私には1歳3ヵ月の娘がいるのですが、現在、子供の事で悩んでいる事があります。それは、
「子供にインフルエンザ予防接種を受けさせるか、受けさせないか」です。
冬になると毎年インフルエンザが流行しますよね。んで、10月・11月頃から小児科や耳鼻科などでインフルエンザの予防接種を受けることができるのですが、子供が小さいと
・インフルエンザの予防接種って本当に必要なの?
・子供にインフルエンザワクチンって効果があるの?
・インフルエンザワクチンを打った場合副作用はないの?
・ネットで予防接種は危険という話を聞くけど本当なの?
とママは気になる事だらけですよね。というワケで今回は「子供にインフルエンザの予防接種が必要かどうか」についてまとめてみましたよ。子供のインフルエンザ予防接種について悩んでいるママは参考にしてくださいね。
インフルエンザ予防接種は子供に必要なの?
「インフルエンザの予防接種を子供に受けさせるか受けさせないか」ママとしてはかなりの大問題ですよね。ネット上でも「受ける派」と「受けない派」に分かれ激しい討論(!?)が巻き起こっています。まずは、「受ける派」と「受けない派」のそれぞれの意見を紹介しますね。
【受ける派】
例え数%でもインフルエンザにかかる確率が低くなるなら、予防接種を受けるべき。インフルエンザに感染して「肺炎」や「インフルエンザ脳症」になってから「あの時予防接種を受けとけば良かった」と後悔したくないので私は必ず子供に受けさせます。
娘がインフルエンザに感染した際、インフルエンザ予防接種を受けていたお陰で1日で熱が下がりすぐに元気になりました。たまたまかもしれませんが、予防接種を受けていて良かったと思いました。
職業柄(看護師をしています)、必ず予防接種を受けさせます。私自身も普通の人と比較してインフルエンザウイルスに接触する機会が多いため、私から子供へ感染させないためにも必ず受けます。
【受けない派】
ワクチンを打っても効果がないから受けない。子供は去年まで毎年予防接種をしていたけど、毎回幼稚園で移ってくる。予防接種は意味がないと実感したから今年からは受けない。
周りのママ友も「インフルエンザの予防接種は効果がない」と言って受けてません。副作用で子供が痛がったり熱が出る方がかわいそうでし、わが家も受けないつもりです。
ネットで「インフルエンザの予防接種は危険」という記事を読んでからは、子供に受けさせていません。たとえインフルエンザになったとしても「ちょっと酷い風邪」と一緒です。数日経てば良くなります。
こんな感じで「受ける派は少しでも効果があるなら受ける」、「受けない派は効果は無いし副作用が怖いから受けない」という人が多いみたいです。
こんな風に意見が真っ二つに分かれると「子供にインフルエンザの予防接種を受けさせる必要があるのか、ないのか」判断が難しいですよね。
というワケで、だったら実際に「インフルエンザの予防接種にはどのような効果があり、有効率はどのくらいなのか?」また、「副作用にはどんなものがあり、どのくらい危険なのか?」そこら辺を紹介していこうと思います。
インフルエンザ予防接種の効果 子供の有効率は?
インフルエンザの予防接種を受ける理由は?
そもそもなんで「インフルエンザの予防接種を受ける必要があるのか」ですが、これはインフルエンザに対する「免疫」を付ける事で、以下の効果を得るためですよ。・インフルエンザに感染しにくくなる
・インフルエンザに感染しても、重症化しにくくなる
人には「何らかのウイルス」が体内に入ってくると、そのウイルスをやっつける「免疫」という働きがあります。この働きによって「一度かかったウイルスに対する抗体」ができあがると、人は同じウイルスに感染しにくくなります。
んで、インフルエンザワクチンは、体内に少ーしだけ「ウイルス」を入れる事で、先に免疫&抗体を作ってしまい、「インフルエンザに感染しにくい&感染したとしても治るのが早い」状態にしてしまう仕組なんです。
インフルエンザ予防接種 子供に効果はあるの?
インフルエンザの予防接種を打つことで「インフルエンザにかかりにくくなる仕組」はわかったと思うのですが、気になるのはその先ですよね。そう、ずばり「実際に予防接種は効果があるのかどうか」ですよね。
ちょっと言いにくい事ですが、実は6歳以下の子供の場合、予防接種の効果は30%くらいと言われています(65歳以下の健康な人なら70~90%くらいです)。
7歳以上の小学生、中学生、高校生なら70~90%の有効率なので、(受験生は特に)予防接種を受けても良いかなぁという気になりますが、乳幼児の有効率が30%となると「ちょっと低いなぁ」って感じちゃいますよね。
ちなみにこの有効率30%という数字ですが、詳しく説明すると、例えば100人の人がいて、インフルエンザの予防接種を受けていない場合、60人の人がインフルエンザに感染したとします。
んが、同じ100人が全員インフルエンザの予防接種を受けていたとしたら、「60人のうちの30%の人はインフルエンザに感染しない」効果を得られ、実際にインフルエンザに感染するのは42人という事になります。
この数字を高いと感じるか、低いと感じるかは人それぞれですが、大まかにまとめるとこんな感じになりますよ。
・予防接種を受けなくても、感染しない人は感染しない
・逆に予防接種を受けたとしても、感染する人は感染する
・が、予防接種を受ける事で「感染しない」という効果を得られる人もいる
・「感染しない」効果を得られるのは、7歳以上の健康な人なら70~90%だが、6歳以下の乳幼児になると30%まで下がる
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インフルエンザ予防接種の副作用 子供は危険って本当?
次に「インフルエンザ予防接種の副作用」について紹介しますね。インフルエンザを受けるか受けないか悩む原因の1つは「副作用の有無」ですよね。インフルエンザ予防接種には実は「こんな副作用」があるんですよ。
インフルエンザ予防接種の副作用 注射した跡に起こるもの
腕にインフルエンザを注射した後、10人に1~2人の割合で注射した箇所に以下のような副反応が起こる可能性があります。・赤くなる
・痛くなる
・硬くなる
・腫れる
・熱を持つ
これらの症状は酷くなることはほぼ無く、大体2~3日で無くなりますので心配無用ですよ。もし、気になるようでしたら、念の為病院を受診すると良いですね。
インフルエンザ予防接種の副作用 風邪っぽい副作用
インフルエンザ予防接種を受けた人の約20~10人に1人に以下のような「風邪っぽい症状」が現れる事があります。・発熱
・悪寒
・吐き気
・おう吐
・頭痛
・下痢
・腹痛
・全身の倦怠感、だるさ
・めまい
これらの症状も大体2~3日で自然に回復しますよ。
突然こんな症状が現れたら「もしかして予防接種でインフルエンザに感染したんじゃ!?」と思っちゃいますが、予防接種のワクチンは「不活化ワクチン」といってインフルエンザになる事はないので安心してくださいね。
ただし、インフルエンザの予防接種を受けて効果が表れるまでに(体内に免疫ができるまで)約2週間かかります。ですので、その前にインフルエンザウイルスに接触するとインフルエンザにかかってしまう可能性がありますので注意してくださいね。
インフルエンザ予防接種の副作用 危険な物
上記2つの症状は「特に処置が必要ない」副作用ですが、このような副作用が起きたら大変危険です。一刻も早く病院を受診しましょう。・アナフィラキシーショック
・呼吸困難
・体の麻痺
・血管浮腫等
・じんましん
これらの症状のほとんどはインフルエンザ接種後30分以内に出てくる物ですので、インフルエンザ接種後30分は注射した病院内で過ごすようにしましょう。
もし、どうしても病院を離れないといけない場合は、すぐに主治医に連絡が取れる状態にしておくと良いですね。
インフルエンザ予防接種を受けるのは危険なの?
インフルエンザの予防接種で「子供にアナフィラキシーショックが起こったら」と思うとママは心配になりますよね。ですが、アナフィラキシーショックのような重篤な副作用の発症率は0.0001%。
つまり100万人に1人の割合という事になります。
しかも重篤な副作用のほとんどはインフルエンザ予防接種後30分以内に発症します。
ですので、大きな副作用が起こる確率は「非常にまれ」であり、たとえ副作用が出たとしても注射を打った後30分は病院にとどまり「すぐに対応できる状態」にしておく事で素早く対処可能です。
なので、個人的には「副作用自体」をそんなに心配する必要はないんじゃないかなぁと思います。もちろん、副作用が起こる可能性は0%ではないので、「いや、副作用が心配だから予防接種を受けない!」というのも選択の1つだと思いますよ。
インフルエンザの予防接種は子供に必要?
んで、ここまでわかった段階で「インフルエンザの予防接種が子供に必要かどうか」ですが、私だったら「受けさせる」かな、と思います。
やっぱり少しでもインフルエンザに感染する確率が低くなり、なおかつ感染したとしても重症化しにくくなるのであれば受けさせるかなぁと。特に私の場合、仕事で人よりインフルエンザに感染する確率が高いので、私も子供も受けさせます。
んが、やっぱりここら辺の考え方は人それぞれですので「いや、受けさせたくない」という意見もそれはそれで正解なのだと思います。どちらを選択したにしろ「子供の事を想っての選択」なら、それが正解だと思いますよ(*´ω`*)
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いかがだったでしょうか?インフルエンザの予防接種を子供に受けさせるか受けさせないか、ママは迷うところですよね。難しい問題ですが「どちらかが正解」というワケでは無いですので、あまり考え込まないようにしてくださいね。
あと「受ける・受けない」に関わらず、手洗い・うがいのような「インフルエンザに対する予防対策」をしっかりと行う事も大切ですよ(*´ω`*)
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