天は赤い河のほとり外伝　ネタバレやアラスジ。二人のその後もわかる？

 

「天は赤い河のほとりに外伝があるって本当？」

「どんな内容なの？面白い？」

「アラスジやネタバレが知りたい！」

 

天は赤い河のほとりといえば、篠原千絵先生の代表マンガの一つ。

現代から古代ヒッタイト帝国へ召喚されたユーリが戦いの女神「イシュタル」として歴史に名を刻み、タワナアンナとしての資質を開花させていく話ですよね。

カイルとのラブも良かったですし、歴史ものとしてのサクセスストーリーも素晴らしかったです。

さて、この『天は赤い河のほとり』には実は外伝があります。

ファンとしては中身が気になっちゃいますよね。

 

というわけで今回は「天は赤い河のほとり外伝のネタバレ」についてご紹介。

 

天は赤い河のほとりファンの人はぜひ参考にしてくださいね。

天は赤い河のほとりの外伝とは？

天は赤い河のほとりには「外伝」と呼ばれるものがあります。

ルルル文庫の小説で現在５冊出ております。

篠原千絵先生自らが書き下ろしており、挿絵も篠原千絵先生のイラストです。

マンガが上手い人って小説を書かせても上手いですよね。

本当、篠原千絵先生はスゴイの一言ですよ。

さて、肝心の内容ですが、外伝と聞くとファンとしては「カイルとユーリのその後の話では！？」と期待してしまいますが、実はそうではありません。

ユーリがヒッタイトへ召喚される前のカイルの過去話になっています。

具体的に言えば、カイルと以下の４人の出会いや友情の話ですね。
詳しい内容は後から書きますね。

 

ちなみに「最終回後の話」になると、コミック最終巻（28巻）に収録されている「外伝」が未来の話になります。

「キックリの一日」「カッパドキア奇譚」「オロンテス恋歌」ではユーリとカイルの結婚後のお話ですね。

二人の子どもや孫まで出てきて、『天は赤い河のほとり』ファンとしては堪らない作品になっていますよ。

天は赤い河のほとり外伝　ネタバレとあらすじ

天は赤い河のほとり外伝１　〜魔が時代の黎明〜

カイルとユーリが出会う前。

カイルと異母兄弟であるザナンザが十代の頃のお話です。

カイルの母である皇妃･ヒンティが毒殺されてしまいます（コミックでもこの毒殺のことは少し触れられていましたよね）。

ヒンティの死に疑問を感じたザナンザ。

皇妃の地位を狙っているナキアが事件の犯人ではと疑い、単独で調査を行う。

しかし調査の途中、何者かにザナンザが襲われて…。

天は赤い河のほとり外伝２ 〜続・魔が時代の黎明〜

ナキアに捕らわれたザナンザを助けるため、ヒンティ暗殺の証拠を失ってしまったカイル。

ついにナキアが皇妃（タワナアンナ）になってしまう。

ナキアの陰謀で主要都市カネシュの暴動鎮圧に向かうことになったカイルとザナンザだが…。

 

ザナンザがカイルと肩を並べる帝国の双璧になる話。

個人的にザナンザ好きなので、とても嬉しいお話でした。

天は赤い河のほとり外伝３　～朔の月～

スピンオフのカッシュ編ですね。

カッシュ（１５歳）の妹テッサ（１３歳）が主人公です。

代官の息子に気に入られ結婚を迫られるテッサの元にカイルが現れて…。

 

カイルの淡い恋愛話を読むことができます。

ちなみにカイル、少年の頃から次期皇帝として達観した（？）恋愛観を持っていたようで。

「一人の女に溺れるようなことはしない」とか「身も心も焦がすような恋はいらない」とか言っていますが。

マンガでユーリに対する執着を知っている読者からすると、ふふふと笑いたくなっちゃいました（笑）

天は赤い河のほとり外伝４　～眉月～

スピンオフのミッタンナムワ編。

アルザワとクズルキュルで戦闘が勃発し、ヒッタイト帝国からの援軍として戦闘に参加するカイル。

戦闘中、敵将となっていた剣の師と再会し…。

 

ラストでミッタンナムワの衝撃の事実が暴露される今作。

最後のオチがもう本当にビックリ。驚かされました。

ミッタンナムワファンの人は絶対に読んでみて欲しいです！

天は赤い河のほとり外伝５　～上弦～

スピンオフのルサファ編。

旅一座に拾われ、親方から虐待されてきたルサファ。

虐げられる生活に嫌気がさし、逃走したものの雪道に行き倒れてしまう。

そこを偶然通りかかったカイルとザナンザに助けられ…。

 

実はこれ、途中で話が終わっています。

なので、外伝はあと一冊は出るはずなのです。

しかし、この外伝５が発売されてからもう10年…。

ずっと待っているのですが、続きが出る気配がありません。

篠原千絵先生。いつまでも待ちますので、いつか完結させて頂けたらと！

（でも『夢の雫、黄金の鳥籠』の連載も頑張ってください！大好き！）