インフルエンザの症状といえば、突然の高熱や咳、くしゃみ、喉の痛み、さらに頭痛や全身の倦怠感、関節の痛み、吐き気、下痢等がありますよね。
んで、私も過去に何度かインフルエンザになった事があるのですが、その中で1度だけ
頭痛がいつまで経っても治らない事がありまして。
熱は平熱まで下がって、下痢や全身の痛みも落ち着き「インフルエンザも治りかけてきたなぁ」と思っていたら、なぜか頭痛の症状だけが再発。その後も頭痛だけがずっと続いたんです。
しかも目の奥の方がキーンと締め付けられるような、ものすごい激痛で、「もしかしてインフルエンザ脳症になったんじゃ!?」とか「別の何か重大な病気になったんじゃ!?」と不安で仕方ありませんでした。
他の症状なら何とか耐えられますが、頭痛だけは本当に辛いです( ;∀;)
「誰かー!インフルエンザの頭痛の対処法を教えてくださーい!!」
って感じです。というワケで今回は「インフルエンザの頭痛症状が続く場合の対処法」を紹介しますよ。「インフルエンザの頭痛が治らない理由」や「市販薬が使えるかどうか」等も一緒にまとめていますので良かったら参考にしてくださいね。
インフルエンザの頭痛が治らない!頭痛が残る原因や対処法は?
インフルエンザの頭痛はいつまで続くの?
まず「一般的なインフルエンザや風邪の頭痛がいつまで続くか」ですが、ごく普通のインフルエンザの場合、大体2~3日程度で高熱や頭痛症状は治ります。が、インフルエンザの頭痛の場合、実は「続く期間」にけっこう個人差がありまして、
長い人だと1週間~10日間も頭痛が続く場合もあるんです。
しかも、インフルエンザの頭痛が続く場合、頭の奥が締め付けられるような「激痛」になる事が多いです。もしくは、微熱や吐き気と一緒に頭痛が続く場合もあります。
私も1度だけ頭痛が続くインフルエンザになった事があります。
それ以前にインフルエンザに感染した時は、頭痛症状が出たのは最初の3日間だけだったのに、10日ぐらい頭痛が治らずに、本当に辛かったです。
「このまま一生頭痛が続くんじゃないか!?」と当時は本気で悩みましたが、10日前後でいつの間にか自然に頭痛も治ってしましたよ。本当、治って良かったです。
インフルエンザの頭痛 原因は?
インフルエンザ中にキツイ頭痛が起こる原因ですが、実は頭痛を起こしている犯人がちゃんといます。ずばり、頭痛の犯人は「プロスタグランジン」です!
「え?プロスタグランジンって何!?」そう思っちゃいますよね。プロスタグランジンというのは、簡単に言ってしまえば「インフルエンザウイルスをやっつけてくれる物質」です。
この物質がインフルエンザウイルスを活発に攻撃する事によって、体に炎症が起こり、頭痛の症状が出てきてしまうんです。
痛い頭痛ですが、決して「悪い物」ではなく、インフルエンザをやっつける為の「必要な痛み」なんです。とはいっても、唯でさえ体力が落ちている時に頭痛が続くと本当にツライというか、耐えきれませんよね。
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インフルエンザの頭痛 対処法はどうする?
「インフルエンザを治すために必要な頭痛」だとは分かっていても、やはり激しい頭痛が何日も続くのはかなりキツイです。そこで少しだけですが「頭痛が和らぐ対処法」を紹介しますね。
インフルエンザ頭痛の対処法1 冷やす
インフルエンザ中に発熱等で体が熱くなっていますよね。そうすると、頭の中の血管が膨張し、周りの神経を刺激して頭痛がさらに酷くなります。ですので、冷えピタや氷枕を「おでこやこめかみ」に当てると少し痛みが和らぎますよ。
すぐに頭痛が治るというワケではありませんが、頭がヒンヤリした方が気持ちが良いですし、リラックス効果も期待できます。痛みで夜眠れない時も、多少は眠りやすくなりますよ。
ただし、氷枕などを直接肌に当てると凍傷になってしまう可能性があるので、必ずタオル等に巻いてから当てるようにしてくださいね。
あと、私の場合は「目の奥の方の頭痛」が酷かったので、目にタオルで包んだドライアイス(ケーキ等を購入した時に付いてくるヤツです)を当てていましたよ。個人的にはこの方法が1番効果的でした。
インフルエンザ頭痛の対処法2 処方された薬をきちんと飲む
おそらく病院を受診し、インフルエンザと診断された時に・カロナール
・タミフル
・リレンザ
等の薬を処方されていると思います。これらの薬はきちんとお医者さんに指示された通りに服薬しましょう。飲んだり飲まなかったりだと、薬の効果があまり効かず、頭痛も治りにくくなりますよ。
もし、どうしても処方された薬に不満があるようでしたら、セカンドオピニオンで違う病院を受診してみるのも良いですね。
インフルエンザ頭痛の対処法3 頭痛が酷い場合は再診を
もし、「耐えきれない程の頭痛」がしたり、10日以上も頭痛が続く場合は、もしかしたら違うの病気になっている可能性もあります。代表的な物だと「インフルエンザ脳症」や「ライ症候群」ですね。
どちらも重症化すると命に関わるとても危険な病気です。頭痛が酷いから必ずしもインフルエンザ脳症やライ症候群になっているとは限りませんが(むしろ頭痛のみの症状でしたら、これらの病気の可能性は低いです)、万が一という事もあります。
酷い頭痛が続く場合は、我慢せずにもう1度病院を受診しましょう。
インフルエンザの頭痛薬 市販薬を使っても良いの?
インフルエンザ後の頭痛がずっと続くと、処方された薬も飲んで無くなってしまって、「市販薬を飲めば楽になるんじゃないの!?」
と考えちゃいますよね。市販の頭痛薬といえば「ロキソニン」や「バファリン」「イブA錠」「ノーシン」等が有名です。これらの薬に手を出したくなる気持ちは良くわかります。
「インフルエンザの頭痛に市販薬を使って良いかどうか」ですが、結論から言ってしまうと
インフルエンザの頭痛で市販薬を飲むのはおすすめできません。
というのも、前述したようにインフルエンザの頭痛は、「プロスタグランジンがインフルエンザウイルスをやっつけている最中に起こる物」です。
医師への相談無しに市販の頭痛薬を服薬した結果、「プロスタグランジンがうまく活動できなくなり、インフルエンザが長引いてしまう」という事になりかねません。
インフルエンザが長引くという事は、頭痛も更に長引いてしまう事ですよね。
頭痛がとても辛いのは分かりますが、病院で処方された薬以外を自己判断で服薬するのはかえって危険です。インフルエンザの頭痛は、できるだけ自然に治るのを待つのが「最速で頭痛を治す方法」なんです。
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インフルエンザの頭痛が残る!頭痛薬に市販の薬は使えるの?まとめ
いかがだったでしょうか?インフルエンザの頭痛は通常3日程度で治りますが、長い人だと1週間~10日前後続く場合もあります。が、インフルエンザの頭痛は「インフルエンザウイルスをやっつけるための物」ですので、決して悪い物ではありません。処方された薬の用法容量を守って服薬し、後は安静にして自然に治るのを待ちましょう。
頭を冷やすと少し頭痛が楽になりますよ。
また、どうしても頭痛が酷い場合や10日以上頭痛が続く場合は、念の為にもう1度病院を受診し、お医者さんに相談してみてくださいね。