ミョウガを植えてはいけない理由。家庭菜園で損する前にチェック!

ミョウガを植えてはいけない理由
 

「ミョウガを植えてはいけない理由ってなに?」

「ミョウガを植えるデメリットは?」

「ミョウガを上手に育てる方法ってないの?」

 

ミョウガといえばそうめんの薬味になったり、天ぷらや甘酢漬けになったりと、日本料理に使われる植物ですよね。独特の風味と食感がクセになります。

カロリーや栄養価はそれほど高くありませんが、特に夏場は重宝されますよね。

さて、このミョウガですが実は「植えてはいけない」なんて噂があるのをご存知でしょうか?

美味しいミョウガを植えてはいけないなんてショックですよね。

 

そこで今回は「ミョウガを植えてはいけいない理由」をご紹介。

 

家庭菜園でミョウガを植えようと考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

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ミョウガを植えてはいけない理由

さて、ミョウガを植えてはいけない理由ですが、主な理由は以下の物でしょう。
  • 繁殖力が強いから
  • 収穫量も大幅に増えるから
  • 他の野菜の成長を邪魔するから
  • 完全に駆除するのが難しいから
  • 物忘れが酷くなる
  • 食べ過ぎると体調不良になる
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。

繁殖力が強いから

ミョウガは「地下茎」で伸びるタイプの野菜。

つまり、土の中で勢力を拡大するタイプの植物です。

この「地下茎タイプ」の厄介なところは私達の見えない範囲でどんどん茎を伸ばすこと。

なので、「気づいたら畑全体がミョウガだらけになっていた」という事が有りえるんです。

いつの間にか増殖しまくっているので「植えてはいけない」なんて言われるんです。

また、ミョウガは多年草。一度植えると平気で4~5年は育ち続けるのも厄介なところです><

収穫量も大幅に増えるから

ミョウガが大量繁殖すると、収穫量も右肩上がりで増えます。

収穫量が増えるのは良い事に思えますが、料理のメインというより添え物として用いる事が多いミョウガです。

あまりにも増えすぎると捨てるしかなくモッタイナイですよね。

そんな時は甘酢漬け、サラダ、炒め物など色々な料理に活用してみると良いですね。

みんな作っているミョウガ料理をチェックする(外部サイト)

 

とはいえ、前述したように食べ過ぎると体調不良になってしまう可能性もあるミョウガです。

連続して大量に食べすぎるのは注意してくださいね。

他の野菜の成長を邪魔するから

ミョウガは地下茎でどんどん増える植物。

そのため「ミョウガの地下茎が伸びすぎて他の植物が根を伸ばせず枯れてしまう」という事もよくあります。

また、ミョウガの草丈は最大1mにも及ぶので、「背が低い植物には日が当たらず、成長を邪魔してしまう」のです。

もしミョウガを庭に植える際には十分なスペースを確保し、周りに他の植物を植えない方が無難ですね。

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完全に駆除するのが難しい

ミョウガは一度根付くと完全に枯らしてしまうのが難しい植物。

というのも、地下茎が横に伸び、その伸びた茎から何本もの茎が伸びてくるんです。

そのため、茎を取り除いた!と思っても、実は茎が途中で切れ土の中に残っており、そこからまたミョウガが芽を出す…という事になってしまいます。

完全駆除するには除草剤が楽なのですが、他の野菜を近くに植えていたり、ミョウガの後に他の野菜を植える予定だったりすると使いにくいですよね。

このようにミョウガを完全に駆除するのはとても大変なのです。

物忘れが酷くなるから

「ミョウガを食べ過ぎると物忘れになる。馬鹿になる」という噂を聞いたことがありませんか?

よく言われる言葉ですが、これはただの迷信。

元々は「仏教の故事」から広まった物とされています。

 

お釈迦様の弟子のひとりである周利槃特(しゅり・はんどく)は自分の名前も覚えらず名札を付けていた程。

が、お釈迦様の教えを一途に守り、毎日毎日掃除を続け、最終的には悟りを開き亡くなりました。

彼のお墓の周りには見知らぬ植物が生え茂ったのですが、この植物を「茗荷(名前を荷なう人の意)」と名付けられたそうです。

もしくは周利槃特が付けていた名札が「名荷(みょうが)」と言われる物だったので、「みょうが」と結び付けられたという説もあります。

 

また昔話や落語にも「ミョウガ」のエピソードがあります。

例えば古典落語の「茗荷宿」は、宿屋を営む夫婦が大金持ちの客をミョウガ尽くしの料理でもてなし、大金を忘れてくれることを期待しますが、結局は失敗してしまう…というお話です。

このように各所で「物忘れが酷くなる・バカになる」なんて言われているミョウガですので「植えてはいけない」と噂になってしまうのも分かりますよね(笑)

食べ過ぎると体調不良になる

「食べ過ぎると物忘れが酷くなる」というのは迷信ですが、実はミョウガを食べ過ぎる体調不良になる可能性がある野菜。

どんな体調不良なるかというと「便秘や腹痛」になりやすいです。

というのもミョウガは不溶性食物繊維が多く含まれています。

この不溶性食物繊維は摂取しすぎると便を硬くして逆に便秘になり、しかも硬くなった便が腸を刺激し腹痛を引き落としてしまうんです。

 

また、その他にはもミョウガを食べ過ぎると口の中がイガイガしたり、痒みが出てくる場合もまれにあるので、そういった時は早めに皮膚科を受診しましょう。

 

ミョウガを植えてはいけない場所

厄介なミョウガですが、「特にミョウガを植えてはいけない場所」があります。

こういった場所にミョウガはNG。
  • 十分なスペースを確保できない狭い庭や家庭菜園の畑
  • 隣家と距離が使い庭
  • シェア畑(レンタル農園)
上述したように、ミョウガは地下茎を伸ばして勢力拡大する植物。

狭い庭の場合、大量繁殖したミョウガが周りの野菜の成長を阻害します。

また、お隣と距離が近い畑やレンタル家庭菜園の場合、土の下で横に伸びた地下茎が他人様のスペースに割り込んでしまう恐れがありますので特に注意しましょう。

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ミョウガの育て方

☘57:ミョウガの育て方|植えつけ方法や日々の管理、冬越しや収穫方法などもご紹介【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介

「植えてはいけない」と言われているミョウガですが、もちろん「絶対に植えてはダメ」というわけではありません。

いくつかのポイントに注意し栽培すれば問題なく植えれますよ。

その注意点は以下の通りです。

プランターや鉢に植える

地下茎を伸ばすミョウガですが、プランターや鉢植えにしてしまえば根を伸ばせないので、大繁殖することもありません

基本的にミョウガは料理等の添え物として少しだけ収穫できれば十分。

地植えではなくプランター等で育てるくらいで丁度良いです。

しかも鉢植えでしたらアパートやマンションのベランダでも育てられますしね。

 

ちなみにミョウガを育てる際は、深さ30cmくらいの深めの鉢を準備してくださいね。

土はホームセンターや園芸店で売られている「野菜用の培養土」を使うと良いですね。

半日陰で育てる

普通植物は日光を好むものですが、ミョウガはそうではありません。

どちらかというと「半分日陰になるような日当たりが悪い場所」を好みます。

鉢植えやプランターでしたら直射日光を避け日陰に移動できるのも嬉しいポイントですよね。

ただし「完全な日陰」というよりは木陰のような少しだけ日光が当たる風通しの良い場所を好みますので注意してくださいね。

水やりをしっかり行う

ミョウガは乾燥を嫌がります。

株が乾くと蕾の付きが悪くなるので、水やりはこまめに行いましょう。

プランターでしたら毎日朝か夕方にたっぷり水をあげるようにすると良いですね。

地植えするなら隔離して

やはりミョウガで怖いのは増えすぎてしまうこと。

そのため、庭に地植えするなら
  • レンガやブロックで完全に隔離された場所に植える
  • 土の中にプラスチック版などを埋め根が広がるのを防ぐ
また、土の中に板を埋め込む場合、市販されている「根止めストッパー」を用いるのもオススメですよ。

↑こちらの商品でしたらハサミで切れますし、ゴムハンマーで打ち込めるので女性でも扱いやすいですよ。

地下茎で伸びる植物にはオススメです。

ミョウガの花言葉

ちなみにミョウガの花言葉は「忍耐」。

ミョウガは日陰を好む植物。冬から春に日が当たらない場所で成長し、夏から秋にかけ真っ白で綺麗な花を咲かせます。

薄暗い場所でも健気に茎を伸ばし、美しい花を咲かせる様子から「忍耐」という花言葉になったんだとか。

そう考えると、ミョウガもとても意地らしい健気な植物に感じますね。

ミョウガを植えてはいけない理由まとめ

いかがだったでしょうか?

ミョウガは地下茎を伸ばし、どんどん勢力範囲を拡大します。

それを防ぐにはプランターや鉢植えで育てるか、根止めストッパーなどで隔離してしまうのがオススメです。

また、ミョウガは湿った場所を好むので、半日陰でよく水やりをして栽培しましょう。

きっと美味しいミョウガを収穫できますよ♪

 

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