特別養護老人ホームやデイサービス等の高齢者施設に勤めていると、毎日レクレーションがあり、職員は内容を考えるのが大変ですよね。
で、お年寄り向けのレクレーションには色々なものがありますが、室内で簡単に行えて、しかも「楽しみながら認知症予防」にもなるレクといえば、
頭の体操・・・ずばり「脳トレ」です。
が、なかなか自分では「高齢者が楽しめる脳トレ」を考えるのが難しいですよね。
そこで今回は「漢字と計算を使った高齢者向けの脳トレ問題」を集めてみましたよ。
「シニア世代が楽しみながら行える脳トレが知りたい!」「室内で簡単に行えるレクレーションを探している」という人はぜひ参考にしてくださいね。
【目次】
1、お年寄りが楽しく脳トレをするために
2、漢字を使った脳トレ問題
3、計算を使った脳トレ問題
高齢者が脳トレ問題を楽しむために気を付ける事
まず特別養護老人ホームやデイサービスで「脳トレ」を行う時に注意して欲しい事ですが、それは「高齢者が楽しく行える工夫をする事」です。
というのも、「漢字や計算問題のプリントをただ配って解いてもらう」という方法では、好きな人は良いのですが、そうでない人だと苦痛に感じる事があるからです。
私自身、子供の頃は「テスト」や「プリントの宿題」が嫌いでしたし、悪い点数をとると落ち込みました。
同じようにシニア世代も「プリントの計算」が苦手な人がいますし、場合によっては計算ができない事で「自尊心が傷つく」という事もあります。
ですので、レクレーションの時間にみんなで「脳トレ」をする時は、「ちょっと変わったクイズ形式」にしたり「手足を動かす体操脳トレ」にしたりして、
高齢者が楽しんで脳を鍛えれる工夫をしてあげましょう♪
もちろん、中には「計算プリント等が大好き!」という高齢者もいますので、そういった方には個別でプリントをお渡ししたりすると良いですね。
それでは、「お年寄りが楽しめる脳トレ」の問題例をみていきましょう!
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高齢者の脳トレ 漢字を使ったクイズが面白い!
脳トレの定番といえば「漢字を使ったクイズ」です。ルールは簡単。
いくつかの漢字(部首等)を組み合わせて「単語」を作るだけですよ~。
大きな模造紙や黒板に問題を書いて、みんなで考えましょう♪
「初級編、中級編、上級編」で難しさを変えて紹介していますので、利用者さんの状況に合わせて問題を選んでくださいね。
【初級編】
・口 + 一 = 日
・日 + 口 + 刀 = 昭
・ノ + 日 + 木 = 香
・十 + 丁 + 口 = 町
とても簡単な問題です。例題や最初の数問としてどうぞ~。
【中級編】
・日 + 一 + 大 + 青 = 晴天・王 + 斗 + 米 + 里 = 料理
・月 + 交 + 力 + ナ = 有効
・口 + ト + 玉 + 夕 = 外国
・米 + 少 + 石 + 唐 = 砂糖
このくらいになると、ちょっと難しいですよね。
頭の体操としては丁度良い難しさです。
【上級編】
・西 + 一 + 一 + 示 + 木 + 口 = 目標・心 + 土 + ノ + 一 + 口 + 刃 = 忍者
・一 + 月 + 止 + 言 + 一 + 口 = 証明
・大 + 土 + 西 + ウ + 八 + 火 = 煙突
・田 + 米 + 一 + ノ + ノ + 貝 + 川 = 順番
このレベルの問題になると、けっこう「ひねり」が必要になってきます。
最後の「とっておきの問題」としてどうぞです。
あと、「利用者の名前」をバラバラにして問題にするのも面白いですよ~。
答えが分かった時に「私の名前だった!」と言って笑いが起こります♪
ぜひ試してみてくださいね。
高齢者向け漢字脳トレはカードゲームにしても面白い♪
【★ufレク】#6『漢字てイロハ』〜認知症予防や発想力の向上に!子供から高齢者まで楽しめるレクリエーションを作ろう〜漢字で脳トレ!頭の 体操!
同じ「高齢者向けの漢字脳トレ」でも、上の動画のように「漢字の編が書かれたカード」を作って自由に漢字を考えるゲームにするのもおすすめです。
普通の漢字脳トレとはまた違った面白さがありますし、答えがいくつもあるので考えるのも楽しいです。
楽しみながら頭が柔らかくなりますよ(*´ω`*)
それにこの遊び方なら一度カードを作ってしまうと、その後も何回も遊ぶ事ができます。
少人数のグループでのレクリエーションにも最適ですよ♪
高齢者向け漢字脳トレ 超難問はコレ
https://youtu.be/jheNP7lwYaE「普通の漢字脳トレでは物足りない!」
そんな強者利用者さんがいる場合は、上の動画の「超難問脳トレ」を出してあげてください(笑)。
ちなみに私は一問も解けませんでした(ノД`)・゜・。
お年寄り向けの脳トレとしてだけではなく、「ちょっとした話のネタ」としてもオススメですよ。
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高齢者の脳トレ 計算問題は一工夫しよう!
最後に「計算問題を使った脳トレ」を紹介しますね。算数の計算だと普通に「1+3=4」とかでも良いのですが、それだとちょーっと面白さが足りないですよね。
そんな時は数字を「ひらがな」に変換してから問題を出してみましょう。
「ひらがな」で計算問題を解くだけで、普通にとくより頭の体操になりますし、何よりも利用者が楽しんでレクレーションを行う事ができますよ♪
【計算問題 初級編】
・ ご + に = なな
・ よん + なな = じゅういち
・ はち - さん = ご
・ きゅう - ろく = さん
【計算問題 中級編】
・ いち + さん + ろく = じゅう
・ はち + ご + きゅう = にじゅうに
・ きゅう - に - よん = さん
・ じゅうご - さん - ろく = ろく
・ にじゅうに - ご - はち = きゅう
【計算問題 上級編】
・ろく + なな - はち + に = なな
・じゅういち - ご - に + にじゅうさん = にじゅうなな
・さんじゅうよん + じゅうご - きゅう - じゅうに = にじゅはち
・にじゅういち - じゅうよん + ろく + じゅうさん = にじゅうろく
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いかがだったでしょうか?脳トレは頭を使うので、高齢者の認知症予防にもおすすめです。
ただし、普通の問題の出し方だと「楽しくない」と感じるお年寄りもいますので、利用者さんが「楽しい」と思えるような工夫を行うと良いですね。
少し工夫するだけで、とての楽しい脳トレになりますよ~(*´ω`*)