冬になると毎年流行するインフルエンザ。家庭内で子供や夫が感染するとそこからどんどんと「ママや兄弟等の他家族へうつってしまう」なんて事が多いですよね。そのため、
いくら家庭内といえども感染者の隔離は必須!
他の家族にインフルエンザを発症させない為にもしっかり隔離しましょう。私も去年夫がインフルエンザに感染した際は、私と子供(0歳赤ちゃん)に感染しないよう、夫にもしっかり別室で過ごしてもらいましたよ。
んで、隔離している時はまだ良いのですが、夫が解熱した後、ふとこのような疑問が起こりまして。
「インフルエンザの隔離期間はいつまでだろう?」
隔離したのは良いのですが、インフルエンザの感染力がいつまで続くのかわからずに、一体家庭内でいつまで別室で過ごしてもらった方が良いのか悩みましたよ。
おそらく同じように悩んでいるママも多いはず!というワケで今回は「インフルエンザの隔離期間はいつまでか」についてまとめてみましたよ。
一緒に「潜伏期間中に家族にインフルエンザがうつっている可能性について」や「インフルエンザ感染者が学校や仕事に出勤して良いのはいつからか」についてもまとめていますので、良かったら参考にしてくださいね。
インフルエンザの隔離期間はいつまで?
インフルエンザ 解熱後の感染力はいつまで?
まず、インフルエンザの感染力ですが、一般的に発症後5日、解熱後2日以上経過したら感染力が弱くなります。
ですので、インフルエンザが発症してから5日後、もしくは解熱後2日後のうち「長い日」まで隔離しておくのが安全です。
例えば、以下のような経過の場合、
月曜日…発熱(発症0日目)
火曜日…発熱(発症1日目)
水曜日…発熱(発症2日目)
木曜日…発熱(発症3日目)
金曜日…発熱(発症4日目)
土曜日…解熱(発症5日目)(解熱0日目)
日曜日…平熱(発症6日目)(解熱1日目)
月曜日…平熱(発症7日目)(解熱2日目)
火曜日…平熱(発症8日目)(解熱3日目)隔離解除してOK
「発症後5日」よりも「解熱後2日」を優先し、月曜日までは隔離。火曜日から隔離解除して他の家族と一緒に過ごしても大丈夫です。ポイントは「発症した日を発症0日目」、「解熱した日を解熱0日目」と数える事です。
発症した日を1日目とは数えませんので、注意してくださいね。
んで、次にこんなパターンの場合は、
月曜日…発熱(発症0日目)
火曜日…解熱(発症1日目)(解熱0日目)
水曜日…平熱(発症2日目)(解熱1日目)
木曜日…平熱(発症3日目)(解熱2日目)
金曜日…平熱(発症4日目)(解熱3日目)
土曜日…平熱(発症5日目)(解熱4日目)
日曜日…平熱(発症6日目)(解熱5日目)隔離解除してOK
「発症後5日隔離」を優先し、土曜日まで隔離、日曜日から隔離解除となります。
ただし、同じ解熱であっても病院で処方された「タミフル」や「カロナール」を服薬している場合、実はインフルエンザから回復したのではなく、「薬の力で一時的に熱が下がっている」という可能性があります。
ですので、たとえ火曜日に37℃以下の平熱に戻ったとしても、
月曜日…発熱(発症0日目)
火曜日…解熱(発症1日目)(解熱0日目)
水曜日…発熱(発症2日目)
木曜日…発熱(発症3日目)
金曜日…解熱(発症4日目)(解熱0日目)
土曜日…平熱(発症5日目)(解熱1日目)
日曜日…平熱(発症6日目)(解熱2日目)
月曜日…平熱(発症7日目)(解熱3日目)隔離解除してOK)
このような経過をたどった場合は金曜日を「解熱0日目」とし、解熱後2日目の日曜日まで隔離、月曜日から隔離解除してOKとなります。
解熱後に元気がある場合、部屋でじっと過ごすのはツライものがありますが、これも他の家族をインフルエンザから守るためです。
隔離で暇な時間はTVや読書、ゲーム等で気を紛らわせてもらい、完全に感染力がなくなってから部屋を出てもらいましょう!
ちなみに、隔離中はしっかりと「部屋の加湿」「除菌・消毒」を行う事で、感染確率をかなり減らす事ができますよ。良かったら以下の記事を読んでみてくださいね。
『インフルエンザの加湿効果 部屋の最適な湿度や加湿器のおすすめは?』
『インフルエンザの除菌方法 感染者の家族に市販スプレーは効果ある?』
『インフルエンザ時の入浴はいつから?一緒に家族が使っても感染しない?』
インフルエンザの潜伏期間中に家族にうつっている確率は?
家族がインフルエンザに感染した場合、「潜伏期間中に既に他の家族にうつっていないか?」という事が心配になりますよね。この点ですが、インフルエンザウイルスは潜伏期間中でも他人へ感染する力があります。
ですので、残念ですが、家族を隔離した時点で「既に他の家族へインフルエンザが感染している」という可能性もあるんです( ;∀;)
インフルエンザの潜伏期間は通常1~2日(まれに1週間程潜伏期間がある人もいますが、珍しいです)。
「家族が発症した前日、前々日」に濃厚な接触を行っていたり、感染者が軽い咳やクシャミの症状が出ていた場合、インフルエンザがうつっている可能性が高くなりますので、念の為、家でも家族全員マスクをして過ごすのがおすすめです。
家族内でインフルエンザが広まらないためにも、感染予防対策をしっかりと行っておきましょう!
ただし、感染者を隔離して2~3日経っても他家族がインフルエンザを発症しない場合は、ほぼ感染していないと思って大丈夫です。安心して過ごしてくださいね。
インフルエンザ 仕事や学校の休みはいつまで?
インフルエンザ 学校の休みはいつまで?
インフルエンザにかかった場合、「仕事や学校はいつまで休みで、いつから出勤していいいんだろう?」と悩んじゃいますよね。子供の学校(保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学)の場合、基本的にインフルエンザの隔離期間と同じで「発症後5日、解熱後2日間までは休み」で、
「発症後6日目、解熱後3日目から登校可能」となっています。
わんぱく盛りの子供の場合、家でじっと過ごすのはストレスが溜まりそうですが、早く登園して他の子供へうつしてしまったら周りの保護者から完全にブーイングをくらってしまいます。
ママも子供も大変ですが、隔離期間中は家でおとなしく過ごしてもらいましょう。
インフルエンザ 仕事の休みはいつまで?
んで、次に「大人の仕事の場合」ですが、これは職場によって考え方が違うので「この日まで休み」というはっきりとしたルールはありません。職場に連絡して、いつまで休めば良いのか指示をあおぎましょう。
ちなみに職場に明確なルールが無い場合は、学校と同じで「発症後5日、解熱後2日間は休み」となる場合が多いようです。私の夫の場合もそうでしたよ。んで、私の職場の場合は「解熱後2日間休み。3日目から出勤可能」となっています
また、休んだ日が「有給となるのか、それとも休みではなく出勤扱いとなるのか」も職場の規定によって異なりますので、一緒に確認しておくと良いですね。
旦那と私の職場はどちらも「有給扱い」で休みとなりました。
インフルエンザに家族が感染 出勤はどうする?
もう1つ、インフルエンザに家族が感染した場合、「感染していない家族は仕事に出勤して良いの?」
と悩んじゃいますよね。これも職場によって考え方が違うので、職場に確認してみると良いですね。ちなみに、私の主人の会社は「感染者が家族の場合は出勤(ただしマスクなどを着用)」となっています。
んで、私の職場の場合は「感染者と接触が多い人の場合(看病する母親等)は、感染者の解熱後2日間まで出勤停止」でしたよ。
この場合、自分は病人じゃないので仕事を休むのに少し罪悪感がありますが、もし自分が感染していて職場にインフルエンザウイルスをまき散らしたら大変ですものね。
「職場で拡散させるよりマシ」だと割り切って、ありがたく休みを頂戴しましょう。
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インフルエンザの隔離はいつまで?仕事や学校はいつから出勤?まとめ
いかがだったでしょうか?インフルエンザの隔離期間は「発症後5日間」「解熱後2日間」のうち、長い方になりますよ。学校の休み期間も同じ日程で、発症後6日目あるいは解熱後3日目から登校可能ですよ。仕事が出勤が可能になる日については職場によって異なるので、上司等に確認してみてくださいね。
インフルエンザの隔離期間は長いので、ずっと同じ部屋にいるのは大変だと思いますが、どうにか気を紛らわせつつ安静に過ごしてくださいね。