保育園や幼稚園の卒園式に着物を着て行こうと思うママも多いはず。
でも気になるのが色や柄、帯ではないでしょうか?
せっかく清楚に決めようと思っていたのに、いつの間にか悪目立ちしている…なんてことのないように、選び方には気をつけましょう。
とは言え、どんな物を選んだら卒園式にぴったりと言えるのか分からないことだらけですよね。
そこで卒園式におすすめの着物の色、柄、着物帯についてご説明していきます!
保育園や幼稚園に卒園生の子供がいるママはぜひ参考にして、清楚な姿で卒園式に参加してくださいね。
卒園式の着物の色は?おすすめの色はこれ!
・失敗せずに悪目立ちしない色
卒園式などの行事で、着物を初めて着るという場合。まず思うのが「悪目立ちしたくない!浮きたくない!」ということではないでしょうか。
着物には慣れていて、着こなしもお手の物という人にとったら卒園式に着物くらい当たり前!となるでしょうが、初心者にとっては色選びから慎重になるはず。
そこで失敗せずに悪目立ちしない色をご紹介します。
それはズバリ、ブルー・グレー・薄めパープルのどれか!
また、ブルー+グレーで、青みがかったグレーなんていうのもよく見かけます。
一昔前は、黒の羽織で出るママが多かったようですが、最近では逆に目立ってしまいますのでご注意を。
ブルー・グレー・薄めパープルなら遠くから見て「奇抜!」なんて思われることはないですし、落ち着いた雰囲気を出せると思います。
ちょっと地味かも…と思う人は、これらの色にややパールの入ったものを選んでみてください。
色合いが鮮やかに見えるので、顔周りも明るくなりますよ。
・品格や華やかさを出せる色
無難さも大事だけど、品格や華やかさも出したい!そう思う人もいるはず。
そんな人にオススメなのが、パステルカラーの着物です。
特にきれいなのは、グリーン・ブルー・ピンク・ベージュ。
若さを出したい人は、イエローやオレンジもいいと思います。
卒園式というと、3月なので春をイメージして明るい色合いを入れてみるのもいいですよね。
パステルカラーなら優しい色合いなので、見ていてきついこともないですし、品格と華やかさの両方を出すことができますよ。
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卒園式の着物の柄は?紋付はOK?
・つけ下げor色無地がふさわしい!
卒園式などの正式な式典には、つけ下げや色無地の着物がふさわしいとされています。そんなワード初めて聞いた…という人もいると思うので、ここで少しご説明を。
つけ下げとは、着物を着た時に模様が全部上に向いているように描かれたもの。
色無地とは、その名の通り一色の色で染められている着物です。
この場合柄はなく、染められている色は黒以外のものであるという決まりがあります。
さて、つけ下げ、色無地、どちらを選べばいい?と迷うかもしれませんが、わたしのオススメは色無地です。
まず、つけ下げだと豪華になりすぎてしまう危険性と、その分お値段が上がってしまう場合が。
また、卒園式は子どもが主役の場。いちいち、「あなたの着物は柄が入っているの?」なんてじろじろ見てくる人はいませんよね。
だから、遠くから見て「着物で出席なんて、華があるわ~。」と思われるくらいの色無地がいいと思います。
実際、卒園式では色無地を着てくるママが多いみたいですよ。
・紋付の着物は着て行ってもOK?
家紋の入った紋付の着物を持っている人も中にはいると思います。せっかく仕立ててもらったのだから、活躍できる場面があれば着て行きたいですよね。
ですが、紋付というと、色はたいてい黒のはず。
もし紋付でも色無地という場合は、気にせず着ていけばいいと思うのですが、
紋付の黒無地だと、まるで喪服に見えてしまうので卒園式では浮いてしまうかもしれません。
そのため、紋付の着物を卒園式に着て行くのはあまりオススメできないです。
園によっては、フォーマルな服装で出席することを求めているところもあるかもしれないので、気になる場合は先生や、周りのママに確認してみるのもいいと思います。
卒園式の着物帯は何色が合うの?
・正式な礼装の帯とは
卒園式は、子どもが卒園することを記念した大切な日。周りに来賓の方もたくさんいるでしょうし、お世話になった先生方も見守っていることになります。
そんな正式な式典だからこそ、礼装をしっかり守ることが大事。
帯には、礼装用というものがあって、色は金色か銀色が正式なものとなります。
着物によって色を合わせたいと思う方もいるかもしれませんが、正式な色というのを覚えておくと失敗せずに済みますよ。
・卒園式に選びたい帯
卒園式に付けて行く帯としては「袋帯」か「名古屋帯」が一般的と言われています。袋帯は表と裏に別の生地を使って作られた幅およそ31cm、長さおよそ4m20cm以上のもの。袋状のつくりをしていることから袋帯と呼ばれています。
その袋帯はこちら。
結婚式や成人式に着物を着たことのある人は、この袋帯を付けていたはずです。
名古屋帯は、あまりお高く止まりすぎたくないな…という、ややカジュアル傾向の方にオススメな帯。
幅およそ30cm、長さおよそ3m60cmと、先ほどの袋帯と比べややコンパクトで軽い作りになっています。
その名古屋帯はこちら。
着物は初心者だから、あまりガチガチにしたくない…という場合はこちらの名古屋帯にしてみるのはいかがでしょうか。
注意してほしいのは、金糸を使った高級すぎるものが名古屋帯にはあるということ。
こちらにしてしまうと、かなり格式が高くなってしまい「あの人の帯、超豪華じゃない?」と会場で浮いてしまうことに。
「卒園式につける帯なんです。」ということをきちんとお店の人に相談しながら選ぶようにしてくださいね。
・結び方はお太鼓結びが一般的
卒園式などフォーマルな場面では、帯は太鼓結びが一般的です。袋帯の場合は、太鼓部分が重なる二重太鼓結び。
「幸福が重なっている」という点で、お祝いの席ではめでたいとされるんですよ。
名古屋帯の場合は、一重太鼓結びとなります。
よって、こちらの方がカジュアル感が高まりますよ。
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いかがでしたか。卒園式、着物で出るんだと思うとママもいつもよりはりきりたくなりますよね。
ただ、主役は子どもなので、子どもより目立って周りの注目を集めてしまうことだけはないように気をつけてください。
どれがいいか分からない!という人は、やはり色無地のブルーやグレーなどが無難だと思います。
特に着物初心者のママは、着物のマナーを知らなかったために恥をかいた…なんてことが起こらないようにしないといけませんよね。
子どもの成長を実感できる卒園式。
素敵なママとして参加できるよう、頑張ってくださいね。
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