夏の熱中症って怖いですよね。私も学生時代、恥ずかしながら熱中症になった経験がありまして。夏に熱中症対策もせず、友達と1日外でドライブしながら遊び歩いていたら、帰宅後、
発熱、頭痛、吐き気で気分最悪でしたよ(ノД`)・゜・。
しかも次の日、熱が下がったので気にせず大学の講義とバイトに行ったら、また熱がぶり返し、数日発熱状態が続きましたよ。
熱中症になったら無理したらダメですね。
私の場合は、大人(?)の時に熱中症になりましたが、子供の方が熱中症になりやすいです。小学生の甥っ子もサッカーの試合の後に熱中症になっていましたし。
おそらく同じように子供が熱中症になって心配しているママも多いかと思います。そこで今回は私の体験を元に「熱中症で発熱の症状が出た時の対処法」を紹介しますね。
熱中症で発熱 対処法は?
子供が熱中症で発熱したら、お母さんは心配しちゃいますよね。でも、慌てなくても大丈夫。熱中症の発熱は正しく対処すれば、すぐに治りますよ。
熱中症で発熱があった場合、基本的には「熱中症の応急処置」と同じような対応をすればOKですよ。つまり、以下のような対処を行えば大丈夫です。
・涼しい場所でゆっくり休む
・身体を冷やして熱を外に出す
・水分補給を行う
・栄養のある食べ物を摂取する
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう!
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熱中症の発熱 対処法1 涼しい場所で休む
熱中症で発熱の症状が出たら、エアコンが効いた部屋でゆっくり休ませてください。クーラーの設定温度は26~28℃が目安です。室温が28℃を超えないようにしてあげましょう。
ただし、冷やし過ぎも注意です!
室温が低くなりすぎると、身体は皮膚の下の血管を収縮して熱を体内に閉じ込めようとするので、逆に熱が上がってしまいます。特に子供の場合、この傾向が強いので、注意してくださいね。あと、エアコンの風が直接当たらない場所に寝かせるのも重要ですよ。
家に冷房が無い人やエアコンが苦手な人の場合は、窓を開け扇風機で風の通り道を作り、部屋の風通しをよくしてあげると良いですね。
熱中症の発熱 対処法2 身体を冷やして熱を外に出す
次に、発熱している場合、体内に熱がこもっていますので、身体を冷やして熱を外に出してあげましょう。この時の注意ポイントですが、おでこに「冷えピタやアイスノン」を当てるのは間違いですよ(`・ω・´)
確かに熱が出た時、額を冷やすと気持ちが良いですが、残念ながら身体を冷やす目的としてはあまり効果がありません。熱中症で身体を冷やす場合、
1、首回り
2、両脇の下
3、足の付け根
これらの大きな静脈が流れている箇所を冷やすのが最も効果的です。これらの場所にタオルに巻いた保冷剤や氷を当ててあげましょう。微熱程度なら首回りだけ冷やしてあげると充分ですよ。
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熱中症の発熱 対処法3 水分補給をしっかりと
熱中症を治す為に水分補給は欠かせません。こまめに水分を飲ませてあげましょう。何を飲ませるかですが、以下のような「汗で出てしまった塩分を補える飲み物」がおすすめです。・イオン飲料水
・スポーツドリンク
・食塩水(水1リットルに塩1~2グラム)
ただし、イオン飲料水やスポーツドリンクは1日に1リットル以上飲むと、塩分の取りすぎになってしまいます。ですので、イオン飲料水やスポーツドリンクを飲むときは2~3倍に薄めて飲むか、麦茶や水と交互に飲むと良いですね。
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熱中症の発熱 対処法4 栄養のある食事を摂る
体調を回復させるには「栄養のある食事」が1番です。熱中症の時は、夏バテなどにも効果がある以下のような食べ物を料理して食べるのがおすすめですよ。・豚肉
・卵
・牛乳
これらの食材にはタンパク質とビタミンが含まれており、熱中症で失われた体力を回復させてくれます。もちろん、これらの食材だけではなく、野菜等もバランス良く食べて下さいね。
とは言っても、熱中症って食欲がないですよね(´・ω・`)
そんな時は無理して食べる必要はありません。無理して食べて、吐いてしまったら逆にキツイですものね。人は2~3日食べなくても大丈夫なようにできています。食欲がない時は、「食べれる物」を少しずつ食べるようにすると良いですね。
アイスやゼリー、そうめんなどが食べやすいですよ。
あと、もし、発熱の他に下痢の症状がある場合は、おかゆや野菜スープなど消化に良い物を食べるようにしましょうね。
熱中症で発熱 病院に行くのは何℃から?
熱中症で発熱した場合、微熱程度ならさほど気にしなくても大丈夫ですが、もし高熱になるようなら「とても危険な状態」の可能性があります。すぐに病院を受診しましょう。
特に熱が40℃を超えると、痙攣等の症状が現れ熱中症が重症化してしまいます。こうなると後遺症等が残る可能性が出てきますし、最悪の場合、亡くなってしまうケースもあります。ですので、そうなる前に病院を受診しましょう!目安としては
・大人・・・39℃以上の発熱
・子供・・・38.5℃以上の発熱
こんなところでしょうか。あと、他にも気になる症状がある場合は早めに病院を受診しましょう。
熱中症の発熱 続く期間は?いつまで続くの?
熱中症で熱が続くと「いつまで続くんだろう?」と不安になりますよね。発熱が続く期間は症状の重さや環境にもよりますが、軽い熱中症症状だった場合、きちんと処置すれば2~3日で良くなりますよ。
早い人なら翌日には熱が下がります。ただし、私のように熱が下がった後に無理をするとまたぶり返し、発熱する期間が長引く・・・という事もあるので、熱が下がったとしても完全に良くなるまでしばらくは安静に過ごしましょう。
もし、発熱が何日も続くようであれば、熱中症以外の病気の可能性があります。その時は病院を受診してくださいね。
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熱中症と夏風邪の見分け方!違いはあるの?
子供が夏に突然発熱した場合、熱中症なのか、夏風邪なのか見分けるのが難しいですよね。熱中症と夏風邪の見分け方のポイントですが、基本的に熱中症は、時間差で症状が出る事はありません。
ですので、もし以下のような「熱中症になりやすい要因」があり、
・真夏の炎天下で作業を行った
・閉め切った湿度が高い室内で運動をした
・急に暑くなった日に、外で長時間遊んだ
・エアコンが無い部屋で水分を摂らずに昼寝をした
「今まで元気だったのに突然熱中症の症状(めまい、発熱、吐気、嘔吐、頭痛、下痢、筋肉痛、手足のしびれ、不快感等)が現れた」というなら熱中症の可能性が高くなります。
逆に「熱中症になりやすい要因」があったとしても、2~3日後に症状が現れたとしたら、それは熱中症ではなく、夏風邪等の他の病気を疑った方が良いです。
また、風邪の場合、以下のような熱中症には無い症状が現れます。
・喉の痛み
・鼻水
・咳
これらの咳や鼻水があるようなら夏風邪の可能性が高いです。また、夏風邪になる場合、突然症状が現れるというよりは、少し前から「なんとなく気分が悪い」「頭痛や寒気がする」等の自覚症状がある事も多いですので、1つの判断材料としてください。
が、熱中症だったとしても、夏風邪だったとしても基本的な対処法は同じですので、涼しい部屋でゆっくり休養させてくださいね。
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いかがだったでしょうか?熱中症で発熱した場合、対処法は「熱中症の応急処置」と同じです。1、涼しい部屋で休ませる
2、静脈が流れている箇所を冷やす
3、しっかりと水分補給を行う
これらの事に気をつけて、ゆっくりと休めば数日で良くなりますよ。
また、高熱が出たり、熱が何日も持続するような熱中症が重症化しているか、他の病気にかかっている可能性がありますので、早めに病院を受診して下さいね。