「コーヒーの残りかすやコーヒー豆がゴキブリに効くって聞いたんだけど本当?」
「コーヒーかすって他に活用法はないの?」
「正しいゴキブリ対策って何かある?」
ゴキブリ対策にコーヒーの出がらしが効果的って話を聞いた事がある人も多いですよね。
ヒーヒー好きな人からしたら、コーヒーかすっていい香りですし、このコーヒー粉でゴキブリ対策ができたとしたらかなり嬉しいです。
でも、果たしてあの憎いゴキブリにコーヒーかすが効くのでしょうか?
ここでは「コーヒーかすでゴキブリを撃退できるのか」についてご紹介。
その他、「ゴキブリ対策以外のコーヒーかす利用法」や「ゴキブリが出てきた時の対処法」など、色々とまとめていますよ。
コーヒー好きでコーヒー出がらしを上手に利用したい人はもちろん、ゴキブリ対策で悩まされている人もぜひ参考にしてくださいね。
コーヒーかすはゴキブリ対策になる?
結論から言いますと、コーヒーかすやコーヒー豆でゴキブリがいなくなるという事は無いです。コーヒーの成分の1つである「エチルフェノール」がゴキブリに効くという話もありますが、科学的な根拠は無い模様。
そしてゴキブリは雑食であり、毒以外なら何でも食べます。
当然、生ゴミに当たるコーヒーかすもゴキブリの好物。
コーヒーかすをむやみにキッチン等に置くことは、逆にゴキブリをおびき寄せる事になりかねません。
夜中に起きてコーヒーかすに群がるゴキブリがいたら…恐怖過ぎますよね。
そうならないためにも、コーヒーかすでゴキブリ対策を行うのはヤメておきましょう。
ゴキブリが好きな匂い
ちなみにですが、ゴキブリが好きな香りというのは以下の通り。- ゴキブリが出す匂い(体臭・糞に含まれる集合フェロモン)
- ネギ類(玉ねぎ、ニンニク、ニラ)
- 乾物(干しエビ・煮干)
- アンモニア臭
- 腐敗臭(魚や肉の骨や内臓)など
特に夏場は生ゴミが傷みやすく、濃い匂いが発生しやすいですよね。
するとその匂いに釣られてゴキブリがやってきます。
特に魚や肉などはビニール袋等に密閉し匂いが漏れ出ないように工夫して捨てるのがオススメです。
また、ゴキブリの身体(死骸や糞も)からはゴキブリを寄せ集める「集合フェロモン」という匂いを発生させています。
ゴキブリの死骸を見つけても放置せずに、こちらも密閉して速やかに処理するようにしましょう。
ゴキブリが嫌いな香り
ゴキブリが嫌いな香りは以下の通りです。- 柑橘系(レモン、ハッカ)
- スパイス類(ネギ類を除く)
- 甘い花の匂い
- アロマの香り
- ハーブの香り
特にレモンの香りは大嫌い。場合によっては痙攣してしまうんだとか。
そこで、考えられる対策の1つが「アロマ」です。
アロマの中でもゴキブリが苦手な香りをブレンドし、キッチンや部屋等にスプレーすると良いですね。
ゴキブリが苦手なアロマ関係については以下の記事で詳しくまとめていますので参考にしてくださいね。
コーヒーの残りかすを嫌う生き物は?
残念ながら、ゴキブリはコーヒーかすの匂いは平気です。が、ゴキブリ以外ならコーヒーかすが苦手な生き物もいます。
それは以下の通りです。
- 猫
- アリ
- 蚊
- ナメクジ
- カタツムリ
ただし、猫対策として使う場合、猫は「匂い慣れ」して効果があまり続きません。
そこで他の猫が嫌がる香り(みかん等の柑橘系、ハーブ、練歯磨き等)と交互に使うと効果が持続しやすいですよ。
コーヒー出がらしにゴキブリを寄せ付けないために
コーヒー好きとしては、いくらゴキブリがコーヒーかすの匂いが好きでも「コーヒーを飲まない」という選択肢はないですよね。それでは、ゴキブリを集めないためには、どうしたらよいでしょうか?
答えは簡単。
コーヒーを淹れた後は残りかすをすぐに捨ててしまうこと。
コーヒーは普通に淹れてOKです。問題はコーヒーかすの匂いなのですから、コーヒーを淹れた後はかすを放置せずにすぐに捨ててしまいましょう。
その際、匂い防止のためにポリ袋等に入れ、密閉して捨てるとさらに良いですね。
コーヒーかすの再利用方法
ゴキブリには効果無しなコーヒーかすですが、使い道は他にも色々とあります。- 肥料・堆肥
- 消臭剤・脱臭剤
- 除草剤
- 虫除け・猫除け
- 入浴剤
- 洗剤
肥料・堆肥
コーヒーかすは、ガーデニングや家庭菜園の肥料・堆肥として再利用できます。何でもコーヒーの表面にある「多孔質」が土壌を整え、植物を良く育ててくれるそう。
ただし、コーヒーかすをそのまま使ってもあまり効果はなく、発酵させる必要があります。
少し大変ですが、コーヒーかすで美味しい野菜が育つなら頑張ってみる価値はありそうですね。
消臭剤・脱臭剤
コーヒーかすの再利用法として最も有名なのはこの「消臭剤」ではないでしょうか。コーヒーかすは匂いを吸収する力があるので、冷蔵庫や玄関など匂いが気になる場所に置いておくと良いですね。
ただし、コーヒーかすは事前にしっかりと乾燥させて使う必要があります。乾燥が足りないとカビ等の原因になりますので注意してくださいね。
除草剤
コーヒーかすには「カフェイン」と「フェノール性物質」という植物の成長を阻害する物質が含まれています。そのため、コーヒーかすを乾燥させ、そのまま気になる場所に撒けばいいのでとても手軽です。
ただし、除草効果といっても「少し植物の成長を遅らせる」程度の力しかありませんので、ハッキリと効果を実感するには継続的にコーヒーかすを巻き続ける必要があります。
根気よく行うか、早く除草してしまいたい場合は「市販の除草剤」を購入するようにしましょう。
虫除け・猫よけ
こちらは前述した通りです。ナメクジや猫はコーヒーの香りが嫌い。
生け垣などに乾燥させたコーヒーかすを置くことで害虫対策・野良猫対策になりますよ。
入浴剤
コーヒーの香りが好きな人にぜひ試してみて欲しいのが「入浴剤」として使う方法。コーヒーの残りかすを「さらし袋(お茶パックなどでOK)」に入れて、浴槽に入れるだけ。
お風呂が茶色になってコーヒーの香りがしてきます。
リラックスできるしコーヒー好きな人ならオススメですよ。
ただし、お風呂を出る時はきちんとシャワーをして出ましょうね(笑)
洗剤
ガラス製の食器を洗うとき、コーヒーの残りかすを洗剤代わりに再利用する事もできます。- コーヒーを少量入れ振り洗いする
- お茶等に使うティーパックにコーヒーかすを入れ、スポンジ代わりにして洗う
軽い油汚れ程度でしたら洗剤無しで綺麗に落ちますので試してみてくださいね。
効果的なゴキブリ対策は?
ゴキブリを見つけたら
それでは最後に効果的なゴキブリ対策を紹介します。まず、ゴキブリと遭遇してしまったら、殺虫スプレーを噴きかけるのが1番です。
ゴキジェットなどで撃退してやりましょう。
もし台所や子供部屋などで殺虫剤を使うのに抵抗がある場合は「ゴキブリを凍らせる冷却スプレー」がオススメです。
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情けなどかけてはいけません。ヤツラを氷漬けにしてやりましょう。もし「殺虫剤なんてない!」という場合はコンビニにも売っていますが、買いに行っている間に逃げられてしまっては元も子もありません。
覚悟を決めて、ハエたたきや雑誌をくるくる丸めたもの、スリッパなどで叩き潰しましょう。
ゴキブリを殲滅するには
ただし、ゴキブリは1匹殺したとしても、見えないところに何十匹も隠れている可能性があります。ゴキブリを見かけたらまだまだ家の中にいると思って間違いありません。
ヤツラを根絶やしにするにはホウ酸団子のような「駆除剤」等を家に設置するのがオススメ。
中でも私が使ってみて一番効果があったのは「ブラックキャップ」です。
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一人暮らし時代からずっとお世話になっているブラックキャップ様。ブラックキャップ様さへいれば、もうゴキブリを恐れる必要はありません。
この御方のお陰で私はもう何年もゴキブリとは無縁の生活を送れています。
ドラッグストア等にも売られているので、また使った事がない人はぜひ。
ゴキブリはコーヒーの匂いが好き?嫌い?まとめ
いかがだったでしょうか?ゴキブリがコーヒーの香りが苦手というのは間違いです。
コーヒー豆、粉、出がらし等をキッチンに置いてもゴキブリ対策にはなりませんのでヤメましょう。
コーヒーの残りかすは猫よけや虫よけにはなるので、そちらに使うと良いですね。
また、ゴキブリが出た時は冷静になり殺虫剤で瞬殺してやりましょう。
その後、ブラックキャップ等を設置しているとヤツラもいずれいなくなりますよ。
頑張ってくださいね。
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