「卒業文集の書き出しの書き方がわからない」
「卒業文集の面白い書き出しって何かないかな?」
「将来の夢や部活、修学旅行で卒業文集を書くときの書き出し例を見たい!」
小学校、中学校、高校を卒業時にみんなの作文を集めて作る卒業文集。
この卒業文集を書くとき、よく悩むのが「書き出しをどうするか」ですよね。
なんとなく書く内容は決まっているけど、書き出しが決まらない…というのはよくある話です。
できたら人とは変わった書き出しやカッコいい書き出しで、ビシッと素敵な作文を書いてしまいたいですよね。
そこで今回は「卒業文集の書き出し例文」をご紹介。
色々な書き出し例をまとめて紹介しますので、「卒業文集の書き方や書き出しで困っている」という人はぜひ参考にしてくださいね。
また一番最後には「思い出なんかない!」「書くネタがない」という人でも簡単に卒業文集を書けるコツや、卒業文集の全文例文も掲載していますので、こちらも参考にどうぞです。
卒業文集の書き出し例 〇〇の思い出
まず、卒業文集を書く時に最も多いテーマは「〇〇の思い出」でしょう。小学校6年間の思い出、中学校・高校3年間の思い出。
その中で「特に印象に残った行事、イベント、委員会」等で卒業文集を書く時は、以下のような書き出しにしてもいいですね。
王道の書き出しから、カッコいい書き出し、おもしろい書き出しをいくつか紹介しますね。
・私の小学校6年間の思い出は3つあります。もちろん思い出に残っていることはもっとたくさんありますが、特に強い思い出になっている出来事が3つあるんです。1つ目は……。
・中学校3年間で私が最も嬉しかったのは体育祭で優勝したことです。
・高校最後の合唱コンクール、そこで金賞をとれたのは先生のお陰です。
・中学3年時の職場体験学習で私は人生の師匠と呼べる人と出会った。
・中学生活の3年間。私が毎日欠かさず頑張ったのは勉強だと言える。
・小学6年生の時、クラスメート全員で挑戦したドッチボール大会で私は多くのことを学びました。
・文化祭で行った白雪姫の劇は大成功でした。なぜここまで劇が成功したのか、今から分析しよう思います。
・僕は中学最後の運動会で応援団長の役割を果たした。この応援団長を行うことで、僕は大きく成長したと思う。
・私は3年間、毎年図書委員を務めました。なぜなら本が好きだからです。
・学級委員長を務めた一年間。苦労したことはたくさんありますが、それ以上に得たものの方が大きかったです。
・中学校3年間。私の思い出の中にはいつも親友の〇〇の姿がありました。
卒業文集の書き出し例 将来の夢
次に、「将来の夢」がテーマで卒業文集を書く時は、・私の将来の夢は〇〇です。なぜなら……。
・私の夢は〇〇です。なぜ〇〇になりたいかというと、理由は3つあります。
・私が〇〇に興味を持ったきっかけは……。
いくつか具体的な書き出しの例文を紹介します。*「」内を好きな言葉に変えて書いてくださいね。
・僕の将来の夢は「宇宙飛行士」です。なぜなら……。
・「ユーチューバー」に私はなる!
・僕は大人になったら「警察官」なると決めている。
・「学校の教師」。それが私の夢だ。
・私は「子供」が好きです。だから将来は「子供」に関わる仕事をしたいと思っています。
・私が小学4年生の頃におばあちゃんが病院に入院しました。そこで出会った「看護師」さんが私の人生を変えました。
・私は三度の飯よりが「ゲーム」が好きです。「ゲーム」マニアと言っても過言はありません。そんな私は「ゲーム」マニアの名に恥じないよう、将来「プロゲーマー」になるつもりです。
・僕は将来「医師」になって、「病気になった人の命を救い」たい。
・僕の父親は「消防士」をしています。僕はそんな父を心から尊敬しており、カッコいいと思っています。だから僕も将来「消防士」になることを目指します。
・私は行きつけの「美容院」があります。そこで私を担当してくれている「山谷」さんは、まるで魔法使いです。私のグネグネにうねった髪の毛をあっという間にキレイにしてくれます。私は将来「山谷」さんのように髪の毛にコンプレックスを持っている人をキレイに変身させられるような「美容師」になりたいです。
・7兆分の1。これが何の確率だかわかる人はいるでしょうか?実は7兆というのは、一組の男女から生まれる子供の遺伝子の組み合わせ数です。つまり、私もあなたも7兆分の1という確率で生まれてきたことになります。これはもう奇跡といっていい数字でしょう。私はこのような奇跡に関われる「助産師」という仕事をしたいです。
ちなみに「将来の夢」の作文の書き方は以下の記事で詳しく書いています。
具体的な例文(書き出しだけではなく全文)も紹介していますので、参考にどうぞです。
卒業文集の書き出し例 部活関連
部活関連の卒業文集を書くときの書き出しは…- 〇〇に入っている。そこで〇〇を頑張った。
- 〇〇に所属している。そこでの目標は〇〇だった。(〇〇を目指して頑張った)
- 憧れの選手は〇〇だ。
- 私が〇〇部に入ったきっかけは…
また中学や高校でしたら目標としていた大会などもあると思います。
そういった大会や試合があるなら「その大会の出来事をクローズアップして書く」のも良いかなぁと思います。
具体的な例文を以下に記述しています。相変わらず使えるものもあれば、使いにくいものもありますが、参考にどうぞです。
・私は3年間「バスケットボール部」に所属していました。そこで……。
・高校最後の「甲子園」。僕はその「甲子園」のために3年間全力で頑張ってきた。
・私は3年間「吹奏楽部」で「サックス」を演奏していました。
・私の中学3年間の目標は「バレーボールで全国大会に出ること」でした。
・僕は小学校4年の頃、一つ上の兄と一緒に「陸上クラブ」に入った。このクラブで僕は走ることの楽しさを知った。
・私の青春は「軽音楽部」とともにありました。
・「桃田選手みたいになりオリンピックに出たい」。それが私が「バトミントン部」に入部したきっかけです。
・「ダンス、ダンス、ダンス」。とにかく「ダンス」。私はこの3年間、ひたすら「ダンス部で踊り」まくった。
・僕は「テニス部」に入っている。そんな僕の憧れの選手は「ロジャー・フェデラー選手」だ。
・剣道の良いところは精神が澄み切ったように落ち着くところです。防具を身に着け、竹刀を構えた時、私の心は不思議なほどシンと静まります。
・「ボールは友達。怖くないよ」。これは漫画「キャプテン翼」の主人公、大空翼のセリフです。僕はアニメで最初にこのセリフを聞いた時「なんてバカなセリフだろう」と思っていました。でも……。
・小さいころ、父親が陸上競技場。そこで私は「棒高跳び」と出会いました。まるで背中に翼が生えているかのように、ポールをしなやかなジャンプで飛び越える選手。「私もあんな風にジャンプしたい」。
・私は「帰宅部」だ。「帰宅部って楽でいいよね」。そんな言葉に対して、この場を借りて猛反論したい。いいか、耳をかっぽじってよく聞け。いや、違うな。目を見開いてよく読め。「帰宅だって大変なんだ!」今からその理由を述べていく。
卒業文集の書き出し例 修学旅行
小学、中学、高校で最も思い出残るイベント行事といえば「修学旅行」ですよね。私も小学、中学、高校と修学旅行に行きましたが、どの旅行も印象深く今でもよく覚えています。
さて、そんな修学旅行をテーマにして卒業文集を書くときですが、
・〇〇に行った修学旅行。そこで3つの事を学びました。
・修学旅行の行先は〇〇でした。最も思い出深いのは…。
もし1つの見学先のみでガッツリと話題を書けるなら1つの見学先だけに絞って卒業文集を書いてしまうのも良いでしょう(個人的に平和・戦争関係の見学先ならそれだけで話を引っ張れる気がします)。
「いやいや、そんなに1つの見学先だけで書く話題はないよ」ということでしたら、3か所くらい見学先を書き、簡単なエピソードを書いていくと良いですよ。
小学生、中学生くらいでしたら「そこで〇〇をしました。特に〇〇が楽しかったです。」くらいの簡単なエピソードでいいでしょう。
高校生でしたら「そこで〇〇をしました。その経験から〇〇を学びました」的なことを書けるとよりグッドですね。
・私は修学旅行で「沖縄」に行きました。その沖縄で特に思い出に残っていることが3つあります。
・修学旅行の思い出で最も印象深かったのは「広島の原爆ドーム」でした。
・2泊3日で行った修学旅行。最も楽しかったのは2日目の「東京ディズニーランド」です。
・「京都・奈良」への修学旅行。私はそこで「歴史の奥深さ」を学んだ。
・高校2年の時に行った修学旅行。最終日の自由行動で私たちの班が目指したテーマは「大阪食い倒れ弾丸ツアー」だった。
・「北海道」へ旅した3日間。そこで学んだことが3つあります。1つ目は「生キャラメル作り体験」です。
・「福岡」への修学旅行。「海の中道にある水族館マリンワールド」の「イルカのショー」は最高だった。
・「絶対に思いっきり楽しんで最高の思い出を作ろう」。そう思って出発した修学旅行だったが、僕の修学旅行はハプニングの連続だった。まず出発時に…。
・「長崎」への修学旅行。初日に行った「原爆記念館」で私は脳髄をたたき割られたかのような衝撃を受けた。正直、今まで戦争だとか原爆だとか、そういった物はテレビの中の存在でしかなかった。でも、原爆記念館では……。
・「熊本」と言えば「くまモン、阿蘇山、熊本城」だろう。個人的に「熊本」三大観光名所だと思っている。2泊3日の修学旅行。僕たちは贅沢にもこの三大「熊本」観光名所を全部回りきった。*くまモンは観光名所ではないですが…(笑)
卒業文集の書き出し例 簡単なヤツ
最後に、思いつく書き出しをいくつか紹介しますね。・僕が憧れているのは「豊臣秀吉」です。理由は3つあります。
・私は将来「ヘレンケラー」のようになりたいです。なぜなら…。
・僕には今「ありがとう」を伝えたい人がいます。それは「お母さん」です。
・私は将来「ヒーロー」になりたい。「弱きを助け強きを挫く」、そんな「ヒーロー」みたいな存在に私はなりたいんです。
・「明日死ぬかもしれないと思うと、今の人生に感謝できるようになるわ」。これは私が大好きな「女優アンジェリーナ・ジョリー」の言葉です。
歴史上の人物、あるいは現在生きている有名人でもいいでしょう。
その人について「その人がやったこと」「その人の名言」を調べてみましょう。
ネットで検索するとすぐに出てきます。そうなると後は簡単です。
- 〇〇を尊敬しています。
- 〇〇はこんなスゴイことをしました。その中でも私が感動したのは〇〇です。なぜなら…(←書ける人はここも書く)
- 〇〇が残した言葉で好きなのは〇〇という言葉です。
- 私も〇〇のような人物になりたいです。
その際、自分と関連がある偉人を選べるとなお良いですね(部活に入っているなら、部活に関係がある偉人を調べる)。
共通点がある有名人について調べると、彼らの言葉が深く自分の胸に突き刺さりますし、そこから学べることもあるでしょう。
また「〇〇のように私も〇〇して将来〇〇をやりたい」みたいな感想も自然と出てきますよ。
卒業文集書き出し例 書くネタがない!という人は…
あと、「どうしても書くことなんてないんだ!」という人は、いっそ正直な気持ちを卒業文集に書いてしまうのもありです。特別に「まったくネタが思いつかない」という人のために全文の例を紹介します。
卒業文集を書けと言われたから僕は今ペンシルを握り渡された原稿用紙とにらめっこしている。正直に言おう。僕は卒業文集に書くような思い出はない。というのもコロナでほとんどのイベントは中止になったからだ。修学旅行でさえ中止だ。遠足も運動会も宿泊学習も中止だった。
逆に聞きたい。卒業文集に何を書けばいいんですか?そんなことを言うと先生は「中学3年間で学んだことがあるだろう!」と怒るだろう。大変申し訳ないが、この中学生活で心を打ち震わせるほど大層な何かを学ぶような経験、僕はしていない。なぜならそのような経験は全てコロナが奪っていったからだ。
だからこそ今、僕の頭の中は「どうやってこの原稿用紙を埋めてしまおうか」その一色で塗りつぶされていわけだが、先に言っておきたい。こんな事態に陥ったのは決して先生方の責任ではない。ましてや僕の責任でもない。コロナを憎んで人を憎まず。そう、全ての原因はコロナにある。
だから僕は最後にコロナに対して盛大に文句を言いたい。おい、お前、コロナ!ふざけるな!お前のせいで僕の中学3年間が台無しだ。ムカつくから僕が大人になったら医学研究者になってお前みたいなイベントをぶち壊すウイルスを根こそぎやっつけてやるんだからな、覚悟しておけ!!
ただし、うまくまとめないと先生から「ふざけるな!やり直し!!」と言われる可能性もありますので注意してくださいね。
卒業文集の書き出し例まとめ
いかがだったでしょうか?なかなか難しい卒業文集ですが、あれこれ考えて書いた作文はなんだかんだで思い出深いものになるものです。
頑張って考えてくださいね。
あと、以下の記事に「卒業文集の全文の例文」も載せてありますので、良かったら参考にどうぞです。
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