私は現在37週目の妊婦なのですが、先週36週目でも逆子ちゃんがなおっておらず、外回転術を受けました。
私もそうだったのですが、32週を超えても逆子がなおらず「外回転術を受けるか受けないか」で悩むママは多いと思います。
ネットで調べると「外回転術のメリットやデメリット(リスク等)」が書かれていて「本当に外回転術を受けても大丈夫なの?」と不安になっちゃいますものね。
そこで今回、そんな妊婦さんの参考になるように私の「外回転術体験」を紹介しますね。
外回転術の具体的な方法やリスク、痛み、費用等について私の体験をまとめていますので、逆子がなおらずに「外回転術を受けるか受けないか」で悩んでいるプレママの皆さんはぜひ参考にしてくださいね。
【目次】
1、逆子を治す外回転術ってどんな手術?
2、外回転術のリスクは?痛みや失敗はあるの?
3、外回転術の費用は?保険は適用されるの?
逆子時の外回転術とはどんな手術なの?
まず私が「外回転術」を知ったのは、32週を過ぎても逆子が治らなかった時、通っていた産婦人科の先生から・このまま逆子が治らないなら帝王切開になる
・通っている産婦人科では帝王切開ができないので、総合病院へ転院となる
・総合病院なら逆子を治すために「外回転術」を受ける事ができるので、希望があるなら受けるように
との説明を受けた時です。
恥かしい話ですが、それまでは「外回転術」という言葉自体を知りませんでしたし「このまま逆子が治らないと帝王切開なのかなぁ。怖いなぁ」くらいの感覚でした(ちなみに、逆子体操は毎日行っていたのですが、私には効果がありませんでした)。
産婦人科のお医者さんからその話を聞いた私は、家に帰って「外回転術」についてネットで検索しまくったのですが、
・ものすごく痛かった
・痛い割には失敗する事も多く、受けた事を後悔した
・お腹をスゴイ勢いで押されるので、赤ちゃんへの負担が大きくリスクが高い
・赤ちゃんが逆子なのはへその緒が巻き付いているからで、無理に外から力を加えてなおそうとすると逆に危険
・実際に赤ちゃんが亡くなった例がある
等の書き込みを発見し、「へ?そんなに危険なら無理にしなくていいよ!ってか、外回転術って怖い((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」という気持ちになってたんですね。
この時点で私の中では「外回転術はしない!赤ちゃんは帝王切開で産もう」と思っていたのですが、転院先の先生の話を聞いて考えが変わりました。
外回転術のリスクや痛み、失敗する確率は?
あくまで私が受けた説明なのですが、私が転院となった総合病院の場合、・担当になったお医者さんの過去の外回転術成功率は「経産婦で90%」「初産婦で50%」くらい
・羊水の量が多く、お腹の張りが少ないママは成功しやすい(逆に羊水の量が少なく、お腹が張りやすいママは失敗する可能性が高くなる)
・成功しなかった例は「お母さんのおなかの張りが強くなって、途中で中止した場合」がほとんどで、母子共に容体が悪くなりそうな時は無理に胎児を回したりせず、すぐに中止する
・万が一何かあった時にそのまま「緊急帝王切開」ができるよう脊髄に麻酔を打ち、外回転術を行う
・が、過去に「緊急帝王切開」になった例は今のところ1件もない
・脊髄麻酔をしたうえでの外回転術なので、痛みは感じない
・へその緒は赤ちゃんに「ふんわりとかかっている状態」なので、外回転術でへその緒が巻き付いて赤ちゃんが危険になる可能性はほとんどない
・手術時間(赤ちゃんを回転させる時間)は5~10分程度。長引かせる事はない(逆に言えば、長引くようなら無理に回転させず、中止する)
・手術中は心電図やモニター、血圧計などを付け細心の注意をはらった上で行い、万が一妊婦や赤ちゃんに何か良くない変化があった時はすぐに中止する(もしくは緊急帝王を行う)
・手術は「朝入院⇒張り止めの点滴をうち、昼間に手術⇒念の為1泊母子の状態を確認し、翌日退院」という流れとなる
だいたいこんな説明を受けましたね。
で、私は経産婦になりますので、
・経産婦は90%以上の確率で逆子が治っている
・何かあったらすぐに手術を中止する(もしくは緊急帝王切開を行う)
この2点を考えると「胎児にほとんど影響がなく、仮に何かあってもすぐに対応できる状態で手術を行うから安心できる。しかも、成功率が高いな」と思いまして。
それで、外回転術を受ける事にしました。
あと診察をしてくれた先生が本当に親身になって、一生懸命説明を行ってくれまして。
「この先生なら信頼できるな。私と赤ちゃんの命を預けられるな」
そう思えたのも決め手の1つでしたね(*´ω`*)
やっぱり「信頼できる先生」じゃないと、手術って受けたくないですものね。
1泊2日の外回転術体験 痛みはあるの?
それで、実際に私が外回転術を受けてみた感想ですが「こんなに簡単に赤ちゃんって回転するんだ」
ってくらい簡単でした。
手術室に入り、麻酔を受けた後、お医者さんが赤ちゃんを回転させるのにかかった時間は5分程度でした。
麻酔を受けていたため、お腹を触られている感覚はありましたが、痛みは一切感じませんでしたね。
むしろ、手術自体よりも「術後に麻酔が抜けてしまうまでの時間」の方が長く、きつかったです(笑)
ちなみに「骨髄麻酔」についてですが、最初に背中の皮膚の表面に軽い麻酔を打ち、感覚を麻痺させてから骨髄に注射しましたので、注射の痛みもほとんどありませんでしたよ♪
ただし、脊髄麻酔の副作用(?)で術後2日後から軽い頭痛がしましたね。
横になって休んでいると落ち着くのですが、起き上がり行動し始めると首の後ろや頭がズキズキと痛みました。
病院に連絡してみると「脊髄麻酔後に頭痛症状が出る妊婦さんはたまにいる。できるだけ水分を多くとり、安静に過ごすように。もし頭痛が酷くなる場合はまた連絡して欲しい」との事でした。
水分を多めにとり、休んでいたら3日後には頭痛もなくなり、普通に生活ができるようになりましたよ。
脊髄麻酔を受けて外回転術を受ける妊婦さんは、術後「頭をできるだけ動かさないようにする」事を注意してくださいね。
よく考えたら、確かに術前にそんな説明を受けていたのですが、私、術中や術後に頭をきょろきょろと動かしちゃっていたので、それが悪かったのかなぁと思います(;^ω^)
外回転術の費用はどのくらい?保険適用になるの?
気になる「外回転術の費用」ですが、総合病院で1泊2日で術を受けた場合、保険適用で30,000円くらいの費用になりました。
ただし、この費用は「外回転術を受ける病院や産院」「日帰りか1泊2日か」「麻酔を行うか麻酔無しか」等によっても異なります。
産院によっては日帰りで5,000~10,000円くらいで外回転術を受けられる場所もあるみたいですので、詳しくは外回転術を受ける先生に話を聞いてみてくださいね。
逆子で外回転術 リスクや痛み、失敗はあるの?費用はどのくらい?まとめ
いかがだったでしょうか?私は幸い良い先生に巡り合えましたし、外回転術を受けて良かったと思っていますが、ここら辺は人それぞれですものね。
外回転術を受けるかどうかは先生の話をよく聞き、「あなた自身がどのようなお産を行いたいのか」等を考えて決められると良いと思います。
大丈夫!どのような結果を選んだとしても、「赤ちゃんのための選択」なら間違いはないですよ(*´ω`*)