「通知表の保護者欄って何を書けばいいの?」
「通信簿のコメント例文を知りたい!」
「通知表に親からのメッセージってどう書けばいい?」
学期末に小学校、中学校、高校で子供が持ち帰ってくる通知表。
親としては毎回ドキドキな内容ですよね。
子供の成長や学校での様子がわかるのは良いのですが、困るのは「保護者欄」。
特に小学1年生の保護者だと「いったい何を書けばいいの!?」って思っちゃいますよね。
そこで今回は「通知表の保護者欄のコメント文例」をご紹介。
保護者コメント欄の書き方を例文付きでイロイロと紹介しています。
その他、通知表に書くのはNGな内容もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
通知表のコメント欄 子供の教育に影響はある?
まず、気になるのは「先生って通知表のコメント欄をどのくらい読んでるの?コメント欄に書いた内容が、子供の教育に影響あるの?」ってことですよね。ここのところですが、担任の先生によるとしか言えません。
もちろん先生は全てのコメント欄を読みますが、書かれている内容は(よほど重要なことが書かれていない限り)そこまで重要視していない人もいます。
が、中には以下のように考えている教師もいます。
- 子供の家庭での様子を知りたい
- 保護者の考えや教育方針を知りたい
- 自分の指導に対してどう考えているのか知りたい
- 親の意見を参考に、今後の子供への接し方などを考えたい
- 親とも協力して子供の指導に当たりたい
こういった教師の場合、やはり「通知表のコメント欄」は重要事項です。
シッカリと内容を読みますし、読んだことを次学期の教育方針に活かしていきます。
子供の担当がどちらのタイプが分からない以上、少なくとも何も書かないよりは、何かしら書いておいた方が子供にとっても利益に繋がります。
「でも、コメント欄って何を書けばいいの?」
その疑問には次の章で解説していきますね。
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通知表の保護者欄の書き方 例文あり
「通知表のコメント欄に具体的にどんなことを書けばいいのか」ですが、基本的には以下のようなことを書けばOK。- 家での子供の様子(前学期中&休み期間中)
- 子供に頑張って欲しいこと、期待していること(勉強以外でもOK)
- 前学期や休み期間中に子供が成長したこと(褒める)
- 先生へのお礼
- 先生のコメントへの返信
家での子供の様子(前学期中&休み期間中)
「家庭での子供の様子を知りたい」と思っている教師は多いもの。前学期中や休み期間(夏休み&冬休み)の子供の様子を伝えるのもオススメです。
伝える内容は「学習の様子」でも「生活の様子」でもOK。
いくつか例文を紹介しますね。
夏休み中は毎日30分の勉強を目標に頑張っていました。なかなか集中するのが難しく、30分できていない日もありましたが、本人なりに毎日宿題をしたり自学をしたりと、何かしら学習の時間を作ろうと努力していたようです。2学期も少しずつ自分のペースで頑張ろうと声を掛けています。今後もよろしくお願いします。
家では部活のサッカーの話ばかりしています。父親もサッカーが好きなので、休み期間中に2人でサッカー観戦に出かけたり、ドリブルなどの自主練を頑張っていたようです。3学期も引き続きよろしくお願いします。
子供に頑張って欲しいこと、期待していること
子供にどのようになって欲しいのかなどの「子供に対する教育方針」を書くのもありですね。先生によっては「こちらの保護者はこんな風に考えているのか。なら、学校での接し方も家庭の教育方針に合わせよう」と、コメントを参考にする人もいます。
また子供によっては「自分はこうなりたい」「こんなことに挑戦してみたい」という目標を持っている子もいますよね。
そういった内容を書くのも良いですよね。
段々と学習に対する意欲が上がっているようです。2学期はテストの平均点も上がり本人も親も喜びました。これも先生の指導のお陰です。ありがとうございました。
3学期もさらに成績が伸ばせるよう、家庭でも学習の声掛けを行っていこうと思います。引き続き、ご指導宜しくお願い致します。
〇〇は引っ込み思案なので小学校でお友達ができるか心配していましたが、新しい友達もでき毎日楽しく登校できているようです。家庭でも人と積極的に関わり、仲が良い友人を大切にするようにと声掛けを行っています。これからも人と人との関りや繋がりを大切にできる子供に成長して欲しいです。
子供が成長したこと
ぜひ書いて欲しいのが「子供が成長したこと」です。通知表のコメントを読むのは先生だけではありません。子供も「自分のお父さん、お母さんがどんなことを書いたのかな」と気になり読んでしまうものです。
その時に自分のダメなところばかり書かれていたら…ガッカリしてしまいますよね。
大げさに褒める必要はありませんが、「子供の成長したところ」があるなら、ぜひ通知表に書いてみてください。
冬休み中、宿泊でのスキー体験に参加してきました。保護者なしの子供だけの参加だったのですが、帰宅後「おもしろかった!」「また行きたい!」と笑顔で話していました。初めて会う人ばかりの中でも楽しめたようで、積極性や社交性といった力も伸びたようです。この体験を通して学んだことを、今後の学校生活で役立つのではないかと思っています。
2学期は自主学習への取り組みを頑張っていました。最初の頃は私が声掛けてやっと動く…という感じでしたら、後半は自分から積極的に勉強していました。本人のやる気が伸びているようで嬉しいです。3学期もこの調子でコツコツと努力を続けて欲しいです。
先生へのお礼
送迎がある保育園や幼稚園と異なり、小学校・中学校・高校の先生とはなかなか話す機会がないもの。この機会に「日頃のお礼」を伝えてみても良いでしょう。
いつも子供のことを見守って頂き、ありがとうございます。
先生のお陰で子供も学校生活を楽しめているようです。家で学校の様子や先生の様子を聞くと「すごく良い先生だよ。大好き」と話してくれます。
まだ低学年で勉強に生活面にと大変だと思いますが、これからも子供のことをよろしくお願いいたします。
1学期は熱心なご指導ありがとうございました。
お陰で偏差値も上がり、子供も親も先生に感謝しております。今年はいよいよ受験。親としても子供が希望する高校に合格できるよう家庭でサポートしていこうと思います。
引き続き、ご指導宜しくお願い致します。
先生のコメントへの返信
通信簿には先に先生がコメントを書いていますよね。先生が記載している内容を読んで思うことなどがあれば、そちらを書くのもありですよ。
また、先生の言葉の中には「子供に改善して欲しいところ/子供の困ったところ」が書かれている場合もあります。
そういった場合、親としての意見や「問題点を解決するために取り組んだこと」などを書いておくと良いですね。
授業中に居眠りが多いとのことで申し訳ありません。2学期になり野球クラブに入ったため、運動量が増え授業中に眠くなってしまっているのかもです。冬休み中、就寝時間を早めるように声掛けを行い、実際に早く眠るようになりました。3学期に入っても引き続き家庭でサポートしていきますので、よろしくお願い致します。
先生が仰る通り英語が苦手なようです。家でも得意な数学ばかり勉強し、英語はあまり手を付けていないようです。子供には苦手な教科も少しずつ勉強すれば成績は伸びていくと話を行っています。今後も声掛けを継続していきますので、引き続きご指導くださいますよう宜しくお願い致します。
通知表コント欄の注意点 書くとNGな内容
基本的には好きなことを書いてOKな通知表なのですが、以下のようなことを書くのはNG。- 子供の悪口
- 教師や学校に対する過度な要求
子供の悪口
「誰に似たのか家では全然勉強しないので成績も伸びないんです」「落ち着きがなく乱暴で、家でも兄弟でケンカしては叩き合っています」
「何歳になっても泣き虫の甘えん坊で、妹や弟の方がシッカリしています」
時にはこういったことを書きたくなることがあるかもしれません。
が、通知表は先生だけではなく、子供も見る可能性があります。
例え本当のことであったとしても、実の親から先生宛にそんなことを書かれていたら…子供はショックですよね。
なので、こういった「子供の欠点や悪口」を通知表に書くのはNG。
例え謙遜のつもりで書いたとしても、子供からしたら親への不信感を持ってしまうかもしれませんので、注意してください。
教師や学校に対する過度な要求
共働きが増えている時代。「家庭で子供とゆっくり向き合える時間がない」、「子供をサポートしてあげる余裕がない」というママやパパもいるのではないでしょうか?
それでついつい、先生に対して子供の教育をお願いしてしまう場面もありますよね。
が、先生は一人で多くの生徒を見ている教師です。
内容にもよりますが、先生に対する過度な要望は非常識(もしくはクレーマー)と捉えられることもあり、心象的にも良くないです。
もし、教師に個人的に頼みたいことがあるなら、まず内容が妥当かをよく検討しましょう。そのうえで、通知表などに書くのではなく何か別の方法で伝えた方が良いでしょう。
簡単な内容でしたら通知表に書くのもありですが、その場合には「家庭でも~~~のように取り組んでいます。学校でもサポートをお願いします」というふうに「丸投げではなく家庭でも教育しているから、できたら先生にも手伝って欲しい」といった感じに伝えると良いですね。
通知表の保護者欄コメント例文
通知表のコメント例文をいくつか紹介しますので、参考にしてください。1学期は学級委員を務めた娘ですが、うまくいかなかった時に先生に相談に乗って頂いたようで「先生にアドバイスをもらって助かった。大変だったけど、また挑戦してみたい」と話していました。
委員長を経験することで、クラスをまとめることの難しさを痛感するとともに、責任感やリーダーシップが身についたようです。ありがとうございます。
この経験を2学期以降にも活かして欲しいと思っています。
今年から陸上クラブに入った息子ですが、今はクラブ活動で友達と一緒に走るのが楽しいようです。月・水・金の放課後にクラブの練習を行っています。
冬休みにはロードレース大会にも出場し、ますますやる気に満ち溢れています。
ただ、その分、冬休み中の勉強がおろそかになっていたようです。息子には「運動も大切だけど、勉強も大切だ。勉強も頑張るように」と言い聞かせていますので、今後ともよろしくお願いします。
いつもご指導ありがとうございます。
消極的な性格の子供ですが、先生から授業でも積極的に発言できるようになっていると聞いて安心しました。
本人も「自分の気持ちを言葉でちゃんと言えるように頑張っている」とのことでした。
家庭でも本人を誉め、これからも頑張るように声掛けを行っています。
3学期も引き続きよろしくお願い致します。
運動会では立派に応援団長を務める子供の姿に感動しました。
これも先生方のご指導のお陰です。ありがとうございました。
この経験がこれから子供の人生にプラスになると思います。
今学期、成績が落ちたことに落ち込んでいるようです。
子供には「間違ったところをシッカリ復習し、1つ1つ理解していこう」と話し、ドリルやテストの復習を中心に自学を行っています。
本人も毎日勉強を続けることで、少しずつ前向きになっているようです。
努力が実るよう家庭でもサポートを続けますので、学校の方でも引き続きご指導を宜しくお願い致します。
今学期は全体的にテストの点数も上がり、本人も喜んでいました。
本人は理科の実験が楽しいようで、夏休みも理科の実験の自由研究を積極的に行っていました。
本人の興味がある分野を、楽しみながら伸ばせたらと思っています。
今後もよろしお願いします。
↓こちらでも通知表コメントの例文が読めます↓
通知表 親からのコメント文例まとめ
いかがだったでしょうか?何を書こうか迷ってしまう通知表のコメントですが、迷った時は以下のことを書けばOK。
- 家での子供の様子
- 子供に頑張って欲しいこと、期待していること
- 前学期や休み期間中に子供が成長したこと
- 先生へのお礼
- 先生のコメントへの返信
ただし、子供の悪口や学校側への過度な要求はNGなので気を付けてくださいね。
通信簿のコメント欄を使って先生とも良いコミュニケーションが取れると良いですね。
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