「修学旅行の作文の書き方がわからない」
「修学旅行の感想文ってどんなことを書けばいいの？」
「中学生の作文の簡単な書き方や具体的な例文が知りたい！」
小学校、中学校、高校生活で最も楽しみなイベントの１つと言えば修学旅行ですよね。
同級生と一緒に行く旅行は学校生活の中でも特に楽しい思い出となることでしょう。
が、この修学旅行、帰ってきた後に「作文や感想文」を書かないといけないことが多いですよね。
修学旅行は楽しかったけど、思い出の作文なんてどうやって書けばいいの…。
そう思う児童生徒も多いでしょう。
そこで今回は「修学旅行の作文の書き方」をご紹介。
修学旅行を簡単に書くコツや書き出し、具体的な例文までまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ちなみに今回は中学生向けで書いていますが、小学生や高校生も参考になると思いまよ♪
修学旅行の作文の書き方
修学旅行の作文ですが、書くことは主に以下の３つです。・書き出し：どこに旅行に行ったのか
・本文：旅行に関するエピソード（思い出の感想、学んだこと）
・終わり：旅行の思い出や学びをどう活かしていくか
が、「とりあえず早く作文だけ終わらせてしまいたい」ということでしたら「エピソード＆その時の感想（楽しかった、面白かった）」だけでいいかな、と。
高校生でしたら学んだことまで書いて欲しいのですが、小学生や中学生でしたら感想で終わってもいいかなぁ、と思います。
さて、それでは今から１つ１つさらに詳しく解説していきましょう。
書き出し
書き出しは何も迷うことはありませんよね。「修学旅行で〇〇に行きました」と書くだけです。
ただ、それだけではありきたりな書き出しになってしまうので、少し工夫して以下のような書き出しを書いてみてはどうでしょうか？
・２泊３日で行った京都・奈良への修学旅行は古くから残された和文化に触れる旅でした。
・中学２年の時に行った沖縄への修学旅行で最高の思い出ができました。
・修学旅行の行先選択で、私は迷わず大阪を選びました。なぜなら……。
・今回の修学旅行で私は平和の大切さ、命の尊さを学びました。
・みんなで行った修学旅行。そこでたくさんの思い出ができたが、特に印象深かったのはユニバーサルスタジオジャパンだ。
・今回の岩手への修学旅行で、私が学んだのは以下の３つだ。
・四国への修学旅行で私はバスレク係になりました。旅行中にみんなにゲームを楽しんでもらうために、修学旅行に行く前から……。
・北海道への修学旅行は驚きと学びの連続でした。
・修学旅行の前日。私は緊張で眠れませんでした。寝不足のままでスタートした九州への旅はハプニングいっぱいの旅行になりました。
書き出しが決まると、続きもスラスラと書けたりしますよね。
が、もしピッタリとくる書き出しが見つからない…ということでしたら、先に本文のエピソード部分を考えると良いですよ。
ある程度の本文内容を考えてしまってから、本文に繋がるように書き出しを書く…というのもオススメです。
本文
次に「修学旅行の思い出（エピソード）」を書いていきます。ちなみにこの時、旅行中の見学先・観光地のことだけを選ばなくてもOKです。
修学旅行は、行く前の準備や係なども含めて修学旅行ですので。
そういったことも含めて「書きやすいエピソード」を選ぶと良いですね。
・修学旅行前の事前学習で調べたこと
・自由行動の計画を立てた時のこと
・修学旅行に持っていくものの準備を家で行っている時のこと
・係（リーダー、清掃、保健、レク、しおり係など）で準備したこと、頑張ったこと
・バスや船、電車、新幹線などのこと
・見学先（観光地、体験学習）の思い出、思ったこと
・宿泊先での出来事（部屋、食事、入浴、友達と遊んだこと）
・班行動や団体行動で思ったこと
・自由行動の時に起こったこと
・修学旅行から帰宅した後にあったこと、感じたこと
が、文章を書くのが苦手な人でしたら１つのエピソードだけで書くのは難しいですよね。
そんな時は２～３つのエピソードを選んで書き「〇〇ということがありました。それで〇〇を学びました。次に〇〇ということがありました。それが楽しかったです」みたいな感じで書いていくと良いかなぁ、と思います。
学んだこと
また、エピソード部分で「学んだことまで書きたい。でも、学んだことが思い浮かばない」という人は以下の参考にしてください。・自由行動…計画を立て実行すること、交通機関の調べ方、団体行動の大切さ
・体験学習…〇〇の製造方法、物を作る楽しさ
・観光名所…歴史の奥深さ、平和の大切さ、自然の豊かさ、観光地の文化
・各係…リーダーシップ、責任感、創意工夫、協調性、団結力、
・修学旅行全体…旅行の楽しさ、交通機関の乗り方、集団行動、規則やルールの大切さ
「もっと詳しく学んだことを知りたい！」という人は以下の記事でかなり詳しくまとめていますので、こちらも一緒に読んでみてくださいね。
各観光地のテーマや係ごとに具体的な学んだことの例文を紹介していますよ。
終わり方
最後は修学旅行の思い出の締めくくり部分ですよね。できたら、「修学旅行の思い出を今後の生活に活かしていきます」みたいな終わり方ができると良いです。
・今回の修学旅行でたくさんの思い出ができました。きっと大人になっても忘れない最高の思い出です。
・修学旅行で学んだ多くのことを、今後の生活に活かしていこうと思います。
・修学旅行で学んだ集団行動の大切さは学校生活にも活かせることです。この旅で学んだことを忘れずに残りの学校生活も楽しみたいです。
・何かを調べ、計画し、実行すること。これは私生活でも、そして部活や学校生活にも活かせることです。何かに挑戦する時は、この修学旅行で学んだことを活かし事前に調べ、計画し、そして実践していきたいです。
・私はこのように今回の修学旅行で自然環境の大切さを学びました。今後もこの豊かな自然を守れるように、省エネルギー生活など、私にできることから始めていこうと思います。
修学旅行の作文 例文
それでは最後に修学旅行の例文をいくつか紹介しますね。例文１ 修学旅行の思い出
長崎へ旅した修学旅行。私は特に印象深い思い出が３つあります。１つ目は軍艦島です。軍艦島へは船で行ったのですが、今は廃墟と化しているこの狭い空間に最盛期には約5300人もの人が住んでいたというのですから驚きです。明治時代、この島でそんなに多くの人が住み、汗水垂らして働き、明治時代の日本の産業革命を支えてきたのだと思うと感慨深いものがありました。きっとこういった人達の努力があったから、今の私達があるのだと思います。
２つ目は大浦天主堂を始めとした教会です。長崎の教会にはステンドグラスが美しいというのもあるのですが、キリシタンの歴史が数多く記されていました。キリスト教は長崎で迫害された歴史があります。今の日本は宗教は自由です。が、世界では宗教を理由に迫害されている人達がまだいます。自分の信条を他人から責められることがないような、そんな世界になって欲しいと思いました。
３つ目は長崎原爆資料館です。そこでは原爆についての資料を見ることができたのですが、どれも悲惨なものばかりでした。戦争は人間を人間ではなくしてしまうのでしょう。私達と同じ人間が、同じ人間から原爆を落とされ、人間とは思えないような残酷な状態になっていました。こんな戦争が二度と起こらないよう、戦争の悲惨さを後世にも伝えていかなければならないと思いました。
このように私は長崎への修学旅行で多くのことを学びました。学んだことを今後の生活にも活かしていきたいです。
例文２ 修学旅行で学んだこと
大阪への修学旅行で僕が特に印象に残ったのは以下の２つだ。１つ目は山忠木材株式会社での体験学習だ。山忠木材株式会社では木工機械による作業見学のほか、ベニヤカットソーによる切断体験もできた。僕は機械で木を切るのが初めてだったのでうまくできるか不安だったが、社員さん達の手助けを借りて上手に切ることができた。また木のパズルの制作も行えた。こういった仕事が日本の家づくりや物づくりを支えているのだということを学ぶことができた。
２つ目は大阪広域環境施設組合舞洲工場の見学だ。この工場では毎日多くのゴミを焼却している。スゴイ量のゴミをゴミクレーンが掴んでいる様子は圧巻だった。ただ、粗大ゴミのところを見た時、僕は思った。まだ全然使えそうなのにな、と。日本に限らず、世界ではゴミ問題が起こっている。埋立地の不足や、焼却炉でゴミを燃やすことで二酸化炭素が発生し、そこから温暖化が進む地球環境の悪化だ。僕も振り返ると、まだ使えそうなものでも「また買えばいいや」とすぐに捨ててしまっていたことがあった。これからはゴミが少しでも少なくなるよう、物を大切にしたり、買い物袋の持参するなどを心掛けていきたい。
大阪旅行、実は一番楽しみにしていたのはユニバーサルスタジオジャパンだった。もちろんユニバーサルスタジオジャパンも楽しかったが、それ以上に物作りやごみ問題を考える機会に出会えたのが嬉しかった。この旅行で学んだことを今後の私生活、そして学校生活にも活かしていきたい。
修学旅行の作文例文まとめ
いかがだったでしょうか？修学旅行の作文はエピソードをいくつか交えながら書くと簡単に書けますよ。
面倒だなぁと感じるかもですが、「帰ってきて、作文を書くまでが修学旅行だ」と思い、頑張って書いてしまいましょう（笑）
また、以下の記事にも修学旅行の作文の例文が紹介されていますので、参考に読んでみてくださいね。
