されるのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
ディズニーランドは楽しめる?
ディズニーを雨の日にも快適に過ごすための必須持ち物6選!雨のパークを120%楽しむ過ごし方も徹底シェアします♩
せっかくのディズニーランド。
彼氏彼女の恋人同士で行く予定だった人もいれば、友達や家族と行く予定だった人もいるでしょう。
「ディズニーランドやディズニーシーが雨だなんて残念…」
そう思うのはまだ早いです。
確かに一部の野外アトラクションは動かなくなる可能性がありますが、実は全体のアトラクションのうち4分の3は屋内にあるアトラクションなんです。
なので、雨の日でも充分にアトラクションを楽しめるんですよ。
しかも、ディズニーランドは雨の日だけ楽しめる特別なイベントやミニパレードもあります。
詳しくは公式ページをご覧くださいませ。
→雨の日の東京ディズニーリゾートについて(公式サイト)
ユニバーサルスタジオジャパンは楽しめる?
https://youtu.be/GD4xn8xqRk4また、ユニバーサルスタジオ(USJ)も雨の日限定の特別キャラクターによるスペシャルグリーティングがあったりしますよ。
超限定版なのでファンは必見です。
また、アトラクションが中止になる分、お客さんも少なくなるから待ち時間なども短めになる可能性が高いです。
晴れの日よりもゆっくりと回れるので、意外にいつもよりも楽しめるかもですね♪
雨の日のUSJの楽しみ方については以下のサイトで詳しくまとめてくれていたので、興味がある人は見てみてくださいね。
→雨の日のUSJの楽しみ方
ゴルフはできる?
降水量1mm程度でしたら、ゴルフは問題なくできるでしょう。基本的には傘やカッパなどの雨具は必要なく楽しめると思います。
そりゃグラウンドや芝は濡れますので、プレーに少し影響はあるでしょうが、ものすごーくスコアが悪くなる…ということはまずないでしょう。
ただし、降水量が少し増えてきたら雨具が必要になることもあるでしょうから、傘やカッパ、タオル、着替えなどの準備はしっかりしておきましょう。
運動会や屋外の大会は開催される?
保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校生の子供がいる保護者からしたら運動会などの屋外イベントが開催されるかどうか気になりますよね。ここのところは、その日の雨の状態というよりも、グラウンド状態によって開催するのか延期になるのか、中止になるのかが変わってくると考えた方がよいでしょう。
たとえば、前日が大雨でグラウンドがぬかるんでいた場合、運動会も延期になる可能性があるでしょう。
逆に前日まで晴れていて、当日途中から降水量1mm程度の雨が降ってきた場合でしたら、そのまま決行される方が多いのではないでしょうか?
どちらにしろ、ここらへんは学校側の決定を待つしかありません。
県大会や九州大会のような大きな大会でしたら、降水量1mm程度でしたら、そのまま開催されるでしょう。
台風などでは中止や延期が考えられますが、大きな大会の場合は多少の雨ならそのまま行う可能性が高いと思います。
草野球やソフトボールは?
野球やサッカー、ソフトボール、フットサル、テニス、陸上などの部活やサークルに入っている人もいますよね。こういった場合、一緒にプレイする仲間と話し合うのが一番でしょう。
ちなみに、1mm程度の雨でしたら前述した運動会と同様に、その日の雨の状態よりもグラウンド状態が優先されるのではないでしょうか?
グラウンドが濡れてグチョグチョになっている場合は中止。
グラウンドが乾いているならそのまま行われる可能性が高いでしょう。
あとは一緒に行うメンバーの出欠状態でメンバーが集まるかどうか…ですね(笑)
キャンプや登山は?
今までは降水量1mm程度でしたらそのまま楽しめる…というものが多かったのですが、キャンプや登山などのレジャーは要注意。たとえ降水量1mmの小降り雨だったとしても、初心者はやめておいた方が良いでしょう。
山の天気は移り変わりやすいもの。
思いのほかに強い雨になる可能性もありますし、たとえ小雨だったとしても視界が悪くなり、地面は滑りやすくなります。
自然の力ほど怖いものはありません。
「どうせ1mm程度の雨だから…」と楽観的に考え無理にキャンプや登山を強行し、取り返しがつなか事態になってしまう可能性もあります。
充分に注意し、賢明な判断をしてください。
釣りや海で泳ぐのは?
釣りの場合でしたら、降水量1mm程度でしたらカッパなどを着用すれば行えます。が、注意すべきは雨よりも風です。
海は風が強くなることが多いです。
風に煽られてウッカリ足を滑らせ海に転落…という危険もありますので風が強い場合はヤメておいた方が無難でしょう。
海の場合も同様です。
風が強い場合、思わぬ高潮に襲われてしまう可能性があります。
充分に注意しましょう。
特に子供がいる場合は、風が強い日に海で泳ぐのはヤメておきましょう。
自転車は乗れる?
もしサイクリングのように自転車で長距離移動を行うならレインコートがあった方が良いでしょうが、近場でしたらそのまま自転車で乗ってしまう人もいるのではないでしょうか。ちなみに自転車を乗っている時に傘をさすのはNG。
交通規則で禁止されているので、注意してくださいね。
あと、自転車自体は乗れても、特に大雨が降った後などは、その時雨が降っていなくても地面が濡れて滑りやすくなっています。
特に水たまりやカーブ、マンホールの上を通る時は充分に注意し、いつもよりもゆっくりな速さで走行するのがオススメです。
花火大会は中止になる?
最近はコロナで中止になることが増えた花火大会。雨が降るとすぐに中止になりそうな花火大会ですが、降水量1mm程度でしたら意外にそのまま開催されることが多いです。
さすがに大雨や落雷警報が出ている場合は中止でしょうが、ちょっとの雨でしたら花火も打ちあがりますよ。
とはいっても、ここらへんは運営団体によって考えが異なりますので、最終的には大会側の決定を待つことになるでしょう。
降水量が1mmだと雪は積もるの?
雪が降る量は「積雪量」あるいは「降水量」で表されます。一般的には外気温が0℃の場合、降水量1mm程度の雪が降ると1時間で雪が1cm積もるそうです。
雨の場合と同様に傘はいらずに外は歩ける程度でしょうが、降った雪が解けずにとどまることで薄っすらと雪が積もっていく感じでしょうか。
雪が積もると地面が滑ってしまい転倒の危険が出てきます。
温かい地域でしたらそこまで気にしなくても良いのでしょうが、北海道のように寒い地域や真冬などは降水量1mmの雪でも注意した方が良いかもしれませんね。
降水量1mm 洗濯物は乾く?
洗濯物を干す時に雨が降っていたら干さない人が多いと思いますが、問題は朝は晴れているのに天気予報で雨の予報があった時ですよね。この場合、小雨程度の雨でしたら、降水確率の方を重要視しますね。
私の場合でしたら、降水確率30%くらいまでなら外に干して出かけるかなぁ、と(あくまで小雨の場合)。
あと、洗濯物が乾くかどうかは降水確率よりも「洗濯物指数」が表示されているでしょうから、そちらで判断すると良いでしょう。
洗濯指数とは、洗濯物の乾きやすさを「10〜100まで10単位」で表したものです。
天気、気温、湿度、風などから予測していて、数字が高いほど乾きやすいですよ。
降水量1mmはどのくらい?まとめ
いかがだったでしょうか?降水量は1時間あたりの雨の量であり、降水量1mmは「1時間で容器に雨をためた場合1mmまでたまる水の量」になりますよ。
もっと簡単に言えば、小雨で傘はなくても耐えられるかなぁ…といった感じです。
とはいえ、もっと強い雨が降ってくる可能性もあるので、徒歩での移動が多い場合は念のために折り畳み傘などを持っていた方が良いかなぁと思います。