百日紅を植えてはいけない理由がヤバい。縁起の悪い木、良い木まとめ

百日紅を植えてはいけない理由
 

「百日紅(サルスベリ)を庭に植えてはいけないって本当?」

「百日紅の縁起が悪い理由や由来は?」

「他にも植えたらダメな庭木や逆に縁起が良い木ってある?」

 

夏に咲き誇る百日紅(サルスベリ)。ピンクや赤い花がポップで可愛らしく、また美しい花ですよね。

が、この百日紅(サルスベリ)、実は「庭に植えてはいけない」という迷信があるんです。

あんなに可愛らしい花なのに、なぜ植えるのがNGなのでしょうか?

 

ここでは「百日紅(サルスベリ)を植えてはいけない理由や由来」を紹介します。

 

また、百日紅以外にも「庭に植えてはいけない樹木」、逆に「庭に植えるのが良いとされている縁起が良い木や花」等もまとめていますのでぜひ参考にしてくださいね。

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百日紅を植えると不幸になる?

「百日紅を植えようと思ったけど、祖父母や両親に縁起が悪いからと止められた」

なんて経験を持つ人は多いです。

というのも、百日紅は昔から「縁起が悪い庭木」とされてきました。

で、百日紅を植えた後に例えば以下のような「何かしらの不幸」が起こると、
  • 家族が怪我をした
  • 家族が病気になった
  • 仕事がうまくいかなかった
  • 子供が受験に失敗した
  • 家族や親戚と仲が悪い
「やっぱり百日紅は不幸を呼ぶんだ」とますます迷信を信じてしまうんですよね。

こういった「何かしらの不幸」は百日紅を植えなくても起こっていただろうもの。百日紅は関係ないでしょ。

というのが、私の正直な意見なのですが。

 

ただ、「百日紅=不幸が起きる」と強く思い込むことで、「不幸をおびき寄せてしまう」という事はありそうな気がしないでもないです。

人は無意識で「自分が望む結果を引き起こす行動をとる」事があります。

今回の場合で言えば「不幸が起こること」が「無意識に望んでいる結果」ですね。

なので、例えば無意識の中で病気になるような行動をしたり、怪我になりそうな行動をとってしまったりしてしまうんです。

で、実際に病気になったり怪我をしたら「ほら、やっぱり百日紅のせいじゃん」と納得する、というわけです。

 

とはいえ、これはあくまで「迷信を強く信じている人が陥る可能性があること」ですので。

迷信を全く信じていない人の場合、こういったことはまず起きないでしょう。

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百日紅を植えてはいけない理由や由来は?

さて、それでは百日紅はなぜここまで「縁起が悪い」とされているのでしょうか?

それは以下のような理由や由来があるからです。

名前から「滑る」事を連想させるため

百日紅(サルスベリ)は名前に「滑り(すべり)」が付きますよね。

この事から「滑る(すべる)」を連想させ、
  • 受験に滑る
  • 運気が滑り落ちる
↑このように考えられているので「縁起が悪い」とされています。

樹皮がつるつるしているため

百日紅の樹皮はツルツルしています。

「木登りが得意な猿でさえ木から落ちる=サルスベリ」というのが名前の由来です。

で、猿でさえ木から落ちるのですから、小さい子供が登ったら当然落ちやすいですよね。

 

今のようにオモチャが無かった昔は、「木登り」もまた子供の定番の遊びでした。

庭に百日紅を植えていると子供が木から落ちて怪我をする。だから百日紅を庭に植えるのはNG。

こういった理由で「庭に植えてはいけない」と考えられていたようです。

 

また、ツルツルとしたサルスベリの樹皮は人肌のようにも見えることから、「人の精気を吸う」という迷信もあります。

お寺や墓地に植えられているから

百日紅はよくお寺の境内や墓地に植えられています。

そのため「不幸を持ち帰る」とも言われていて庭に植えるのは良くないと考えられています。

なぜお寺に百日紅がよく植えられるのかについては、
  • 中国で仏教を学んだ僧が百日紅を持ち帰った
  • お釈迦様が誕生した際に咲いていた無憂木(むゆうじゅ/アショーカ樹)に似ているから
  • 百日紅には人の魂が宿ると考えられているから
↑このように諸説あります。

風水的に良くないから

古くなった百日紅の樹皮は自然に剥がれ落ちるため、樹皮は常にツルツルとしています。

この「ツルツルとした美しい樹皮」ですが、風水的にはNG。

庭に植えると災いがやって来ると言われています。

風水を気にする人でしたら、これだけで「縁起が悪い」ですよね。

樹木が大きく育ちすぎるから

また、百日紅を植えてはいけない理由に「木が大きく育ちすぎるから」というものもあります。

木ってかなり長く成長するものもありますよね。そして成長するのがものすごく早い。

中でも百日紅は最大で10mも成長する樹。

そこまで大きくなってしまうと手入れも大変ですよね。

とはいえ、百日紅は強剪定したとしても丈夫でまず枯れることはありません。

庭によっては近隣への配慮もありますし、成長しすぎた百日紅は強剪定してもいいかもですね。

百日紅は庭以外にも植えたらダメ?

上述したように百日紅は「植えてはいけない」とされていますが、それはあくまで「庭木」としてだけです。

お寺にも植えられていますし、公園に植えたり道路樹として植えるのは全然OKですよ。

また、神聖なお寺や神社等に関しては、縁起が悪いどころか「オススメの樹木」とされているくらいです。

百日紅は美しい花を咲かせ人々の目を楽しませてくれますし、丈夫な木でもあります。

オススメになるのも分かりますよね。

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百日紅以外の植えてはいけない庭木

実は百日紅以外にも「庭に植えるのは縁起悪い」とされている木があります。

今から紹介していきますね。

桜(さくら)

桜といえば、日本を代表する美しい花。春には桜を愛でながらお花見をする人も多いでしょう。

が、この桜「庭に植えると家が栄えない」という迷信があり、庭木としてはあまり縁起が良くないのです。

また、実際に桜が大きくなりすぎ他の植物が育ちにくいデメリットや、毛虫が大量に発生するというデメリットも。

その他、「鎮魂や慰霊の意味合いもあるため庭木には向かない」とも言われていたり、小説や漫画の影響からか「美しく咲く桜の木の下には死体が埋まっている」なんて事も言われていたりします。

柿(かき)

秋になると美味しい実をならせる柿ですが、枝が非常に折れやすいのが特徴。

そのため、「柿の木をとるために子供がよじ登り、落ちて怪我をする」と言われています。

枇杷(ビワ)

ビワは庭に植えると「病人が絶えず、家が断絶する」と言われている木です。

というのも、ビワは常緑高木で最大10mにも伸びます。そのため、家が日陰になり病人が出る…とされているのです。

またビワは実が割れることからも縁起が悪いともされています。

その他、ザクロやイチジクも同様に縁起が悪いとされています。

藤(ふじ)

藤といえば漫画「鬼滅の刃」で鬼が嫌う花としてお馴染みの木ですが。

藤=不治(病気が治らない)」と言われ、縁起が良くない庭木となっています。

また、藤の花は垂れ下がって花を咲かせるため、その様子から「家運を下げる」とも言われていますね。

その他にも同じように垂れ下がる樹木(枝垂れ桜、柳、葡萄)は、縁起が悪いと考えられていますよ。

紫陽花(あじさい)

紫陽花は風水でよく縁起悪いとされている花です。

というのも、紫陽花は「女性の花」とされています。

その女性の花を庭に植えるということは、「女性が家に根付く=娘が家に根付く=恋愛運が悪くなる」とされているんです。

お雛様を出し続けていると婚期が遅れる…というのと似たような感じでしょうか。

榊(さかき)

榊は「栄える木」、神域と人間の領域の境に植える「境木」ともされていて、縁起が良い木です。

が、神社に植えられる神聖な木であるからこそ、逆に一般の民家に植えるのは縁起が悪いともされています。

同様に、仏壇にお供えする事が多い梻(しきみ)も一般人の庭にはNGとされています。

椿(つばき)

真っ赤な美しい花が綺麗な椿ですが、花が散る際に一枚ずつではなく丸ごとボトっと落ちることから「処刑で打首になった罪人のように首が落ちる様子」に例えられます。

そのため縁起が悪いとされています。

また、新芽には毒性が強い毛虫がつくのも「庭に植えてはいけない」理由の1つなのかもしれません。

ソテツ

ソテツは「金を食う木」として縁起が悪いとされています。

というのも、成長するのに鉄分を多く使うため、昔は幹に五寸釘を打っていたためです。

が、逆にこのことが「金を食う=それだけお金を持っている」とも考えられたようです。

縁起が良い庭木は?

百日紅は縁起が悪いとされていますが、逆に縁起が良い木はどのような物があるのでしょうか?

代表的なものをいくつか紹介します。

松(まつ)

年間通じて緑色の葉で、寿命が長い松は「庭木の王様」や「神が宿る木」とも言われとても人気が高い木です。

二本一組になっている葉が枯れ落ちても離れない事から「夫婦和合」の象徴にもされ、お正月にも飾られるくらい「縁起の良い樹木」とされています。

また、「松竹梅」と言われることから、梅も「庭に植えると縁起が良い」とされていますよ。

南天(なんてん)

南天は名前から「難を転じる」と言われ、縁起が良いとされています。

災難から守ってくれる魔除けの力があるとされ、お正月にもよく飾られます。

また、同じように赤い実をつける千両(せんりょう)や万両(マンリョウ)、黒鉄黐(クロガネモチ)も同様に縁起が良い花とされていますよ。

柊(ヒイラギ)

ヒイラギの特徴はトゲトゲとした葉ですが、この葉が邪鬼を退けると言われ、庭に植えると良い木とされています。

ちなみに、ヒイラギは家の北東(表鬼門)に、ナンテンは南西(裏鬼門)に植えると良いと言われていますよ。

ツツジ

ツツジは花が次々に咲くのが特徴。

絶えず咲き続ける花から「続き咲き木(ツヅキサキギ)」が名前の由来になっています。

絶え間なく咲き続ける花から、縁起が良い木とされているんです。

また、風水においても、日当たりの良い東南にツツジを植える事で金運アップになると言われていますよ。

ユズリハ

ユズリハは「代を譲る葉」とも言われていますが、実際、新芽が生えると前年の葉が譲るように落ちます。

その様子から「途切れることなく代替わりしていく」と言われ、子孫繁栄の願いを込めてよく庭に植えられています。

サルスベリは植えてはいけないまとめ

いかがだったでしょうか?

百日紅は庭に植えてはいけないという迷信がありますが、花が綺麗で育てやすい植木でもあります。

「サルスベリ」という名前や表面がツルツルしている事から縁起が悪いともされていますが、花が美しい事には代わりはありません。

もし迷信を気にしないのでしたら、庭に植えても問題ないと思いますよ。

 

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