夏バテ解消に効果的として知られる「うなぎ」。夏の土用丑の日に食べることでも有名ですよね。ところでこのうなぎ、
本当に健康効果、美容効果があるのでしょうか?
だって、うなぎって高カロリーでコレステロールも高いイメージです。なんだか逆に健康に悪そうですよね(´Д`)
そこで今回「うなぎに含まれる栄養素」について調べてみましたよ。果たしてうなぎは本当に健康や美容に良いのでしょうか?
うなぎの栄養価!うなぎにはどんな栄養素が含まれているの?
まず、うなぎに含まれる代表的な栄養成分を紹介しますね。うなぎには、こんなにたくさんの栄養素が詰まっているんですよ♪
うなぎの栄養素1 ビタミン類
ビタミンA
ビタミンAは目の健康を保ち、ウイルスへの抵抗力も高めてくれるので、視覚障害、風邪等を予防してくれます。また、お肌の老化を防ぐ働きもあり、美肌のためのアンチエイジング効果が期待できます。(うなぎ100gの含有量・・・5000μg / 1日の理想摂取量・・・750μg)
ビタミンB1
ビタミンB1が不足すると乳酸などの疲労物質が分解されず体内に蓄積され、疲れやすくなります。そのため、ビタミンB1には大きな疲労回復効果があります。(うなぎ100gの含有量・・・0.75mg / 1日の理想摂取量・・・1.1~1.4mg)
ビタミンB2
ビタミンB2には皮膚、髪、爪等の再生を促す働きがあり、子供の成長期に欠かせない栄養素です。艶やハリのある髪、肌を作ってくれるので、美髪・美肌効果があります。(うなぎ100gの含有量・・・0.75mg / 1日の理想摂取量・・・1.2~1.6mg)
ビタミンD
カルシウムの吸収を助けてくれビタミンDは骨の成長に必要な栄養素で、骨折や骨粗鬆症を予防してくれます。(うなぎ100gの含有量・・・1.9μg / 1日の理想摂取量・・・5.5μg)
ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があるので、お肌の老化を防ぎ、若々しく保つために重要な栄養素です。その他、血液をサラサラにし、心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病を予防してくれます。(うなぎ100gの含有量・・・4.9mg / 1日の理想摂取量・・・8mg)
うなぎの栄養素2 ミネラル類
カルシウム
カルシウムは、ご存じの通り骨や歯を作ってくれます。不足すると、骨折や骨粗鬆症のリスクが高まる他に、イライラし 怒りっぽくなります。(うなぎ100gの含有量・・・150mg / 1日の理想摂取量・・・600mg)
亜鉛
亜鉛はたんぱく質などが筋肉や臓器、髪などを作る際の手助けをしてくれるので、子供の成長に必要不可欠な栄養素です。また、味覚を正常に保ってくれる他、男性の生殖機能の改善にも有効です。(うなぎ100gの含有量・・・2.7mg / 1日の理想摂取量・・・7~9mg)
鉄分
鉄分が不足すると貧血になり、息切れ、めまいなどの症状が現れます。鉄分を効果的に取り入れるにはビタミンcの多い野菜や果物を一緒に摂取し、お茶やコーヒーは時間をずらして飲むと良いですよ。(うなぎ100gの含有量・・・0.8mg / 1日の理想摂取量・・・7.5~10.5mg)
うなぎの栄養素3 その他の栄養
DHA
脳や網膜などの神経に多く含まれ、頭の働きを良くしてくれます。脳が発達する乳幼児期に積極的に摂取したい栄養素です。また、成人後だと認知症の予防にも役立ちます。(うなぎ100gの含有量・・・1350mg / 1日の理想摂取量・・・500~1000mg)
EPA
EPAにはコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあり、血液をサラサラにしてくれます。血液・血管を健康にし、脳梗塞や高血圧などの病気対策として効果的です。(うなぎ100gの含有量・・・750mg / 1日の理想摂取量・・・500~1000mg)
たんぱく質
筋肉や臓器を作るのに必要な栄養素です。不足すると体力や免疫力が低下し、子供だと深刻な成長障害にも繋がります。(うなぎ100gの含有量・・・23g / 1日の理想摂取量・・・50~60g)
うなぎの栄養素
このように鰻は様々な栄養素が「これでもか!」とてんこ盛りで含まれている「大変優秀な食材」です。が、そんなうなぎにも欠点があります。それは、ビタミンcが含まれていないことです。
うなぎを食べる時はビタミンcを含む食品と一緒に摂取すると、よりバランスの取れた「最強の食事」へとランクアップしますよ(*´ω`*)
スポンサーリンク
うなぎの健康効果!うなぎの「カロリーが高い」は間違い?
「うなぎのカロリーが高い」は間違い?
うなぎって「高カロリー」なイメージがありますよね。確かにうなぎの脂肪量は100g中24gと数値だけみると、ちょっと多めです。が、うなぎの脂肪は身体に悪い脂肪ではありません。「不飽和脂肪酸」といって、
コレステロールを抑制してくれる良脂肪なんです!
その他、うなぎに含まれるEPAやビタミン類にも「コレステロールや中性脂肪を抑えてくれる働き」があるんですよ。
それで、うなぎのカロリーですが、うな丼だと約624Calになります。成人男性の1日の摂取カロリーが2,000Calですので、そう高いカロリーではないですよね。
しかも他の丼だとカツ丼で1,199Cal、天丼で852Cal、親子丼で663Calです。どうですか?こうやって比べてみると、うな丼って以外に低カロリーですよね♪
うなぎの健康効果は?
前述したようにうなぎに含まれるEPAやビタミン類には「コレステロールや中性脂肪などを抑制する働き」があります。血液をサラサラにするので高血圧や動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中等の病気を予防してくれるんです。
また、うなぎはカルシウムとカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDも含まれているので、高齢期に多い骨粗鬆症や骨折予防にもつながります(うなぎの骨にもカルシウムたっぷりです)。
その他、うなぎにはビタミン類、タンパク質、ミネラルと成長に必要不可欠な栄養素が多く含まれているので、成長期におすすめの食材です。特にビタミンA、ビタミンDは成長期の身長を伸ばすのに有効なんですよ♪
これだけの栄養成分が含まれるうなぎはまさに「最強の食べ物」と言えますね(*´ω`*)
妊婦はうなぎの食べ過ぎに注意
特にビタミンAの含有量が多いうなぎですが、このビタミンaは妊娠初期に取りすぎると胎児が奇形・先天異常になる可能性が少しだけ高まりますので、注意が必要です。とはいっても、うなぎ一匹食べたからといって特に問題はありません。むしろうなぎには妊婦に嬉しい栄養素がたくさん含まれています。
問題は毎日うなぎを過剰に摂取した場合です。うなぎを毎日食べられるなんて贅沢な生活、余程の事がない限り有りえませんよね。ですので、たまに食べるくらいなら安心してうなぎを食べてくださいね。
ちなみに私も妊娠中に何度かうなぎを食べましたが、特に問題なく元気な赤ちゃんを出産しましたよ♪
うなぎの美容効果は?
うなぎは「マルチビタミン」と言っていい程、とにかく様々なビタミンが多く含まれています。中でも特に多いのが、ビタミンAとビタミンEです。ビタミンAは肌の新陳代謝を促進し、老化を防止してくれる働きがあり、乾燥肌の人やピチピチお肌に若返りたい人 にぴったりです。
ビタミンEは強力な抗酸化作用や血液の循環を良くしてくれる作用があり、皮膚の新陳代謝を高め、メラニン色素が沈着するのを防いでくれます。ですので、シミやそばかすの予防につながり、美肌効果、美白効果が期待できます。
加えて、うなぎの皮周辺にはお肌をぷるぷるにして、潤いを与えてくれるコラーゲンが多く含まれますし、ビタミンb2には美髪効果もあります。
ウナギはまさに「キレイになりたい女性」の強い味方なのです!
一緒に読まれている人気記事
『土用丑の日2016年はいつ?うなぎの由来やうのつく食べ物は?』
うなぎの栄養 まとめ
うなぎにはビタミン類をはじめとして、多くの栄養素が含まれています。特に多いのはビタミンAとビタミンEでこれらの栄養は血液をサラサラにし、血液・血管の病気を予防してくれたり、お肌をツルツルに若返らせてくれる効果があります。
健康にも美容にも効果的なうなぎをあなたもぜひ食べましょう♪