「篠原千絵の『天は赤い河のほとり』ってどんなあらすじなの?」
「『天は赤い河のほとり』のネタバレは?」
「結局、最終回はどうなるの?」
『天は赤い河のほとり(そらはあかいかわのほとり)』といえば、小学館『少女コミック』で1995年~2002年まで連載された超人気少女漫画ですよね。
単行本全28巻。第46回小学館漫画賞少女部門受賞をしている素晴らしいコミックです。
篠原千絵先生といえば、ホラー・サスペンス・ミステリーといった作品を描かれますよね。
私は篠原千絵先生を『海の闇、月の影』で知り、引き込まれるストーリーにあっという間に先生のファンになり、そこからほぼ全作品読み漁りました(笑)
そんな私が今回は篠原千絵先生の代表作である『天は赤い河のほとり』について簡単なアラスジやネタバレなどを紹介していこうと思います。
『天は赤い河のほとり』が気になっている人はぜひ参考にしてくださいね。
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天は赤い河のほとりのストーリーは?
ストーリー
現代から紀元前14世紀のヒッタイト帝国へタイムスリップしてしまった鈴木夕梨。普通の中学生だった彼女はユーリという名前で、次期皇帝と名高い第3皇子・カイル・ムルシリの側室となる。
戦の女神「イシュタル」として、王族間の陰謀や戦争に巻き込まれていくユーリ。
始めは現代へ帰ろうとしていたユーリだが、多くの試練をカイルとともに乗り越えていくうちに二人の間には愛が芽生える。
また「イシュタル」として活躍するユーリの名は次第に歴史に刻まれていき…。
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天は赤い河のほとりの登場人物は?
ユーリ(鈴木夕梨)
現代の日本で暮らしていた中学3年生(15歳)の少女。ナキアの呪いにより古代ヒッタイトへと召喚される。
ナキアから命を狙われているユーリを匿うため、名目上としてカイルの側室となるが、二人で様々な困難を乗り越えるうちにお互いを想い合うようになる。
最初の頃は現代の日本へ帰ろうとしていたが、帰るまではカイルのためになりたいとヒッタイト帝国の戦いの女神(イシュタル)として活躍するようになる。
非常に真っ直ぐな性格で運動神経が良い。カイルの足手まといにならないようにと剣術や馬術の腕を磨き、そうとうな腕前となる。
正義感の強さと優しさを兼ね備えており、身分にも拘らず誰に対しても公平に接するので民衆や兵士たたいから絶対的な支持を集めるようになる。
カイルの傍で知略も学び、戦場でも犠牲を出さない戦略で多くの結果を残し、戦いの女神『イシュタル』と崇められるようになる。
カイル・ムルシリ / ムルシリ2世
ヒッタイト国の第3皇子で次期皇位として最有力候補。戦いのない平和な治世を目指し、周囲の人望も厚い。
派手な女性関係を持っていた過去もあるが、正妃には共に国を治める器量を持つただ一人のみを迎えたいと考えており、その資質を持った女性を探していた。
成り行きでユーリを側室とするが、探し続けていた皇妃の資質をユーリが持っており、段々と皇妃に相応しい人物へと成長してく姿を見ているうちにユーリを深く欲するようになる。
しかし、当初「日本へ帰す」と約束しており、手に入れたい気持ちと日本に返したい気持ちとで葛藤することになる。
ナキア
シュッピルリウマ1世の3番目の皇妃。カイルの母親・ヒンティ皇妃を暗殺し、第1皇妃タワナアンナの位を奪っており、水の魔法を操る大神官でもある。
息子のジュダを次期皇帝にするため、ユーリを生贄として召喚する。
目的のために邪魔なカイルやユーリを陥れ亡き者にしようとするが…。
ウルヒ・シャルマ
ナキア皇妃の忠実な部下である神官。ナキアの望むままにカイルやユーリを殺めようとする。
ザナンザ・ハットゥシリ
シュッピルリウマ1世の第4皇子。カイルの異母弟であり、カイルの理想を理解している腹心でもある。ひそかにユーリに惹かれており、ナキアの呪いで操られユーリを自分のものにしようとしたこともあるが、正気に戻ったあとはカイルとユーリの仲を応援している。
キックリ
カイルの侍従。カイルに幼い頃から仕えており、カイルからも信頼が厚い。
カイルとユーリのために奔走しつつ、二人を見守り続ける。
ハディ・リュイ・シャラ
ハッティの三姉妹。ウルヒの企てでユーリを弟ティトを殺害した犯人と思い込み、暗殺を謀る。
しかし、真実を知ったあとはユーリに絶対の忠誠を誓う。
天は赤い河のほとり ネタバレ
一巻
中学3年生で15歳の普通の少女ユーリ(鈴木夕梨)。ある日、水の中から現れた手に引きずり込まれ、紀元前14世紀の古代ヒッタイト帝国にタイムスリップしてしまう。
ナキアから呪いの儀式の生贄として殺されそうになるユーリだったが、ヒッタイト国の第3皇子カイルにより助けられ、カイルの側室として匿わられることとなるが…。
二巻
この世界に来た時に着ていた服があれば現代に戻れると聞いたユーリ。自分の服があるだろうナキアの館へ使用人のティトと一緒に忍び込む。
どうにか服を取り持出したユーリだが、ナキアの罠にかかりティトが殺されてしまう。
そんな中、ユーリを現代へと戻す儀式が始まる。このチャンスを逃すと一年は戻れない。
しかし、ティトの仇を打つまでは現代に返れないとヒッタイトに残ることを決め…。
三巻
ナキアの企みにより、ユーリのせいで弟のティトが殺されたと勘違いさせられたハディら三姉妹は復讐のためにユーリを襲う。仮死状態にさせられズワに拉致されたユーリだったが、追ってから逃げ切ろうとしたところでティトの父親であるタロスと出会う。
ユーリが息子を殺した犯人だと思っているタロスは追ってと戦うことをユーリに強要する。
その際、たくさんの武器の中から一本のみすぼらしい剣をとるユーリ。
実はその剣には秘密があり…。
四巻
ヒッタイト帝国の第4皇子でカイルと親しいザナンザ・ハットゥシリ。ナキアの呪いによって理性を失ったザナンザはユーリを自分のものにしようと攫い、ヒッタイト帝国から逃亡する。
キッズワトナ国の町に着いたザナンザとユーリだが、なんと敵国であるミタンニ王国の兵士が町を襲い始める。
正気に戻ったザナンザは、この情報を知らせるためにユーリをカイルの元へと向かわせるが……。
五巻
ミタンニ軍が駐留する都市マラティア。難攻不落と呼ばれるマラティアを5日で落とすと宣言したカイルはユーリとともにマラティアへ向かう。
そこで側室に溺れるバカ皇子を演じるカイル。
兵を油断させ、無欠開城させる作戦だったのだが、この作戦が黒太子にばれてしまい…。
六巻
マラティア陥落に成功したカイル。だが、黒太子にユーリを捕らえられてしまう。
ミタンニ軍で黒太子の側室にされたユーリは後宮で青鹿の間だけは入るなと警告を受ける。
青鹿の間は入っただけで黒太子から殺されてしまう部屋だったのだが、もちろんユーリはそのことを知らない。
そんなユーリの元にカイルから手紙が届く。
手紙には「青鹿の間に来て欲しい」という言葉が書かれており、カイルを信じるユーリは疑うこともせずに青鹿の間に…。
七巻
ユーリを助けるために女官に変装して城の中へ入ることに成功したカイル。城内はミタンニ兵たちのクーデターで大混乱していた。
そんな中で自分の身を守ってくれた側室のナディアとともに残りの人生を穏やかに生きることを決めた黒太子はミタンニ王国の領地をカイルに譲る。
無事にカイルとともにヒッタイト帝国に戻ったユーリだが、日本へと戻る儀式が迫っていた。
カイルへの気持ちが高まり日本に戻ることを躊躇するユーリ。
カイルもユーリへの気持ちが膨らむが、引き留めることができずにすれ違う二人。
そんな中、カイルにエジプト皇女アンケセナーメとの縁談がきて…。
天は赤い河のほとりの最終回(28巻)は?
様々な困難を乗り越え、ついにタワナアンナの位を継ぎ、カイルの正妃としてヒッタイト皇妃になろうとしているユーリ。そんなユーリにカイルはプロポーズを行う。
カイルの真摯な愛の言葉に感動し涙するユーリ。
翌日、二人の婚儀を祝う人達が集まる。
そんな中、謎の体調不良に見舞われたユーリだが……。
*最終巻は番外編「キックリの一日」「カッパドキア奇譚」「オロンテス恋歌」も収録
天は赤い川のほとりの感想
本当に…本当に最後は良かったですよね。なんてたってカイルのプロポーズ…最高でした。
最初出てきた時はチャラい印象だったカイルが(スミマセン)、もうカッコよく、素晴らしかったです。(途中の焼きもちや嫉妬するカイルも個人的には美味しかったです)
篠原千絵先生の話はどれもストーリーがしっかりしていて、不思議な世界観に引き込まれていきますよね。
『天は赤い川のほとり』は歴史を元に描かれている話でもあり、読みごたえも抜群でした。
ユーリが少しずつ成長し、タワナアンナに相応しい資質を開花させていく姿が眩しく…当時読んだ時も面白かったのですが、今読んでも夢中で読むことができます。
何年たっても色あせない不朽の名作ですね!
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