熱中症の頭痛の治し方!効果的な頭痛薬や症状が続く期間は?

夏場に昼間外出をしていた時や、室内でエアコン無しで休んでいた時、頭がズキズキ、キリキリ、ピリピリと痛む事ってありませんか?もしかしたら、その頭痛、


熱中症の症状かもしれません。


熱中症の初期症状と言えば「大量の汗やめまい、筋肉痛、手足のしびれ、こむらがえり」が代表的ですが、症状が進行するとその他に「吐き気、発熱、寒気、下痢、嘔吐、だるさ」等の症状も出てきます。そしてその中の症状の1つに「頭痛」も含まれるんです。

ただでさえ夏場は暑さで身体がだるいのに、その上ガンガンとする頭痛!本当に辛いですよね(/_;)


「誰か、この頭痛を早く治してくれー!!」


って感じです。そこで今回は「熱中症の頭痛の治し方」を紹介しますよ。「熱中症で頭痛の症状が出る理由」や「頭痛が続く期間」、「市販の頭痛薬について」等もまとめていますので、良かったら参考にしてくださいね。

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熱中症の頭痛の治し方!早く頭痛を治すためには?

熱中症で頭痛が起こる原因は?

熱中症の対処法を伝える前に、簡単に「熱中症で頭痛がなぜ起こるのか」そのメカニズムを説明しますね。熱中症の症状で頭痛が起こる原因がわかると、おのずと正しい対処法の答えも出てきますよね♪


それではさっそく説明しますね!


熱中症で頭痛が起こる原因の1つは、ずばり「脱水症状」です。夏は暑さで大量の汗をかきますよね。その時、ちゃんと水分補給をしていないと、体内は「水不足」になってしまいます。

するとどうなるかというと、血液中の水分の割合が減り、サラサラだった血液がドロドロに変化しちゃいます。結果、


脳に充分な栄養が行き渡らず、頭痛が起きてしまうんです。


さらに、人は暑い時や寒い時の体温調整を「自律神経」が行っているのですが、急に体温が上昇したり、脱水症状になると脳がヒートアップし、この「自律神経」が乱れてしまいます。


暑い時の自律神経の働き

・汗をかいて体温を下げる
・血管を膨張させ、熱を発散させる



寒い時の自律神経の働き

・身体を震わせて体温を上げる
・血管を収縮させて熱を体内に閉じ込める


通常、このような働きをしている自律神経が狂ってしまうと、「暑いのに汗をかかない」状態や「熱中症で寒気や頭痛を感じる」状態になってしまうんです。


このように、熱中症で頭痛が起こるのは「大量に汗をかいた事による脱水症状」と「急に体温が上昇した事による自律神経の乱れ」が原因です。


夏場に頭が痛むのは脳があなたに「水分が足りない」「身体を冷やして欲しい」というSOSを発信している証拠なのです。

熱中症の頭痛の治し方!正しい対処法はコレ!

熱中症 頭痛 治し方
熱中症の頭痛の治し方ですが、対処法として正しいのは「頭痛の原因」を取り除いてあげる事です。前述した通り熱中症で頭痛になる原因は「大量に汗をかいた事による脱水症状」や「急に体温が上昇した事による自律神経の乱れ」ですので、


これらの「脱水症状」や「自立神経の乱れ」を治療して上げる事が、最も効果的な対処法になります。


では、どのようにして「脱水症状」や「自立神経の乱れ」を治すかというと、基本的に「熱中症の応急処置」と同じですよ。具体的に言うと、以下のような内容になりますよ。

1、エアコンの効いた涼しい場所へ移動する

2、衣服を緩め、風通しを良くする

3、首周りや両脇の下、足の付け根を冷やす(特に寒気を感じる時は、首の後ろを冷やすのが効果的です)

4、塩分やミネラルが含まれた水分を摂取する


ちなみに熱中症の頭痛を「ただの頭痛」と侮ってはダメですよ。

熱中症で強い頭痛を感じる時は、既に「熱中症の中度症状」にまで悪化している状態で、早急な対応が必要です。もしそのまま何もせず放っておくと、症状はますます重症化し、最悪の場合、命を落としてしまう危険性もあります。

ですので、正しい応急処置を実施し、その上で症状が改善されないようなら、必ず病院を受診するようにしましょう。

あと、頭痛の他に「嘔吐や吐き気」等の症状で水分が自分で摂取できない場合も、病院での点滴治療が必要になりますので、その際も病院を受診してくださいね。

 関連記事
熱中症の応急処置に注意!冷やす場所や飲み物で正しいのは?


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熱中症の頭痛薬!市販の薬は効果があるの?

ガンガンとする頭痛が続くと、痛みで集中力がなくなって仕事や家事にも影響が出てきますよね。 そんな時、「市販の頭痛薬で痛みが取り除けないかな?」って事が気になりますよね。


市販の頭痛薬といえば「バファリン」や「ロキソニン」が代表的です。


これらの市販薬で熱中症の頭痛が治るかどうか、結論から言いますと、

一時的に熱中症の頭痛を和らげる事は可能ですが、「根本的な解決」にはなりません。確かにバファリンやロキソニンを飲むと一時的に頭痛が和らぎます。


が、時間が経つとまたキリキリと頭が痛みだします。


というのも、上述したように熱中症で起こる頭痛は「脱水症状」や「自律神経の乱れ」が原因です。完全に頭痛を無くすにはこれらの脱水症状や自律神経の乱れを正しく治療し、治してしまわないといけないんです。

ですので、どうしても頭が痛くて我慢できないという場合はバファリンやロキソニンを飲むのも手ですが、市販薬に頼りすぎるのは危険です。市販薬はあくまで「治療中に我慢できない痛みを一時的に緩和してくれるだけの物」というスタンスで使用するようにしましょうね。


ちなみに熱中症で病院を受診した場合、頭痛の頓服として「カロナール」を処方される事がありますが、このカロナールも一時的に痛みを和らげる効果はありますが、

頭痛を根本的に治してくれるものではありません。

ですので、カロナールに頼りきるのではなく、エアコンの効いた涼しい場所で過ごしたり、熱中症に効果的な水分補給を行い、しっかりと熱中症対策を行う事が大切ですよ。

→『熱中症の飲み物でおすすめは?最適な温度や手作りレシピも紹介!


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熱中症の症状で頭痛が続く期間は?

熱中症の頭痛はいつまで続くの?

熱中症の頭痛って長引く事がありますよね。「熱中症の他の症状が無くなっても、なぜか頭痛だけは続く。いったいこの頭痛はいつまで続くの?」こんな風に悩んじゃう人も多いでしょう。

熱中症の頭痛が続く期間ですが、熱中症の程度や元々の健康状態にもよりますが、きちんと正しい対処法を行っていれば、


早い人なら2~3日で治ってしまいます。


逆に間違った対処法を行っていた場合や夏バテ気味で体力が落ちてしまっていた場合、熱中症の症状が重くなってしまっていた場合等は、頭痛が治るまで1週間以上かかってしまう事もあります。

熱中症の頭痛が長引いて辛い場合の対処法は以下の記事を参考にしてくださいね。

熱中症で頭痛が続く時の正しい対処法は?夏バテ対策で早く治る!?


熱中症の頭痛はもしかしたら偏頭痛?

もし頭痛以外に熱中症の症状がなく、炎天下でスポーツしたとか、蒸し暑い部屋で長時間過ごしたとかの「熱中症になりやすいような環境」に心当たりがないなら、実は熱中症ではなく「偏頭痛」かもしれません。

その場合、偏頭痛に効果的なツボを押すと、大分頭痛が治まりますよ。熱中症の頭痛が長く続くようなら試しにツボを押してみるのも良いですね。

 関連記事
頭痛のツボ 手やこめかみ、足で即効で痛みが治る効果的な場所は?


↓ちなみに偏頭痛のツボ関連では、この動画が1番効き目がありました。良かったら試してみてくださいね。
簡単にできる頭痛を解消する方法

熱中症の頭痛の治し方!効果的な頭痛薬や症状が続く期間は?まとめ

いかがだったでしょうか?熱中症の頭痛は「大量の汗による脱水症状」や「急な体温の上昇で自律神経が乱れてしまった事」が原因ですので、身体を冷やし、水分を補給するのが1番効果的な対処法ですよ。

市販薬は一時的には頭の痛みを和らげてくれる効果がありますが、熱中症を回復させてくれる物ではありませんので、頭痛薬に頼りすぎるのは禁物です。それよりは、しっかりと熱中症対策を行うようにしましょうね。

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