干物は腐るとどうなる?ニオイは?真空パックの賞味期限は?

干物は腐るとどうなる?
日持ちがしやすいイメージがある干物。

「干物なら保存食だろうから、賞味期限も長いはず」

そう思って冷蔵庫に入れていたけど食べるのを忘れていて、気がついたらぷ~ん嫌なニオイがしてきた・・・。

 

賞味期限を確認しようとしてもお土産でもらった干物や手作りの干物だったら賞味期限が書いておらず(そしてスーパーで買ったとしても賞味期限が書かれていないものもある)。

「一体食べられるの?それとも食べられないの?どうしたらいいの~!?」と冷蔵庫の前で頭を抱えてしまう。

これって「干物あるある」じゃないでしょうか?

 

そこで今回は「干物が腐るとどうなるのか」をご紹介します。

 

腐ってしまった干物を食べてお腹を壊してしまったら大変ですし、大人としてちょっと恥ずかしいですよね。

冷蔵庫や冷凍庫から「日にちがたってアヤシイ干物」が出てきた人は要チェックですよ。

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干物の賞味期限は短い?

干物と乾物の違い

干物って「外に干して乾燥させた乾物」だから長持ちするんじゃないの?

そう思う人もいますよね。

確かに完全に乾燥させてカラカラになった乾物なら水分がないので腐りにくいです。

例えば以下のようなものなら乾物になります。
  • 野菜(干し椎茸、切り干し大根、ゴマ)
  • 果物(ドライフルーツ、プルーン、干し柿)
  • 水産物(ちりめんじゃこ、スルメ、干しエビ、海苔)
  • その他(麩、餅、乾麺、香辛料)
こういったものでしたら、賞味期限も長いですし、たとえ期限が切れていたとしても保存状態が良ければ食べることができます。

 

「だったら干物も長持ちするんじゃないの?」

そう思うかもですが、それは大きな間違いです。

干物は日持ちしない

実は干物は干して風味を出した物だけであって、中は生になっています。

つまり「干物=乾物ではない」んです。

そして、生なので当然、時間が経てば傷み腐ります。

どのくらいで悪くなるかというと普通の魚と対して変わらない期間で腐ります

 

乾物だと思っていた干物が実は普通のお魚と同じくらいしか日持ちがしないだなんてビックリですよね。

私も少し前までは干物は1ヵ月くらい長持ちすると思っていました。

大人(しかも3人の子供がいる主婦)なのに・・・恥ずかしい!

日持ちする期間はどのくらい?

さて、では実際にどのくらいの期間、干物が持つのでしょうか?

ここは購入した干物の塩分濃度や冷蔵庫の環境にもよりますが、遅くても1週間以内に食べきるのが無難。

特に夏場は食べ物が傷みやすい時期。食中毒の心配もあるので、早め早めに食べてしまうのが健康のためです。

 

逆に言えば「1週間以内に食べる予定がない干物」や「いつ食べるかわからない干物」は早めに冷凍庫に保管してしまうのがオススメ。

その際は、干物1匹1匹をラップでグルっと巻いパックし、さらにジップロックやフリーザーパックに入れて密閉するようにしましょう。

こうすることで風味を落ちるのを防ぐことができますよ。

冷蔵では持たない干物でも、冷凍庫内で凍らせたら長持ちします。

 

ちなみに干物は魚の種類によって変わるワケではありません。

「アジ、キンメダイ、カレイ、サバ、のどぐろ、ほっけ、めざし、鯛」

どの魚でも賞味期限は短めなので4日~1周間程度で食べきるようにしましょう。

真空パックに入った干物なら?

食べ物を腐らせる細菌は水分・温度・空気の3つが揃うことで活発になり増殖するもの。

真空パックはそのうち空気を遮断するので、一般的な干物よりも長持ちします。

とはいえ、真空パックといえど油断は禁物。

 

特に家庭用の真空パックは先に殺菌していない状態でパックするので、思ったほど賞味期限は長くなりません。

平均的に1.5~2倍くらいまで賞味期限を伸ばせると思ってください。

一般の干物の賞味期限が4日~7日程度なので、家庭用真空パックされた干物の賞味期限は冷蔵で6~14日程度ということになります。

ただし、一般家庭で行った真空パックはキチンと真空できていない場合もあるので、パックを開けた後の状態をよく確認して食べるようにしましょう。

 

市販品の真空パックは家庭用よりも少し長持ちになりますが、こちらも油断は禁物。

念の為に食べる前は袋に破れがないか、中身が腐っていないかキチンと確認することが大切ですよ。

そして、真空パックも冷凍だとさらに長持ちしますからね。

1周間以内に食べる予定がない干物はやっぱり冷凍庫で凍らせて保管すると安心ですよ♪

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干物は腐るとどうなるの?ニオイは?

それでは、干物は腐るとどうなるのでしょうか?

傷んで食べられなくなった干物の特徴は以下の通りです。
  • 明らかな異臭がする
  • 魚からアンモニア臭がする
  • 表面にベタベタ・ヌルヌルとしたねまりがある
  • 表面から糸を引く
  • 表面に白いツブツブがある
  • カラカラになって干からびている
  • 焼いている時に異臭がしてくる
  • 普段と異なる変な味がしたり、酸っぱい酸味がある
干物にこういった特徴が出ていたら食べられないサイン。

特に夏だったり、常温で放置していた時間が長かった場合は干物も腐りやすいもの。

たとえ賞味期限や消費期限が切れていなかったとしても、上記のようなサインが出ていたら食べるのをやめておくのが無難。

ウッカリ食べたて腹痛や下痢にならないためにも、ゴミ箱にポイしてしまいましょう。

賞味期限切れの干物は食べる?食べない?

最後に賞味期限切れの干物を食べるか食べないかのネット上の口コミを紹介しますね。


少しくらい賞味期限が切れていても見た目で変色してなければ食べます。

火で焼きますから、大丈夫。

過去に15日賞味期限が切れたホッケを食べたことがありますが、美味しく食べることができました。



パックをあけてニオイと手触りを確かめてみてください。

異臭がせず、触ってもヌルヌルしない、さらに表面に白いぷつぷつがなければ食べれます。

ただし焼いても水分が抜けて固くて美味しくないかも。

食べるかどうかは自由です。

このように、賞味期限が少しくらい切れていても見た目やニオイに変化がなければ食べられるという意見もあります。

ただし、あくまで自己判断になりますので。

賞味期限切れの干物を食べる時は自己責任で食べましょう。

 

↓賞味期限切れの干物についてはこちらの記事で詳しくまとめています↓

干物の賞味期限切れは食べれる?冷凍保存なら?正しい保管方法も紹介!
皆さん干物はお好きでしょうか? 干物は日持ちも良く、太陽をたっぷり浴びさせることで、カルシウム、ビタミンD、さらにうま味までもがアップしていて、食べておいしく体にいい食品です(*^^*) が、この干物・・・うっかり冷蔵庫...

干物は腐るとどうなるの?まとめ

少しくらい賞味期限が切れても食べれそうな干物ですが、乾物と違って生なので意外に賞味期限が短いことがわかりましたね。

「干物だから賞味期限が切れていても大丈夫♪」

そんな風に思って食べたら大変なことになるかも!

 

そうならないためにも、先に「食べられないサイン」が出ていないか確認するのが大切。

異臭やぬめり、白いぷつぷつが出ていたら腐っている証拠ですので、食べずに処分するようにしましょうね。

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