「ラズベリーを植えてはいけない理由ってなに?」
「ラズベリーの花言葉が怖いって聞いたけど本当?」
「ラズベリーの上手な育て方ってないの?」
甘酸っぱい実がそのまま食べても美味しいし、ジャムなどに料理しても美味しいラズベリー。
ガーデニングをする人でしたら「私も庭でラズベリーを育ててみたい!」と思っちゃいますよね。
が、このラズベリー、実は「庭に植えてはいけない」なんて噂があるんです。
あんなに可愛らしいラズベリーになぜそのような物騒な噂があるのでしょうか。
ここでは「ラズベリーを植えてはいけない理由」をご紹介。
その他にも「ラズベリーの怖い花言葉」や「どうしてもラズベリーを育てたい際の注意点」等をまとめていますよ。
ラズベリー苗の購入を考えている人はぜひ参考にしてくださいね。
ラズベリーを植えてはいけないのはなぜ?理由は?
ラズベリーを植えてはいけない理由ですが、主な理由は以下の2つ。- 繁殖力が強すぎるから
- トゲがあり触ると痛いから
繁殖力が強すぎるから
ラズベリーは「地下茎」といって地下に茎を伸ばし生えるタイプの植物です。そして、この地下茎がとても厄介。
私達の目に見えない範囲でどんどん茎を広げ、いつの間にか庭全体をラズベリーだらけにしてしまうんです。
酷い場合は、「隣家の庭にまで侵食していた」なんて事も。
そもそも、本来ラズベリーは草ではなく、果樹になります。
樹高は150cmになることもあり、年間通して枯れる事なく成長し続けます。
そのうえ、夏の暑さ、冬の寒さ、害虫や病気からの被害にも強いという最強の植物。
一度植えたら枯れる事なく逞しく成長してくれるんです。
初心者にも育てやすいのはメリットと言えなくもないですが、そのお陰で庭中がラズベリーだらけになってしまい他の植物の成長を阻害するという最悪のデメリットまで持ち合わせているんです。
トゲが痛くケガする可能性あり
ラズベリーには茎に小さなトゲトゲがあります。このトゲ、触るとけっこう痛いです。
小さな子供が誤ってギュッと握ってしまうと血が出てしまう可能性もあります。
さらには、服に引っかかりやすく、引っかかったところから服がほつれてしまうことも。
ラズベリーの実は酸っぱくて美味しいのですが、そんな実だからこそトゲがあるのかもですね。
特に小さい幼児がいる家庭だと、子供が実をとって食べようとするはず(小さい子供って酸っぱくても平気で美味しいと食べますよね(笑))。
そんな時にトゲでケガしたり、お気に入りの服が破れてしまわないように注意する必要があるでしょう。
また、大人でも剪定や収穫時にトゲが刺さらないように注意しましょう。
ラズベリーの花言葉が怖い!?
ラズベリーには「謙虚」「尊敬される」「愛情」「幸福な家庭」などのステキな花言葉があります。が、そういった明るい花言葉の裏で、実は「嫉妬」「後悔」「同情」「羨む」「哀れみ」といった暗い花言葉もあるんです。
赤い実をならせるラズベリーですが、花自体は小さくて白い控えめ。さらに実を取ろうとすると茎のトゲが刺さってしまいます。
白い花が霞んでしまう程の甘く魅力的な赤い実。しかしその熟れた実を手に入れようと手を伸ばすと鋭いトゲで傷つけられる。
そんな様子からこういったネガティブな花言葉が生まれたのかもしれませんね。
植えてはいけないラズベリーを栽培するには?
ラズベリーを植えるデメリットを紹介してきましたが、ラズベリーの実が美味しいのは変わりません。「それでもやっぱりラズベリーを育てたい!」
そう思う人もいますよね。そこでラズベリーを栽培する時のポイントをいくつか紹介します。
ちなみにラズベリーは栽培自体はとても簡単なので、一般家庭はもちろんアパートやマンションのベランダでも育てる事ができますよ♪
小さい品種を選ぶ
ラズベリーには様々な品種があります。なので、苗を購入する際に「小型・矮性(わいせい)な品種」を選ぶとそこまで大きくなりません。
- プチルビー
- マイラビット(小型の木いちご)
収穫量は少なくなってしまいますが、そこまで大きくならず手軽に小さな実を摘み取る事ができますよ。
ちょっとした収穫を楽しみたいのでしたら、このくらいのラズベリーで十分です。
採った実はそのまま食べても良いですし、スイーツにオシャレに飾り付けて食べるのも良いですね。
トゲ無しの品種を選ぶ
なんとラズベリーにはトゲが無い品種まであるんです。ちなみにトゲ無し品種といっても「完全にトゲが無い品種」と、「トゲが少ない品種」に分かれますよ。
ラズベリーの実はいっぱい収穫したい。ジャムとか作りたい。でも子供もいるしトゲでのケガが心配…という人でしたら、こちらの「トゲ無し品種」を購入すると良いでしょう。
- グレンアンプル(トゲ無し)
- グレンモイ(トゲ無し)
- グレンプロセン(トゲ無し)
- ラズベリーキャンバイ(ほとんどトゲ無し)
剪定の際もトゲを警戒する必要がないので、楽しく栽培する事ができますよ。
鉢やプランターで育てる
【知らないとキケン⁉】ラズベリー(木いちご)を楽しむ管理と育てる時の注意点
ラズベリーが大きく育つのは「地下茎」が見えない地面の下でいつの間にか伸びまくっているから。
でしたら、茎が伸びすぎないように調整すればいいのです。
ずばり、ハチやプランター(深めがベスト)を準備し、そこで育ててしまいましょう!
そうすればラズベリーが勝手に茎を伸ばす事もないでしょう。
ラズベリーは手入れ等は簡単なので、プランター等でも十分に育てる事ができますよ。
また、鉢植えで育てる場合「どのくらいの大きさに育てたいか」で準備する鉢を変える事も可能。
コンパクトに育てたいなら小さめの鉢を、ある程度の大きさまで育てたいなら大きめの鉢を準備すると良いですね。
また鉢植えにすることで、ラズベリーが好む日当たりが良い場所に移動させたり、収穫前には実が落ちてしまわないように風が直接当たらない場所に移動させたりする事ができますよ。
詳しい鉢植えの育て方は上の動画を見てみてくださいね。
鉢は地面に直接置かない
ラズベリーが増殖しまくるのを防ぐために鉢植えにしたとしても、その鉢を直接畑や土の地面の上に置くのはアウト。知らず知らずのうちに鉢底から茎が這い出て地面へと伸ばし、気づいた時には地面下がラズベリーの茎だらけになってしまいます。
こんな恐ろしい事態を防ぐためにも、以下の対策をキッチリと行っておきましょう。
- 鉢は土の上ではなくコンクリート等の上に置く
- コンクリート等がない場合、鉢の下に皿を敷く
- 皿もないならレンガを敷いてその上に置く
ラズベリーの繁殖力を舐めてはいけません。
庭中ラズベリーだらけになって後悔しないように、キッチリ対策をとっておきましょう。
子供やペットが届かない場所に置く
子供がいる家庭の場合は、さらに鉢植えの置き場所に要注意。子供は何にでも興味を示す生き物。
真っ赤になっているラズベリーの実を見つけてしまったら思わず取ろうと手を伸ばしてしまいます。
そしてトゲが刺さってケガをする…というね。
しかも子供の場合「トゲが刺さると痛いからダメだよ」と言ってもまず聞いてくれません。
その場では「うん」と返事をしておきながら、数分後には平気で大人を裏切ります。
なので、子供が鉢植えに手が届かない場所に置いて、大人が環境を整えてあげましょう。
できたら柵などを作って「子供が入れないスペース」に鉢を置くようにすると良いですね。
まぁ、柵の高さ次第ではヤツラはよじ登って侵入してくるのですが…、何もしないより良いでしょう。
あとは、子供によって性格が異なると思うので、そこら辺はママがしっかりと対策を立ててくださいね。
ラズベリーは植えてはいけない理由まとめ
いかがだったでしょうか?ラズベリーは旺盛な繁殖力と茎に生えたトゲから「植えてはいけない」と言われています。
が、トゲ無しのラズベリーを購入したり、鉢植えで育てる事である程度デメリットをなくす事が可能です。
自分に合った方法で上手に育ててラズベリー栽培を楽しんでくださいね。
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