夏は暑さのせいか「夏バテ」によくなりますよね。食欲はわかないし夜は寝苦しいしで、気づけば体がダルダル。何にもやる気が起きません。
「なんでこんなに体がダルダルなの(;´Д`)」
毎年毎年そう思うのですが、イマイチ「これ!」という原因がよくわかりません。
というか、暑さが影響しているのでしょうけど「だったらどうすればいいの!?」という具体的な対策がピンポイントで思いつかないですよね。夏バテの原因がわかれば、予防対策も立てられるはずなのですが・・・。
「誰かー!夏バテの原因と対策を教えてくださーい!」
って感じです。というワケで、今回は「夏バテの原因と対策」についてまとめてみましたよ。夏の暑さで毎年ダルダルになっているあなた、夏バテ解消法や予防対策としてぜひ参考にしてくださいね。
夏バテの原因1 自律神経の乱れ
自律神経が乱れた時の症状は?
夏バテの大きな原因の1つが「自律神経の乱れ」です。「ん?自律神経ってなに?」
そう思った人に簡単に説明です。自律神経は「暑い時は汗をかき、寒い時は体を震わせる」等、体温を調整してくれる神経です。この自律神経が乱れると、様々な体の不調が起こり、夏バテになってしまうんです。
具体的には以下のような夏バテの症状が現れてきます。
・全身の倦怠感
・不安や緊張、イライラ
・不眠
・抑うつ傾向
・頭痛
・腰痛
・肩こり
・胃痛、腹痛
・めまい
・動悸や息切れ
・体のほてり
・生理不順
ね?よく夏場になる症状ですよね。それだけ「自律神経」と「夏バテ」が関係している証拠です。
また、自律神経は夏バテだけではなく、うつ病や熱中症等とも深く関係しています。いかに自律神経が私たちの体の中で「大切な役割」を果たしているかがよく分かりますよね。
自律神経が乱れる原因は?
次に「自律神経が乱れる理由」ですが、主に以下のような事が原因となります。
・睡眠不足
・冷房の効きすぎ
・冷たい物の食べ過ぎ、飲み過ぎ
・運動不足
・ストレス
夏といえば、暑さで中々寝付けず寝不足になったり、冷たい食べ物・飲み物を摂取しすぎたり、冷房がガンガン効いた部屋でダラダラと過ごしたりしがちですが、
これらの事は全て「自律神経を乱す原因」になんです。
まさに夏は自律神経が乱れやすい環境になっているんですね。これでは私たちがすぐにバテてしまうのも頷けます。
自律神経を整えるための予防対策は?
では、自律神経を整えるためにはどのような予防対策をとればいいのでしょうか?具体的には以下の事に注意してくださいね。・簡単な運動を行う
簡単な運動は夜の快眠や食欲増進になります。ぜひ生活の中に簡単な運動を取り入れましょう。
ちなみに運動する時はジョギングやストレッチ等がおすすめです。キツ過ぎる運動はかえって疲れがたまりやすく、長続きしません。最初は簡単な運動から始めるのが長続きのポイントですよ。
・冷房は外との温度差を3度以内に設定する
部屋の中と外で温度差がありすぎると、体に負担が掛かってしまいます。冷房の温度は26~28℃が理想です。あまり低い温度に設定しないようにしましょう。
仕事で温度設定を変更できない場合は、上にカーディガンを1枚はおったり、ひざ掛けをしたり体を冷やさない工夫を行うと良いですね。
・飲み物は常温で飲む
冷たい飲み物は体の冷えの原因です。お茶や水は常温、もしくは少しだけヒンヤリするくらいの温度で飲むようにしましょう。生姜湯の体を温めてくれる飲み物もおすすめですよ。
・アイス等の冷たくて糖分が多い物は控える
夏場はアイスが美味しいですよね。が、やはり冷たくて糖分が多いアイスは食べ過ぎは禁物です。「夏場は1日1つアイスを食べないと耐えられない病」の私は、箱パックの「アイスの実」等を購入し、1日1つだけ食べるようにしていますよ。
このように甘いものを「全く食べないのがかえってストレスになる人」は、食べる量を少なくしたり、お菓子を手作りにする等して糖分を摂りすぎない工夫をしましょう。
・ストレス発散方法をみつける
「病は気から」と言いますが、本当ストレスは夏バテをはじめとしてあらゆる病気に関係しています。ですので、何かしら自分なりのストレス発散方法を見つけておきましょう。
ちなみにストレス発散方法がないという人には「下半身浴」をおすすめします。
下半身浴はリラックスできるし、体を温める効果があるんですよ。もしくは、簡単な運動等も良いですね。その他にもアロマや音楽・映画鑑賞等、あなたが1番リラックスできるストレス発散法をみつけてください。
・就寝時は冷房に頼らず寝る工夫をする
就寝中の長い間、冷房が効いた部屋で過ごすのは自律神経を狂わせる原因です。できるだけ冷房に頼らずに寝る工夫をしましょう。
例えば冷房は就寝30分前~就寝後1時間程度だけ付ける事にして、あとは自然の風や扇風機(ただし、直接風が体に当たらないように)で涼むようにしましょう。もしくはヒンヤリグッズに頼ったりするのもおすすめですよ。
最近はホームセンターにヒンヤリグッズがたくさん売られていますよね。「本当に効果があるのかな?」と疑っていたのですが、去年「クールパット」を買って使ってみたら、思っていたよりもヒンヤリして快適でしたよ。
夜の寝苦しさが改善されるので、ぜひ何か試してみてくださいね。
夏バテの原因2 食べ物の偏り
夏に食欲がないからといってこんな食生活を送っていませんか?・食事量を極端に減らす
体力が落ち、疲れがたまりやすくなります。というか、そもそも動く元気が出ません。
・冷たい物ばかり食べる
体が冷え、自律神経が乱れてしまいます。
・スタミナがつくお肉やご飯ばかり食べる
胃もたれから食欲不振になりご飯が食べれなくなります。お肌も荒れるので、お肉ばかりではなく、野菜も上手に食べるようにしましょう。
・あっさりしたサラダばかりを食べる
食欲がない&ダイエットでサラダばかり食べる女性もいますが、美容&夏バテ対策にはたんぱく質も必要ですよ。
しかも、食べるのがサラダばかりだと疲労しやすくなり、食欲が落ちてしまいます。そうなると、ますます「あっさりした物しか食べれない」という悪循環に陥りますよ。
こんな食生活では、夏バテにならない方が逆におかしいです。しっかりと夏バテの予防対策となる食事を摂りましょう。
夏バテ対策に食べ物はどうする?
夏バテ対策となる食べ物ですが、「これを食べておけば大丈夫」という物はなく、あらゆる食材をバランスよく食べる事が重要です。
中でも特に「疲労回復効果が高いビタミンB1」や「体の元になるたんぱく質」、「汗として出てしまうカリウム」を中心に、1日3食で色々な食材を少しずつ食べるように心がけましょう。
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夏バテの原因3 水分不足 or 水の飲み過ぎ
水分が不足すると夏バテになるのはなぜ?熱中症に注意!
夏は暑さでたくさん汗をかきますよね。その時、「汗をかくのが嫌だから」と水分を補給するのを控えていませんか?水分が不足すると血液がドロドロになってしまいます。
すると、酸素や栄養が脳や体の隅々までいきわたらなくなってしまい、疲労しやすくなり、夏バテになってしまうんです。
ちなみに水分不足は症状がさらに悪化すると、夏バテを通り越して、脱水症や熱中症になってしまいます。そうなると意識障害等を起こして、深刻な後遺症が残ってしまう場合もあるんですよ。夏場に水分を控えるのは自殺行為。こまめに水分を摂取するようにしましょう。
水の飲み過ぎで夏バテになる理由は?
夏場に水分を摂るのは大事な事です。が、なんと水の飲みすぎも良くないんです。必要以上に水分を摂りすぎると以下のような「夏バテの症状」が出てきてしまいます。・顔や体のむくみ
・手足の冷え
・口の渇き
・ぽっこりお腹
・疲れやすい
・痩せにくい
というのも、人は1日1.5~2リットルの水分を摂取する必要があると言われていますが、それは「食事で摂取する水分も含めて」の話です。
人は食事だけで1日平均0.6リットルの水分を摂取します。
ですので、普通に飲む水の量は1日1~1.4リットルでOK。普段汗をかかない人が2リットル以上も飲むのは飲み過ぎになってしまうんです。
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水の飲み過ぎ 対策はどうする?
これらの対策としては、単純に水分を摂りすぎないのが1番ですが、それ以外にも以下のような予防対策もありますよ。・軽い運動を行う
・お風呂は湯船につかる
・ストレッチをする
・リンパマッサージをする
どれもストレス発散にも繋がる対策ですので、「むくみ」等の症状で悩んでいる人はぜひ行ってみてくださいね。
夏バテの原因と対策!自律神経を整える方法や食べ物のおすすめまとめ
いかがだったでしょうか?夏バテの原因は自律神経の乱れや、食べ物・飲み物の偏った摂取方法が原因です。いきなり全ての対策を行うのは大変なので、できる対策から少しずつ始めて、嫌な夏バテを解消してしまいましょう。