「パナソニックテレビ（TV）の電源の赤点滅が続くんだけど、これって何かの故障？」
「パナソニックテレビの電源が入らなくなった。修理代金の目安は？」
「テレビが映らなくなったけど、故障を自分で直すことってできるの？」
パナソニックテレビをお持ちの方は「電源の赤点滅がずっと続く」という体験をしたことがないでしょうか？
実はこれ「電源エラーの表示」なんです。
で、電源の主な点滅回数は「1回、2回、3回、4回、6回、7回、8回、9回、10回、11回、12回、13回、14回」なのですが、この回数によって意味が異なるんですよ。
点滅回数の意味がわかれば、対応の仕方もわかりますよね。
そこで今回は「パナソニックテレビの赤点滅の意味と対応法」をご紹介。
「パナソニックのテレビが壊れた！」「電源の赤点滅がずっと続く！」という人は、お問い合わせの前にぜひ参考にどうぞです。
パナソニックテレビの点滅ランプの色は？
パナソニックのテレビに何かしらの不具合が起きた場合に点滅する電源ランプですが、実は点滅する色が何種類かあります。色によって故障箇所が異なり対応も異なりますので、まずは「何色のランプが点滅しているのか」を確認しましょう。
ちなみに色別のトラブル箇所は以下の通りです。
- 赤・・・テレビに不具合あり。テレビを一度再起動してみる。
- 緑色・・・アンテナ系、配線のトラブル。アンテナや配線のチェックが必要。
- 青色・・・メーカー、テレビによって対応が異なるのでメーカーに問い合わせる。
- オレンジ・白色・・・テレビの更新中。何もせずに放置でOK。
一度電源を落とし再起動してみて、それでも異常がある場合は以下の方法を試していきましょう。
パナソニックテレビの電源 赤点滅の回数と故障箇所
それでは今から「パナソニックテレビの電源の赤点滅回数ごとの故障内容と対応方法」をご紹介していきます。一緒に「メーカーに修理依頼した場合の目安金額」も紹介しますね。
ちなみにこの修理金額は保証期間が終了したテレビの場合の目安であり、機種やテレビの状態によっても異なりますのでご注意ください。
赤点滅１回
【症状・状況】LEDバックライトの異常です。
【診断結果】
主電源スイッチを切ってから、もう一度付けてみましょう。
もし改善しない場合、映像系故障の可能性が高いです。Ｐモジュール、LCDパネル等の部品の交換が必要になってきます。
【修理の目安金額】
約税込み 53,000円。
赤点滅２回
【症状・状況】電源基盤や映像処理基盤の不具合の可能性があります。
【診断結果】
電源をつけ直しても改善しない場合、故障の可能性が高いです。PモジュールやDモジュール等の部品交換になるかもしれません。
【修理の目安金額】
税込み 26,000円程度
赤点滅３回
【症状・状況】電源を立ち上げる時の異常です。
【診断結果】
主電源スイッチの入切を行っても直らない場合、故障の可能性が高いです。
場合によってはメイン基板が焼損している可能性もあり、Aモジュール、Ｐモジュール、メイン基板等の部品交換が必要になるケースが多いです。
【修理の目安金額】
税込み 26,000円程度
赤点滅４回
【症状・状況】電源異常、基盤異常の可能性があります。
【診断結果】
電源を切り替えしても直らない場合は、故障の可能性があります。SSモジュール等の部品交換になるかもしれません。
【修理の目安金額】
税込み 26,000円程度
赤点滅６回
【症状・状況】電力回収系の異常（回収素子の動作異常や制御電圧異常）の可能性があります。
【診断結果】
SNモジュールやSSモジュール等の部品交換になるかもしれません。
【修理の目安金額】
税込み 26,000円程度
赤点滅7回の場合
【症状・状況】制御電圧系の異常です。SUB3.3V 出力降下している可能性があります。
【診断結果】
Aモジュール、Pモジュール等の部品交換が必要になる可能性があります。
【修理の目安金額】
税込み26,000円程度
赤点滅８回
【症状・状況】IC5000周辺回路部の異常です。
【診断結果】
故障の可能性が高いです。修理を申し込みましょう。
【修理の目安金額】
税込み26,000円程度
赤点滅９回
【症状・状況】音声系の異常です。
【診断結果】
故障の可能性が高いです。Aモジュールやスピーカーの交換が必要になるケースが多いです。
【修理の目安金額】
税込み26,000円程度
赤点滅１０回
【症状・状況】チューナー系の異常です。
【診断結果】
AモジュールやPモジュール等の部品交換が必要になるケースが多いです。
【修理の目安金額】
税込み26,000円程度
赤点滅１１回
【症状・状況】冷却ファンの故障が原因です。
【診断結果】
冷却ファンにホコリなどがたまり誤作動を起こしている可能性が高いです。内部を清掃するか、冷却ファンの交換が必要になります。
【修理の目安金額】
税込み10,000円程度
赤点滅１２回
【症状・状況】内部通信エラー（PeaksマイコンSOS）になります。
【診断結果】
故障の可能性が高いです。A/Pモジュールの交換が必要になるケースが多いです。
【修理の目安金額】
税込み26,000円程度
赤点滅１３回
【症状・状況】内部通信エラー（エマージェンシーSOS）になります。
【診断結果】
故障の可能性が高いです。Aモジュールの交換が必要になるケースが多いです。
【修理の目安金額】
税込み26,000円程度
赤点滅14回
【症状・状況】電源を立ち上げ時の異常です。
【診断結果】
主電源スイッチを入れ直してください。
治らない場合は故障の可能性が高く、Aモジュール、Ｐモジュール等の部品交換が必要になるケースが多いです。
【修理の目安金額】
税込み 26,000円程度
赤色電源がずっと点滅している時は？
赤色電源がずっと点滅しているという時は、電源か基板のアクシデントが考えられます。主電源を落としてコンセントまで抜きしばらく待ちましょう。
10分くらい待ってからもう一度テレビをつけてみてください。
これで改善しないなら修理の連絡を行った方が良いでしょう。
どうしても故障が直らない時は
どうしてもテレビの故障が直らない時は、素直に「テレビを購入した家電量販店」か「パナソニックサービス」に問い合わせてみましょう。その際、テレビの裏面のシールか、本体正面下部で「TH」から始まる品番を確認しておくと話がスムーズに進みますよ。
パナソニック公式サイトなら無料で修理診断を受けれる
ちなみに、パナソニックはネット上で無料の修理診断も行ってくれているので、先にそちらを確認してみるのも良いですね。→パナソニックテレビの無料修理診断を受ける（Panasonic公式サイト）
→パナソニックの修理相談・申込み（Panasonic公式サイト）
パナソニックの修理相談 電話番号
【フリーダイヤル】0120‐878‐554 (携帯・PHSもOK)
【フリーダイヤルに繋がらない時】
03‐6633‐6700
テレビを購入した家電量販店なら
それから、テレビの基本的な保証期間は「購入から１年間」ですが、購入したお店によっては「５年保証や10年保証」などを付けてくれている可能性もあります。保証期間内でしたら、修理代が無料になる可能性がありますよ。
もし「テレビを購入したお店を覚えている」「テレビの保証期間内だ」「もしくは保証期間が何年だったか忘れた」という時は、念のためにテレビを購入した家電量販店に連絡してみると良いでしょう。
意外に保証期間内だったりする可能性もありますよ♪
修理代によっては買い替えも検討する
テレビの修理代ですが、「取り替える部品の値段＋出張費＋工賃（技術代）」がかかります。そのため機種と故障箇所によっても変わりますが、大体26,000円以上することも多いです。
で、現在は一昔前に比べると液晶テレビも随分と安くなっています。
もしテレビを購入したのが何年も前で「修理してもまたすぐに故障するかも」という場合は「新しく買い替える」のも１つの手ですよ。
もしくは、修理代金によっては「買った方が安い」という可能性もあります。
リンク
↑例えばAmazonなら40型が28,000円で購入できます（2022年8月25日現在）。下手に修理に出すより新品を購入した方が安いです（笑）
パナソニックテレビ 電源の赤点滅の理由まとめ
いかがだったでしょうか？テレビの電源の赤点滅は点滅回数によって理由が異なります。まずはこのページで「故障原因」を確認してみてくださいね。
ただし、品番によっては原因が異なる可能性もありますので、その際はパナソニック公式サイトの無料診断を受けるか、直接メーカーに問い合わせてみましょう。
また、保証期間が残っているなら家電量販店側に修理を頼むと無料で修理してくれるかもですよ。
保証期間が残っていない場合は、修理価格によっては「新品を購入した方が安い」という可能性もあるので、そこら辺も検討してどうするか決めると良いですね。
