「うなぎって何歳から食べられるの?」
「赤ちゃんや乳幼児にうなぎを食べさせても大丈夫?」
「小さな子供にうなぎを食べさせて影響や副作用はないの?」
「土用丑の日」といえば「うなぎ」ですよね。
栄養満点ですし、何といっても美味しい。
ぜひ子供にもうなぎを食べさせたい!って思っちゃいますよね。
が、ここで問題になるのが「子供にうなぎを食べさせて大丈夫なの?」ということです。
例えばハチミツなんかは1歳未満のベビーちゃんに食べさせるのはNG。
いくら離乳食を終えた子供でもうなぎを食べさせても大丈夫なのかどうか迷いますよね。
そこで今回は「うなぎは何歳から食べられるのか」についてご紹介。
1歳、2歳、3歳?いったいうなぎは何歳から食べられるのでしょうか。
小さな子供がいるママやパパは要チェックです!
うなぎは何歳から食べさせられるの?
土用丑の日はもちろん、特別な日の会食にも用いられることが多いうなぎ。いったい何歳から食べることができるのでしょうか?
赤ちゃんにうなぎを食べさせるのはNG?
まず、赤ちゃんがいる家庭なら厚生労働省の「離乳食ガイドライン」をチェックすると思います。が、実はこのガイドラインには「うなぎ」という項目がありません。
「だったらどうすればいいの!?」
と思うかもですが、うなぎは白身魚に分類されます。
そして、白身魚は「離乳食初期から食べてもOK」となっています。
→厚生労働省の離乳食ガイドライン
「ふーん、だったら離乳食初期の6ヵ月くらいからうなぎを与えていいの?」
と思うのはちょっと早いです。
うなぎは他の白身魚よりも脂が多く、小骨も多いです。
さらにうなぎを一から料理するならともなく、すでに調理済みのうなぎ料理は味付けが濃く塩分が高い傾向があります。
子供に万が一のことがあったら後悔しても後悔しきれません。
うなぎデビューをさせるなら離乳食完了期になる1歳6ヵ月ごろにするのが無難かな、と思います。
また、まれではありますが、うなぎで子供がアレルギーを発症することもあります。
初めてうなぎを食べさせる時は、まず一口与え、様子を見るようにしましょう。
その際、できるだけ味付けは薄い「白焼き」にすると良いですね。
2歳ならウナギもOK?
1歳だと離乳食が終わっていない子供もおり、うなぎを食べさせるのに少し不安が残りますよね。が、2歳になったら基本的には大丈夫です。
子供にうなぎを食べさせても特に問題はないでしょう。
わが家の娘も2歳ごろにうなぎデビューさせましたが、喜んで食べていましたよ♪
とはいえ、やっぱり蒲焼きなどのウナギ料理は塩分や脂が多いですからね。
食べさせすぎるのはNG。
味付けが濃いので「うなぎをもっと食べたい」と主張する子供もいるでしょうが、そこは親がグッと我慢し、食べさせ過ぎないように注意しましょう。
食べさせる量の目安としては1切れ程度になるなか、と思います。
3歳ならどうなる?山椒はかけてもOK?
子供が3歳になるとケーキやお菓子も解禁し(量は制限するでしょうが)、ほとんど食べ物に制限がなくなっている家庭が多いですよね。実際に3歳児ならうなぎを食べさせて何ら問題はありません。
せっかくのうなぎ料理。
そうなると、大人と同じようにうなぎを食べさせたくなるますよね
が、やっぱり食べさせすぎはいけません。量だけは加減しましょう。
具体的に言えば、3歳児でしたらうなぎ2~3切れを目安にすると良いかなと思います。
また、山椒は香辛料で、大人でも刺激が強く辛く感じる場合があります。
3歳の子供には与えないようにした方が無難でしょう。
うな丼やうな重は何歳からOK?外食チェーン店やスーパーは?
最近では正式なうなぎ屋でなくても、手軽にうなぎを食べられますよね。例えば「すき屋、松屋、吉野家」などで食べるうな丼は美味しいですし、「ホットモット」のうな重も美味しいです。
さらにスーパーでも土用丑の日では「うな重」や「うなぎのかば焼き」が販売されています。
こういったところでうなぎデビューを考えている場合、さらに慎重になりましょう。
というのも、こういったチェーン店やスーパーのうなぎの場合、さらに味付けが濃ゆくなっている可能性が高いです。
そうなると、まだ未熟な子供の消化器官に負担になります。
あと、チェーン店やスーパーのうなぎはお手軽価格で嬉しいのですが「外国産のうなぎ」を使っている可能性が高いです。
外国産うなぎの場合、体を大きくするために成長ホルモンや悪質な餌が使用されている可能性があります。
そして、そういったうなぎを食べたことでアレルギーが発症した…という子供もいます。
その他にも皮付きうなぎの場合、歯が生えそろっていない幼児だと皮を嚙み切れなかったり、小骨が喉に刺さってしまう可能性もあります。
チェーン店やスーパーでのうな丼やうな重は、できたら子供がもっと大きくなる8~10歳くらいまで我慢するのが無難です。
もしくは、皮や骨に気を付けて、少量だけ与えるようにしましょう。
うなぎパイは何歳からOK?
夜のお菓子「うなぎパイ」ですが、何歳から食べさせていいの?と少し迷ってしまいますよね。なんとなく夜のお菓子なんて言われているので、子供に食べさせて大丈夫なものか心配になります。
が、実はうなぎパイが夜のお菓子と言われているのは、昔交通機関が発達していない昔、うなぎパイをお土産に購入して自宅に帰り、家族で食べる頃には夜になってしまう…という理由からです。
実際にうなぎパウダーは含まれていますが、その他アヤシイ成分(笑)は含まれていません。
感覚的には「源氏パイ」「ホームパイ」などと同じ種類のお菓子になります。
なので、パイ菓子などが食べられる3歳ごろからうなぎパイも食べさせてOKになりますよ。
もちろんお菓子の食べさせすぎはNGですので、食べさせすぎないように注意してくださいね。
うなぎを食べさせる時の注意点 アレルギーはある?
うなぎを食べさせる時は以下のポイントに注意しましょう。アレルギーが出る可能性がある
非常に稀ではありますが、大人か子供かに限らずに、うなぎが原因でアレルギー症状が出ることがあります。主なアレルギー症状は以下のものです。
- 全身の蕁麻疹
- 唇や口の中の腫れ
- 喉のかゆみ
- 顔の腫れ
- 呼吸がしにくくなる
もしうなぎを子供に食べさせた際にこのようなアレルギー症状が出た場合は、すぐにかかりつけの小児科を受診しましょう。
もし土日祝日で小児科が休みの場合は、休日当番医や総合病院などを受診すると良いでしょう。
近くの休日当番医は「住んでいる地域名 休日当番医」と検索すると出てきまよ。
それと、もし子供にうなぎアレルギーが出た場合、「魚介アレルギー」を持っている可能性があります。
この場合、他の魚(ハモや穴子)でもアレルギーが出る可能性があるので、与える際は注意しましょう。
小骨と皮に注意
うなぎは細かい小骨が多い食材です。私達ならなんてことないのですが、小さな子供にとっては小骨が喉に刺さっただけでキツイですよね。
また皮を噛み切れず、喉にひっかけてしまうこともありますので要注意です。
まだ小さい子供の場合は、うなぎの皮を剥ぎ、身を細かくして与えると良いですね。
もしうなぎの小骨がキッズの喉にひっかかってしまったら、早めに行きつけの小児科か、耳鼻咽頭科を受診すると良いですね。
自然に抜けることもありますが、万が一のことがあったら大変です。
もし子供が痛がっているようでしたら放置せずに病院を受診するのがオススメですよ。
味が濃いうなぎ料理は要注意
特に小さい子供の場合、「白焼き」から食べさせるのおすすめ。もちろんメジャーなのは蒲焼きで、幼児に蒲焼を食べさせてもOKではあるのですが。
子供には少しタレの味付けが濃すぎます。
塩分、糖分、脂質が高いうなぎのかば焼きは子供にとって消化しにくく、お腹を壊しやすいもの。
特にスーパーで購入したものは濃すぎるので、少し薄めて、少量だけ食べさせるようにしたいものです。
うなぎで子供が寝なくなる?
うなぎは栄養価が高く、夏バテや疲労回復などの効果を期待できる滋養強壮食品でもあります。- ビタミンA…免疫力を高め、ウイルスや細菌への抵抗力を強くする
- ビタミンB群…疲労回復や健康維持の効果が期待できる
- カルシウム…骨を丈夫にする栄養素
- 亜鉛…細胞分裂や新陳代謝に必要となる栄養素
- DHA…頭が良くなる栄養素として有名
- EPA…血液の流れを良くし病気を予防してくれる
子供によっては大丈夫でしょうが、食べさせる量には充分に気を付けましょう。
鰻は何歳から食べさせてOKまとめ
いかがだったでしょうか?うなぎを食べさせる目安は1歳6ヵ月の離乳食完了期になります。
ただうなぎの蒲焼などはタレの塩分、糖分、脂が多いですので、できたら白焼きを少量から食べさせると良いですね。
その際は、皮や小骨にも注意し、細かく切ってから食べさせるようにしましょう。
2歳ならうなぎ一切れ、3歳でうなぎ2~3切れが食べさせる量の目安ですよ。
子供と一緒にうなぎを楽しめると良いですね。
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