卒業文集 部活の例文。簡単な作文の書き方と感動するコツ!

卒業文集 部活の例文。感動する書き方
 

「卒業文集で部活の例文ってある?」

「部活をテーマに卒業文集を書く時の書き方は?」

「部長やキャプテンで感動できるような卒業文集を書きたい!」

 

小学校6年生、中学校・高校3年生で卒業文集を書く学校も多いですよね。

そんな時にクラブ活動や部活について作文を書く児童生徒も多いでしょう。

が、いざ部活について書こうと思っても、なかなか筆が進まないもの。

 

そこで今回は「部活で卒業文集を書く時の簡単な書き方」をご紹介。

 

具体的な例文も紹介していますので、「部活について卒業文集や作文を書きたい」「部活について書こうと思うけど、どんな風に書いていいのかわからない」という人はぜひ参考にしてくださいね。

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卒業文集 部活がテーマの時の書き方

卒業文集で部活をテーマにしたい時、以下の順番で書いていくと簡単に書いてしまえます。
  1. 所属部活は何か
  2. 目標(〇〇を頑張った)
  3. 具体的なエピソード(練習の様子、試合の様子など)
  4. 学んだこと、成長したこと
  5. 今後の目標(中学、高校、大学などに行って頑張りたいこと、人生へ活かしたいことなど)
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。

入っている部活名を書く

まず最初に書くのは「部活やクラブ名」でしょう。

その際、部活名だけではなく、その部活でどんな役割を果たしているのかまで書くといいですね。
  • 部長、キャプテン
  • ポジション(背番号など)
  • 楽器名
  • 具体的な競技名
たとえば以下のような感じです。
  • 私は吹奏楽部に所属し、トランペットを吹いていました。
  • 僕は3年間バスケットボール部でセンターをしていた。
  • 私は陸上部です。短距離で、特に200mが得意です。
  • 僕は野球部で背番号は5番。サードだ。
  • 私は卓球部です。〇〇さんと一緒にダブルスを組んでいます。
 

また、この時に「なぜ〇〇部に入ったのか」の理由やきっかけを書いてしまうのも良いでしょう。
  • 私は軽音楽部でドラムをしている。音楽が好きだからだ。
  • 僕がサッカーに興味を持ったのは南野拓実選手がきっかけだ。
  • 私の姉はバレーボール部で入っている。だから私も同じようにバレーボール部に入った。ただし私は選手としてバレーボール部に入ったのではない。みんなを支えるマネージャーとして入った。
  • 僕は小学校の頃からバトミントンをしています。だから中学校でもバトミントン部に入りました。
  • 私は踊ることが好きです。なので中学でも迷わずダンス部に入りました。
 

ちなみに以下のページに「具体的な書き出し例」を紹介していますので、こちらの記事も一緒にどうぞです。

目標を書く

次は「目標」や「目的」を書きましょう。

こんな風に書くと「しっかりとした目標がないとなのかな?」と思うかもですが、そうではありません。

例えば「コミュニケーション能力を高めたかったから」とか「友達を増やしたかったから」とか、そういった目的も全然ありですよ。
  • みんなで甲子園出場を目標に頑張ってきた。
  • 都大路で絶対入賞。それが僕たちの目標だった。
  • 県大会出場を目指して努力してきた。
  • 将棋で〇〇さんに勝つのが僕が掲げた目標だ。
  • 私がパソコン部に入ったのは別にパソコンが上達したかったからではありません。できるだけ早く帰って家で勉強をしたかったからです。
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具体的なエピソードを書く

次に「具体的なエピソード」を書きましょう。
  • 部活の練習中に頑張ったこと、工夫したこと
  • 部長やキャプテンならみんなをまとめる上で苦労したこと、工夫したこと
  • 試合での成功談、失敗談
  • 部活仲間とケンカしたこと、仲直りしたこと、協力したこと
  • 先生、監督、コーチとのやり取りで印象深かったこと
こういった時に「何か大きな功績を残したようなエピソードがあった方がいいのかな?」と思うかもですが、そんなことはありません。

試合に負けたこと、練習でうまくいかなかったこと、苦労したこと、泣いたこと。

これらは全て「そこから学びがある素晴らしい体験談」です。
  • 試合で負けて悔しかった。だから次は絶対に勝つという気持ちで練習に打ち込んだ。
  • なかなかうまくいかなかったからこそ、うまくいかない人の気持ちがわかった。それが後輩指導の時に役立った。
  • 先生から怒られた。でもその言葉で自分の悪いところがわかった。
こういった風に「悪い出来事=良い出来事」に変えることができますので、ぜひそういったエピソードも取り入れてみてください。

ただの成功談のみの卒業文集よりも面白い内容になりますし、より感動できるものになると思います。

 

あと、エピソードは特に思い出深い出来事があれば、1つだけに絞って詳しく書くと良いですね。そちらの方が全体的な印象が良くなります。

が、文章を書くのが苦手だ…という人は1つのエピソードだけで文を膨らませるのが難しいかもしれません。

その場合、この項目で2~3このエピソードを出し文字数を稼いでもいいかと思います。

学び、成長を書く

こちらの項目では「前述したエピソードから何を学んだか、どんなことが成長をしたのか」を書く場所になります。

どうしても思いつかない人は飛ばしてもOKなのですが、書ける人はぜひ書いてみましょう。

個人的には小学校や中学校くらいまでの卒業文集でしたら「学び部分」はなくても良い気がしますが、高校生くらいでしたらぜひ「学び」の項目は入れて欲しいですね。
  • この体験から自分一人がうまくなれば良いのではなく、チームメート全員がうまくなる必要があるんだと学んだ。だから……。
  • キャプテンを務めたことで、リーダーシップの取り方を学ぶことができた。
  • 私はテニス部の練習で、最後まであきらめない忍耐力を学びました。
  • 弓道部で礼儀正しさ、そして先輩たちを敬う心を学ぶことができました。
  • 茶道部で身に着けた所作のお陰で家族にも「物腰が丁寧で柔らかくなった」と褒められました。
こういった「学び部分」があると、卒業文集のまとまりが出てきてグッと良くなりますよ♪

今後の目標

最後は「今後の目標、意気込み」を書く場所です。

この時、「中学3年間は剣道部で頑張ったけど、高校では違う部活に入ろうと思っている」という人もいると思います。

そんな人は「〇〇で学んだことを高校生活でも活かしていこうと思います」みたいに書くと良いですよ。
  • 中学でも水泳部に入って全国大会を目指します。
  • この3年間で学んだことを高校生活でも活かしていきます。
  • 高校3年間の芸術部で培ったノウハウを、専門学校でも活かしていきます。
  • クラブ活動での思い出をもとにして、中学生活も楽しく過ごしたいです。
  • 高校に入ったら今度こそ絶対に県大会で優勝します!
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卒業文集 部活の例文

それではお待たせしました。卒業文集の具体的な例文をいくつか紹介しますね。

部活例文1 キャプテン

タイトル 「キャプテンを経験して得たもの」

 

私は中学でもテニスをしていました。だから高校でも迷うことなくテニス部に入りました。そのテニス部で3年時にキャプテンに選ばれました。キャプテンに選ばれたのは誇らしい気持ちもありましたが、同時に複雑な気持ちもありました。なぜなら私は2年の時の故障が原因でスランプに陥りずっと試合で勝てない状態が続いていたからです。

なぜ私がキャプテンなんだろう…。きっと他の強いキャプテンでしたら力強いパワーで他の部員を引っ張ることも、試合に向けて士気を高めることもできたんだと思います。でも、私はキャプテンとは名ばかりで全く試合に勝てず、とうとう高校3年の最後の大会は補欠で試合に出ることもできませんでした。

何度も「キャプテンを辞めさせてもらおうか」と考えました。一時はテニス部自体も退部することも考えました。でも、そこで私は思いました。たとえ私が試合に出れなくても、他の頑張っている部員が活躍できるように手助けしたい。私ではなく〇〇高校テニス部が勝てるようにサポートしたい。それから私は部活に対する姿勢を変えました。今までなんとなくこなしていたアップ時の体操も丁寧にやるようになり、掛け声もどの部員よりも大きな声を出すようにしました。疲れている部員がいれば、背中を叩き励ましの声掛けをしました。その成果がどうかわかりませんが最後の大会で〇〇高校は団体戦で2位になることができました。その時、団体メンバーの一人がいった「〇〇がいたから頑張れた。〇〇のお陰で勝てた。ありがとう」という言葉は今でも忘れることができません。

私はこの経験でリーダーシップの1つの形を学ぶことができました。綺麗事のようですが、私が一生懸命になれば周りも一生懸命になります。そして、例え私が結果を出せなくても、団体で結果を出せば、それは私の勝利でもあります。シングルで私一人で試合に勝った時よりも、試合には出れなかったけどみんなで得た勝利の方が私は何倍も嬉しかったです。

これから私は大学生になります。きっと今まで以上にグループで作業をすること、グループで何かの結果を出すことが求められるようになるでしょう。そんな時、この3年間で学んだことを活かして頑張っていこうと思います。

部活例文2 憧れの選手

タイトル「僕の憧れ北島康介選手」

北島康介選手みたいな水泳選手になってオリンピックで優勝したい。それが僕が水泳部に入ったきっかけであり目標だ。

北島選手は本当にすごい選手だ。高校3年生時に初出場したシドニーオリンピックで100m平泳ぎ4位に入賞し日本新記録を樹立。さらに4年後のアテネオリンピックでは同競技で金メダル獲得。それからさらに4年後の北京オリンピックでも100m、200m、2つの平泳ぎで金メダルを獲得している。ちなみにオリンピックで平泳ぎ2大会連続2種目制覇を達成したのは北島選手が初めてだ。

そんなすごい北島選手だが、「負けを知った時、初めて勝つことが出来る」という名言を残している。僕はこの言葉が大好きだ。僕も水泳の試合で何度も負けた。だけど、負けて悔しい想いをするたびに北島選手のこの言葉を思い出している。北島選手だって初めからずっと勝てていたわけではない。時には負けも経験し、そしてその後に勝つための努力を何倍もし、そして勝つことができたんだ。だから僕も負けた後は北島選手のこの言葉を心の支えにし、そして練習を頑張ってきた。そんな僕は最後の大会で惜しくも決勝進出を逃してしまった。悔しい。本当に悔しい。でも悔しいと思えることはまだ頑張れるということだろう。

僕にはまだ先がある。次は高校でまずは試合優勝を目指したい。そしていずれはオリンピックに出場し、北島選手のように活躍するのだ。

部活例文3 試合

タイトル 「インターハイ優勝」

僕は陸上部に所属しています。専門は中長距離で1500mが最も得意な競技です。1500mはトラックの格闘技と呼ばれる競技です。自分の位置取りの押し合いが激しく、密集した状態でスピードを出すので接触から転倒することもあります。でも僕はこの競技が大好きです。

どんなところが好きなのかというと、ラストの200mです。僕はいつも最初の1300mはトップではなく2~3着に付き、ラスト200mでそれまで残していたスタミナを全部使いきり前に出ます。僕がぐんぐんとスピードを上げる中、今まで僕の前にいた選手が追いつけず段々と距離が離れていく瞬間がすごく気持ちいいです。この僕のスタイルをずるいという人もいます。前半はずっと先頭の人に引っ張らせ体力を温存しているからです。実は僕もちょっと卑怯かなと落ち込んだ時がありました。でも監督から「これは作戦だ。お前をずるいというのは負けたヤツのやっかみだ」と言われ、ふっきれました。僕は僕のスタイルを貫き通す。その結果、勝てるのならそれでいいじゃないか。僕はこの作戦をより活かせるようにラスト200mのダッシュの練習をより一層打ち込みました。

そして迎えたインターハイ決勝。僕はラストのコーナーに入ったところで前の選手を抜き前に飛び出しました。でも相手も必死です。なかなか前に抜け切ることができません。残り100m。直線に入ってラストスパート合戦になりました。僕は練習の時のことを思い出し、足を動かしました。その結果、ライバルに競り勝ち僅差で優勝することができました。

僕が勝てたのは僕だけの成果ではありません。僕が落ち込んでいた時に励ましてくれた監督、一緒に練習を頑張ってきた陸上部の仲間、競技しやすいように支えてくれたマネージャー、寮に帰った後に毎日優しく声をかけてくれた寮母さん、そして僕の活躍を祈り応援してくれた両親。みんながいたからここまでやってこれたんだと思います。

大学に行っても僕は陸上を続けるつもりです。これからも監督の言葉とみんなへの感謝の気持ちを忘れず頑張っていこうと思います。

卒業文集 部活の例文まとめ

いかがだったでしょうか?

ちょっと例文が長すぎましたね(笑)

ちなみに「文章を考えるのが苦手」「部活の思い出があんまりない」という人は「例文2」のように憧れの選手について「功績と名言」を調べ、自分が所属している部活に絡めて書けば簡単に書くことができますよ。

また「例文3」のように「その部活のどんなところが好きなのか」について書いてもいいですね。

あと、部活系の卒業文集でしたら最後に「周りへの感謝の言葉」を入れると感動的な感じで締めくくることができますよ。

頑張ってくださいね。

 

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