パソコンやコンピューターを勉強してくると「bit(ビット)」や「Byte(バイト)」といった単位が出てきますよね。
ですが、この単位ちょっと難しいというか、「なんとなくわかってはいるけど、詳しく説明しろと言われたら困ってしまう」となりますよね。
さらには、「bit(ビット)とByte(バイト)の違いってなんだっけ?」とか「bit(ビット)とByte(バイト)の変換計算式が知りたい」と思っている人もいることでしょう。
そこでこの記事では「bit(ビット)とByte(バイト)の違いや簡単な変換計算方法」等もご紹介。
またその他、bit(ビット)やByte(バイト)以外にどんな単位があるのかも紹介しています。
bit(ビット)とByte(バイト)について詳しく知りたい人はぜひ参考にしてくださいね。
ビットとバイトの違いは?
ビットやバイトってそもそも何?
bit(ビット)やByte(バイト)は、スマホやパソコンといったコンピューターで扱ったり、画像や動画を保存したりする時に必要なデータ量の単位になります。もう少し詳しく書くと…
- Byte(B:バイト)…基礎単位(他の単位の基準となる単位)
- bit(b:ビット)…最小単位(データ量を表す単位の中で最も小さな単位)
また、アルファベットで表す時はByteは大文字の「B」、bit(ビット)は小文字の「b」となりますよ。
ちなみに1Byte(バイト)の大きさというか、1Byte(バイト)で具体的にどのくらいの量を記録できるのかというと、「1Byte(バイト)=1文字(あ、A、1等)」ですよ。
「少ない」と思われるかもですが、スマホ等のストレージやハードディスク等にはByteよりも大きな単位の「GB(ギガバイト)」や「TB(テラバイト)」が用いられるので、全く問題ありません。
詳しくは以下の記事でどうぞです。
ビットとバイトの違いは?
それでは、bit(ビット)とByte(バイト)にどのような違いがあるのかですが、一番わかりやすく言えばデータ量の大きさが異なります。具体的にどのくらい違うのかというと「1Byte(バイト)=8bit(ビット)」になります。
他の単位だと「1KB(キロバイト)=1024Byte(バイト)」みたいな単位なのに、なんで8bit(ビット)しかないの?
と、そう思う人もいますよね。
それにはコンピューターだからこその理由があるんです。
なんで1Byte(バイト)は8bit(ビット)なの?
まず、コンピューター内にあるファイル等は二進法である「0」と「1」で表す事ができますよね。例えばプログラミング等は以下のようなイメージになります。
0000 0001 0000 0010
0000 0011 0000 0100
0000 0101 0000 0110
この「0」や「1」の1文字分が1bit(ビット)になります。0000 0011 0000 0100
0000 0101 0000 0110
これに比べてByte(バイト)はどうなのかというと、以下のようなイメージです。
0000 0111 0000 1000
0000 1001 0000 1010
0000 1011 0000 1100
↑このように8つの1bit(ビット)の集まりが1Byte(バイト)になりますよ。0000 1001 0000 1010
0000 1011 0000 1100
そして、この8つの0と1の組み合わせで1文字になりますので、「8bit = 1Byte = 1文字」ということです。
ビットとバイトの覚え方が知りたい!
【優しいIT】ビットとバイトのお話。タイガーマスク(TGMK)で覚えよう!
「いやいや、ここまで読んでもイマイチわからないよ!」という人は上の動画を見てみましょう。
目で見て、耳で聞いた方が覚えやすいですよ♪
ビットとバイトの変換計算式は?
ビットからバイトに変換したい
「1Byte(バイト)=8bit(ビット)」ですので、bit(ビット)からByte(バイト)に変えたい場合は8で割る割り算で答えを求める事ができます。例えば「72bit(ビット)をByte(バイト)に変換したい」なら、以下の計算方法です。
・72bit(ビット) ÷ 8bit(ビット) = 9Byte(バイト)
なので、「72bit(ビット)は 9Byte(バイト)」となりますよ。
バイトからビットに変換したい
逆に Byte(バイト)からbit(ビット)に変えたい場合は、掛け算で8をかけるとOKです。例えば「9Byte(バイト)をbit(ビット)に変換したい」なら、以下の計算方法ですよ。
・8bit(ビット)× 9 = 72bit(ビット)
なので、「9Byte(バイト)は 72bit(ビット)」という答えになります。
他の単位はどんな物があるの?
ちなみにですが、bit(ビット)やByte(バイト)以外にも、データ量を表す単位は以下のようなものがあります。
- 1Bit(ビット)=0.125B(バイト)
- 1Byte(バイト)=1B(バイト)
- 1KB(キロバイト)=1,000B(バイト)
- 1MB(メガバイト)=1,000KB(キロバイト)=約100万B(バイト)
- 1GB(ギガバイト)=1,000MB(メガバイト)=約10億B(バイト)
- 1TB(テラバイト)=1,000GB(ギガバイト)=約1兆B(バイト)
- 1PB(ペタバイト)=1,000TB(テラバイト)=約1,000兆B(バイト)
- 1EB(エクサバイト)=1,000PB(ペタバイト)=約100京B(バイト)
本来は2進数で計算するのが一般的なのですが、今回は十進数で計算してみました。
十進数の方が分かりやすいですし、近年では十進数で計算される事も増えてきましたからね。
それにしてもEB(エクサバイト)になると、約100京Byte(バイト)…果てしない数字ですよね(笑)
ここら辺は以下の記事でまとめていますので、良かったら参考に読んでみてくださいね。
ビットとバイトの違いまとめ
いかがだったでしょうか?bit(ビット)やByte(バイト)はデータ量の大きさを表す単位ですが、「8bit = 1Byte = 1文字」という事がわかりましたね。
また、それぞれ変換したい場合は基本となるのは「8bit」の「8」という数字です。
「Byte(バイト)→ bit(ビット) は掛け算」「bit(ビット)→Byte(バイト)は割り算」と覚えると良いですよ。
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