「タトゥーを入れる場所の意味ってなに?」
「タトゥーを入れる部位で特別な理由や意味ってあるの?」
「タトゥーを入れる場所で迷っている!」
タトゥーを入れたいけど、どこに入れればいいんだろ?
そう悩んでいる人は多いはず。
タトゥーや刺青(入れ墨)は一度入れてしまえば消すのが非情に難しいです。
だからこそ、うっかり変な場所に入れてしまわないように事前に「タトゥーを入れる場所の意味」についてシッカリと学んでおきましょう。
というワケで今回は「タトゥーを入れる場所の意味」についてご紹介。
タトゥーを行ってみたいんだけど、どこに彫ればいいのか悩んでいる…という人はぜひ参考にしてください。
タトゥーを入れる場所の意味は?
顔
顔にタトゥーを入れるのは「プリズンタトゥー」が有名です。プリズンタトゥーというのは「刑務所に収容中に自分の強い信念のもとに入れるタトゥー」のことですが、中でも「ティアドロップタトゥー」と「スリードッツ」が人気ですね。
ティアドロップタトゥー
ティアドロップは目尻に入れられた涙のタトゥーです。こちらの涙には「深い悲しみ」の意味が込められていますが、他にも以下のような理由があります。
- 殺人を犯した者
- 禁固刑を受けたことがある者
- 収容中に仲間を殺され、復讐を誓った者
スリードッツ
スリードッツはその名の通り「3つの点」のタトゥーで、目尻や手の甲によく入れられます。3つの点はそれぞれ「病院、墓地、刑務所」を表しており、3つ合わせて「My Crazy Life(狂ったように人生を生きる)」という意味合いになります。
つまり常識に囚われない「ギャング」の生き方を表しています。
このように顔へのタトゥーは「アンダーグラウンド」の意味合いが強くなります。
顔へのタトゥーは隠すことができず「自分は一般人とは異なる」と言っているような物です。
就職や周りへの影響も強いです(おそらく普通の会社では雇ってくれません)ので、いれる時はよく考え後に後悔しないように行いましょう。
肩
肩へのタトゥーは「強さの象徴」になります。特に露出が多くなる夏場は肩出しの服を来た際に大きく大胆に見えますよね。
さらに、仕事は服を着れば隠すことができます。
遊びとビジネスでうまく調整できるのが肩へのタトゥーの魅力です。
また、その他にも肩の皮膚や加齢などで伸びや弛みが少ないので、簡単なメンテナンスだけで何年経っても輝きを失うことなく魅力的に見せることができます。
さらに、肩へのタトゥーは他の部位に対するタトゥーに比べて傷みが少ない…というのも人気の秘密のようです(笑)
上腕・二の腕
上腕や二の腕へのタトゥーは「理想の自分」を象徴しています。なので、上腕や二の腕に入れるタトゥーは自分が好きな物でOKです。
ちなみに海外では鍛えられた上腕は「異性が特に魅力的に感じるセクシーな部分」にもなります。
そのため、ジムで鍛えた理想の筋肉にタトゥーを入れることで「力強い自分」を表現する人も多いです。
手首
手首へのタトゥーは「戒め」「自分を律する」という意味があります。普段、自分を制御しようとしてもなかなか自分をコントロールするのは難しいですよね。
なので、いつでも見ることができる手首へタトゥーを入れることで監視や戒めを行うのです。
とはいえ、暗い理由とは異なり「勇気」「それでも自分は立ち上がる」というポジティブな意味合いのタトゥーを入れる人も多いです。
自分の気持や情緒をコントロールするという意味では「自分で自分を励ますシンボル」や「テンションが上がるデザイン」をいれるのも良いですね。
指
指は常に他人から見える場所ですよね。そのため「常に見てもらいたい」という意味があります。中でも中指と薬指は特別な意味があります。
- 中指…昔は心臓と血管が繋がっていたと信じられていたので「重要な意味のあるタトゥー」を入れる人が多い
- 薬指…結婚指輪をはめる指でもあるので「夫婦の永遠の愛を誓う」という意味で夫婦でお揃いのタトゥーを入れる人もいる
隠せない場所なので海外ならともかく日本では就職などに影響があります。入れる時は注意してくださいね。
背中
背中へのタトゥーは「自分の象徴」を表しています。元々日本でもヤクザ等の暴力団が背中に和柄の「刺青」を掘っているイメージがありますよね。
海外でも同じように「自分に対する称号」のような意味で「座右の銘、自分が好きな言葉をモチーフにしたデザイン」を掘るようです。
首の前側
首の前側(前面)は、顔同様に隠せない場所になります。そのため、アンダーグラウンド色が強くなり、「自分の気持ちが社会的に認められなくても信念を貫く」という意味合いになります。
反社会的な意味合いが強くなりますので、入れる際は注意しましょう。
うなじ、首筋、首の後ろ
首の後ろへのタトゥーは「他人の意見を聞き入れる気持ち・変化を恐れないこと」を表現しています。その他、強さの象徴とも言われています。
また「うなじ(首の後ろの下側)」らへんでしたら、薄着になる夏場はキレイにタトゥーを見せることができ、仕事中は服で隠せることができるという理由で海外では人気の場所にもなります。
耳の後ろ
耳の後ろへのタトゥーは「自分の内面、一人のときの自分を大事にする気持ち」を表現する意味があります。耳の後ろでしたら髪の毛で普段は隠れていますよね。
「タトゥーを秘密にしたい人」や「特定の人にしか見せたくない人」に人気がある場所です。
鎖骨周辺
鎖骨にタトゥーを入れることに関して、特に深い意味はありません。なので、好きなタトゥーを入れてOKです。
ただ、鎖骨は特に女性をセクシーに見せる場所なので、「自分をより魅力的に見せたい」という人や「可愛いタトゥーを入れたい」という人が掘ることが多いようです。
胸
胸は心臓に一番違い位置になるので、「深い絆や愛情」の象徴となります。なので、海外ではハートや愛する人の名前、子供の名前などを入れることが多いです。
また、恋人同士の間では「お互いにしか見せない2人の特別な秘密」という意味もあります。
ロマンチックですよね。
胸骨、みぞおち、脇腹
胸骨やみぞおち、脇腹は心臓(心)から少し離れているものの、身体の中心にある場所なので「美学の象徴」「真の自分」という意味があります。また、胸の下になるみぞおち部分は気軽に隠せるという点、そして「女性らしさを出せる」という点から、女性から人気のタトゥー場所になります。
ちなみにこの胸骨とみぞおちへのタトゥーは「アンダーボブ」とも呼ばれ、乳がんで摘出した乳房の代わりに「失った自信を取り戻す」という意味で付ける人もいます。
腰
腰へのタトゥーは「多様性」の意味があります。つまり、腰へのタトゥーは好きなデザインを好きなように入れてOKという事です。
海外ではジーンズからチラッと見える場所にセクシーに入れるのが人気のようです。
確かに腰のくびれに入れられたタトゥーはセクシーですよね。
脇
脇の下には「他の人に見えないから」という理由でも人気なのですが、それともう1つ。女性に人気な理由があります。
それは、女性は脇の毛を剃ることが一般的な常識とされていますよね。
その常識に対して「女性らしさなんてクソ喰らえ!」という強いメッセージで入れる女性も多いようです。
ちなみに脇は「タトゥーを入れる時に痛い場所」でもあります。
その傷みを堪えてでも自分の信念を主張するために脇にタトゥーを入れる女性。強いですね!
お腹・へそ周り
お腹のタトゥーに深い意味はないのですが、「強い痛みを感じる場所」でもあります。お腹の皮膚は薄くデリケートなので、その分傷みが強いです。
舌・唇の内側(口内)
下や唇の内側も特に何かしらの意味があるワケではないのですが、この場所は衛生面や危険性から賛否両論が起きやすい場所です。「口の中なら簡単に隠せるから」という理由で舌にタトゥーを入れた女性がいましたが、SNSで賛否両論の嵐を巻き起こしていました。
→舌にタトゥーを入れた女性に「史上最悪の行為」と非難殺到(外部サイト)
太もも、ふくらはぎ
太ももやふくらはぎへのタトゥーは「反逆精神の一面を表現したい人」に好まれる傾向があります。とはいえ、そういった事とは関係なしに「セクシーだから」という理由で入れる人も多いです。
また、さらに太ももやふくらはぎは薄着だと大胆にタトゥーを見せられ、仕事時は服で隠せる場所ですよね。
そういう意味では「オン・オフの切り替えがしやすい」場所とも言えます。
足首・足の甲、足
足首や足の甲、足といった場所は地面と接触するパーツですが、この箇所へのタトゥーは「官能的な印象」を与えます。そのため、鳥、花など「愛らしさ、女性らしさ」を象徴するシンボルやデザインを掘る人が多いです。
タトゥーを入れる場所 選ぶ時のポイントは?
「どこにタトゥーを入れるか」ですが、もし「深い意味を持ったタトゥーを入れたい」という時は上述したような「入れる場所別の意味」を考慮してもOKでしょう。が、それよりも、以下の3つのポイントを押さえて「実際にタトゥーを入れる場所」を選んだ方が良いでしょう。
- 普段は隠せる位置
- 見た目が美しく保てる位置
- 傷みが少ない位置
普段は隠せる場所
実は海外でも「見える場所にタトゥーを入れている人は雇わない」という会社も多いです。銭湯でも刺青NGになっている日本ではなおさらですよね。
なので、よほど特殊な仕事(ラッパーとか?)を行う場合を除き、基本的には普段は服で隠せる場所に入れた方が良いでしょう。
特殊な仕事であるボクシングでも井岡選手が2020年大晦日の試合で「腕のタトゥーが露出した」として大問題になりましたしね。
→井岡選手のタトゥー問題の詳細(他サイト)
タトゥーを隠せる場所って?
「だったら、タトゥーを隠せる場所はどこなんだ?」という話になるのですが、- 耳の後ろ(髪の毛が長い人限定)
- 胸
- お腹
腕や太もも、足等も服によっては隠せますが、薄着になる夏場は見えやすくなるので注意しましょう。
逆に「ほとんど隠せない」というのは「顔、首の前側、手の甲、手首、指」などですね。
こういった場所へのタトゥーは「アンダーグラウンド(反社会的勢力)」の意味合いも強くなり、日常生活に影響が出てきますので、入れる際は後悔しないように周りの意見も聞きながら慎重に検討することをオススメします。
見た目が美しく保てる場所
タトゥーは一生残るものなので、年月が経ったからといって色等が薄くなることはありません。が、加齢や体重の増減で皮膚が伸びたり弛んだりしてしまうと、タトゥーのデザインの形が代わり見にくくなることがあります。
なので、タトゥーを入れるなら「皮膚の伸び縮みが少ない場所」に入れるのがベストでしょう。
ちなみに一般的に一番伸び縮みが少ないのは「肩」になります。
小さ目のデザインでしたら夏場の仕事時にも服で隠せるので(キャミソールやタンクトップ、オフショルダーはNGですが)、肩にタトゥーを入れるのも良いかな、と。
女性でしたら耳の後ろが髪で隠しやすく、皮膚も伸びないかな、と。
あと、女性は妊娠・出産で「胸、お腹、お尻、太もも」といった場所に脂肪が付きやすいです。
若い時は良いかもですが、将来的に皮膚が伸びた時に残念なデザインになる可能性が無きにしもあらずですのでご用心を(特に下腹部はね。妊娠線が残った時はちょっと悲惨かな、と)。
痛みが少ない場所
タトゥーを入れる時に痛いというのはよく聞く話だと思います。基本的にタトゥーを入れる時はどこに入れても痛く、痛くない場所はないです。
どのくらい痛いかというと「初めてタトゥーを入れた人が痛みに耐えられず途中で入れるのをヤメてしまう」くらい痛いそうです。
痛みの感じ方は人それぞれですので、どこが一番痛いかはハッキリと決まっていませんが一般的に「皮膚が薄く神経が集中している場所」はより痛みが強いそうです。
なので、以下のような場所は少なくとも最初のタトゥーでは避けた方が無難でしょう。
- 脇の下
- 腕の内側
- 手首の内側
- 頭・顔
- 手や指
また、掘った後にも内側部分だと皮膚と皮膚が擦れて痛みが継続しやすいので要注意です。
逆にいえば「身体の外側部分」だと痛みが出にくいと言われています。
例えば「腕の外側」や「肩」が痛みが少ないらしいですよ(ただし、痛くないわけではないです。あくまで、他の箇所に比べると痛みが少ないだけですので悪しからず)。
タトゥーシールで試してみるのもあり
リンク
「タトゥーを試してみたいけど痛いのは嫌だ」「仕事が休みの日だけ気軽にタトゥーを楽しみたい」
という事でしたら、タトゥーシールを試してみるのもオススメです。
タトゥーシールでしたら気軽に貼れ大体4日~1週間は持ちます。
デザインやタトゥーを入れる場所を決めかねている人も、実際にタトゥーシールを貼ってみて「自分からどう見えるか」「周りの反応はどうか」を確認してみましょう。
「自分ではカッコいいと思っていても周りの反応は微妙」だったり、「この場所にこのデザインはイマイチ」…という事はよくあります。
が、本物のタトゥー入れてしまった後は取り消せませんので後悔しか残りません。
タトゥーシールでしたら100均やドラッグストアにも売られていますし、一生後悔する事にならないように事前にタトゥーシールで試してみるのがオススメです。
タトゥーを入れる場所の意味まとめ
いかがだったでしょうか?タトゥーを入れる場所はそれぞれ意味がありますが、それよりも「普段は隠せる場所、痛み、デザインが代わりにくい場所」に入れるのがオススメです。
特に普段見える場所にタトゥーを入れてしまうと就職などにも影響します。
自分の将来をわざわざ狭くする事はありません。
どうしても見える場所にタトゥーを入れたい場合には、まずは「タトゥーシール」で試してみるのがオススメですよ。
後悔がない選択をしてくださいね。
↓こちらの記事もオススメ↓